親からの愛情不足が恋愛に与える影響
2012/10/21 18:13 登録: えっちな名無しさん
親からの影響であなたの人生のすべてが決まることは、決してありません!
■幸せ絶頂の彼女が抱えていた問題とは?
昨年の夏に恋愛相談を受けた27歳の女性から、先日、結婚が決まったと報告がありました。彼女は、後に最愛のパートナーになる男性と、初めて二人だけで食事に行った直後に話を聞かせてくれました。彼との未来がどうなっていくのかが彼女にとっての大きなポイントでしたが、彼女は自分を見つめ直すことで、彼が最愛のパートナーになるんだという確信を得たようでした。
それから、アッという間に付き合い始め、その後もスムーズな関係が続いていきました。彼女と会うたびに順調に交際が進んでいるという報告をもらっていたので、プロポーズされたと聞いてうれしく思いました。今は幸せ絶頂の彼女ですが、実は彼と出会うまでは、ある幼少期のトラウマがきっかけで、「幸せな結婚」がイメージできずにいろいろな問題を抱えていたのです……。
■親の離婚がもたらす、幸せな結婚への障壁とは?
彼女が幸せな結婚を手に入れる自信がなかったひとつの要因に、両親の離婚がありました。小学校3年生のときに彼女の両親は離婚しましたが、その原因とは、彼女の父親が不倫によって家を出て行ったことでした。彼女はその数日前に、まさに同級生から離婚というものが何かを聞き、子供ながらにビックリしたそうです。その直後に自分がその当事者となるのですが、その事実を知らされて、非常に大きなショックを受けました。さらにその理由が、父親が知らない女性とともに、自分たち家族を置いていくことだったため、大きなトラウマとして残ってしまいます。
彼女は幼少期の大事な時期に父親から愛情を十分に受けなかったため、その後も自分の恋愛に対していつも否定的で、男性というものは必ずいつかは離れて、去ってしまうものであるという刷り込みがされてしまったのでした。だから彼女は常に、自分が異性から愛されることを信じられず、その不安におびえながら大人になっていきました。
幸せな恋愛ができない女性のなかには、彼女のように幼少期や思春期のトラウマの影響によって多くの思考のブロックを抱えたまま成長している人がいます。両親の離婚に関わらず、浮気、不仲、子供への無関心、さらにはしつけが厳しいことで生じる精神的不安や親からの支配など、彼女と同じように恋愛に対していつも不安を抱えたり、男性に対して不信感を持ってしまうことがあります。その結果として、自分自身が幸せな結婚すること自体を怖がったり、否定するという心理状態になってしまいます。
今回の女性をモデルに、どのようにその心のブロックを克服して自ら結婚へのイメージを書き換え、幸せな結婚を手に入れたのかを、皆さんにお伝えできたらと思います。
■10代で見た幸せな家族像が未来を変えた!?
実は私自身も、10歳のときに両親の離婚を経験しています。今でこそ離婚は珍しいことではないですが、当時はまだポピュラーではなく、子供にとって親がバラバラになることはショックでした。子供心に学校のクラスメイトにはそれを隠しておきたい気持ちもあり、気持ちを整理させるのも大変だったことを今でも覚えています。
だから私の場合は、一番父親の影響を受けるであろう小学校の多感な時期に、父親に遊びに連れて行ってもらったり、家族旅行に行ったりなどの楽しい思い出が残念ながらありません。
ありがたいことに、私はその影響をネガティブな方ではなく、ポジティブな方へと自分なりに転換していくことができました。その大きな理由として、親の離婚によって逆に自立が早まったことや、思春期に音楽などの夢中になれる趣味にどんどんハマッていけたこと、そして当時の友達にも恵まれたことが大きかったと思います。
その後、子どもに対して負い目があった父親が、16歳のときに私の夢であったアメリカ留学をさせてくれ、それが私の人格形成において大きな影響を与えてくれたのでした。
結婚しても約半数が離婚すると言われているアメリカでは、当時でも親の離婚は日本よりポピュラーでした。その子供たちもネガティブな感じではなく、明るく自分たちの家族環境についてオープンに話していました。その一方で、典型的なアメリカの仲良し家族のなかで育った同級生たちは、映画の世界のように、両親との再会や別れのときに、ハグやキスを当たり前のように行っているのです。それを真近で見たことが、私にとって憧れの家族の光景として心に刻まれました。
個人的な話で恐縮ですが、私は子供たちといっぱい家族旅行に行き、自分が見たようにハグやキスをし、言葉で「愛してる」ときちんと伝えます。実は子供たちを通じて、自分が経験できなかった幼少期の寂しさを自ら取り戻しているのだと思います。
■固定観念を書き換えることで幸せな結婚を手に入れる!
前述の彼女と最初に出会ったとき、私の結婚観を聞いた彼女は「どうすれば自分が持っている結婚に対するネガティブなイメージを書き換えることができるのか?」と質問しました。彼女はすでに大人であっても、当時の影響で自分に幸せな結婚ができる、またはそうなって良いんだというイメージがなかなかできなかったようです。
なぜなら、自分の両親の離婚する過程が鮮明に残り、自分たちを残して出て行った父親に対する不信感によって、すべての男性は父親と同じように、結婚しても浮気や不倫をするものだと固定観念を作り上げてしまっていたからです。
それは単に自分が生み出した間違った固定観念です。それを克服するには、自分自身が幸せになることに対して前向きにイメージすることです。
先にも述べたように、両親の離婚に限らず、父親がとても厳しくおびえていた、または自分にまったくの無関心だったりと、父親からの愛情を十分に受けずに育った女性は多いと思います。良くも悪くもその影響は受けても、皆さんが幸せな結婚生活を送ることとは、まったく別問題です。だからこそ、まずは自分自身が理想のパートナーと出会い大切に愛される、そして幸せな結婚生活を送ると信じることが大切なポイントになってきます。
All About - 10月21日 09:30
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