勇者の末裔 (3)
2012/10/03 18:38 登録: えっちな名無しさん
綾子「え?何?とりあえずまたすぐ掛け直すから!」
電話を切ろうと思った瞬間すかさず祖母が話してきた
祖母「まて!切るんじゃない、話を聞きなさい、これは今起こってる事の話だ。そしてあんたと勇者の末裔にしか解決出来ない話だ」
祖母はこんな時に何を言ってるんだろう?
綾子「おばあちゃんまた伝説の話!?ゴメン、また聞くから今は〜」
祖母「いいから聞きな!私があなたに語った事は作り話でもなんでも無い、今起こってる事はなんだ?
魔物が次々と人々を襲っている。この状況とあんたに話した伝説は何が違う?
いずれ復活する魔王を倒せるのはあなたたちしかいない
だからしっかり子孫に伝えていかなければいけない話だったんだよ」
祖母はいたって真剣な声で語る
綾子「そ、そんな事……大体魔王なんてそんなおとぎ話みたいな事……」
祖母「じゃあ外で暴れてる魔物はなんだい?普通に考えたら魔物だっておとぎ話じゃないのか?、だが実際に今この世界に現れ破壊を繰り返している
これは現実で魔王はおとぎ話だってかい?
伝説の通り魔物はいたんだ、だったら魔王の復活が近いのはもう間違いない」
綾子「ちょっと待って、なんでその魔王や魔物が復活するの?昔聞いた話じゃご先祖様が封印したって…」
祖母「おそらく、良からぬ事を考えている輩だろう……
とにかく一刻を争う事態だ、あたしは今からそっちに向かう。夜には着くと思うから二人だけで話をしよう。その時に話さなければならない事をすべて話す、わかったね?
今はとりあえず家族の無事を確認するのが先だから早く連絡しな、それじゃ」
綾子「ちょっとおばあちゃん!?来るってこんな状況で…」
ガチャ、プー、プー、
綾子「どういう事なの…私にしか救えないって…
いけない!今はそれより祐介さんと蒼太よ」
その時玄関が開いてドタドタと凄い勢いで足音が迫ってきた
蒼太「母さん!大丈夫!」
リビングのドアを開けた途端息子が凄い勢いで言葉を放ってきた
綾子「蒼太!あなた無事だったのね!良かった……」
綾子は涙をこらえ蒼太を力一杯抱き締める
蒼太「母さんも無事で良かった…
痛た、ちょっ、ちょっと母さん痛いよ」
微笑みながら蒼太は言う
綾子は何よりも嬉しくて力を入れすぎてしまった
綾子「ゴ、ゴメンなさい!本当に安心してはしゃぎすぎちゃった」
蒼太「それより父さんは!?」
そうだった、まだ安心しきってはいけない、そう思い綾子は会社に電話しようと思ったがもう会社も終わっただろうと思い祐介の携帯に電話した
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