年上の女の子と映画

2005/10/16 23:08 登録: ザナドゥ

人妻と関係を持った話です。
でもエッチシーンを書いてないのでごめんなさい。読み飛ばしてください。

出会いはソーシャルネットワーキングmixi。
同じ県民ののコミュで知り合い、映画の話で仲良くなって、
Nanaを一緒に見に行くことになった。
mixiで知った情報では、結婚4年目で29歳O型、だんな様は少しだけ年上、子供はまだなく仕事を続けているとのこと。
ちなみに俺は24の会社員です。

彼女(ハンドル名:ゆっきん)の仕事の都合で8日後の月曜に会うことになった。
月曜ってなんでだろう。職業が少し気になった。
風俗?いや、結婚してて風俗はないよなぁ。ただ単にパートで仕事してるだけか。
深く考えないことにした。
彼女のほうは、こちらが休みが土日だけということを知っているので、夕方に俺の住んでるA市の映画館で会いましょうと言ってくれた。
いいのかな、そんなにあわせてもらって。
だが、彼女のいるR市まで車で行ってたら遅くなりすぎるので、A市で会うことに。
でも車で仕事に行っているので駅で彼女を拾ってから映画に行くことに。

前日。
日程を決めてから日記にコメントは入れるものの、約束についてまったく触れていなかったため、
彼女から
「明日、A駅前7時でいいんだよね?」
とのメールが。
このダメ人間がっ。
まったく気遣いのない俺。当日もそつなく対応できるか不安になってきた。
すぐにOKの返信を打ち、自分の顔写真をつける。
mixiをしながら待つこと約1時間、
彼女からも顔写真が。
...
あれ、ちょっとかわいい。
なんか自分的にストライクゾーンな気がする。
あまり気合入った感じの写真じゃなくて、リラックスした感じなのも好感が持てた。
そんなに一般受けする感じではないと思うが、泣きぼくろと染めてない感じの髪が好み。
誰に似てるだろ。
ゆうこりん?それはあまりにも言い過ぎか。
取り消し。
とりあえずちょっと丸顔で、かわいい系寄りのお顔です。
あまり期待してなかった分、明日がにわかに楽しみになったしちょっと緊張してきた。

当日(月曜日)。
俺は6時過ぎに仕事を終わらせてから車で駅へ。
ちなみに車はVitzというへたれっぷり。
着いたのは7時過ぎ。ちょっと遅刻。
路駐して駅前まで行き、メールでお互いの所在を確認してご挨拶。
俺「あ、ゆっきんさんですか?」
ゆ「はい、はじめましてー」
にっこり微笑む彼女。うう、癒し系。
少し長めの髪をラフに後ろに持って行ってピンとゴムでまとめて、「横幅の広い洗濯バサミ」と「クシ」を合わせたようなやつでちょんまげに(ファッションはボキャブラリが追いつかん)。
服装は、胸の下をゴムで縛ってある白のキャミソール?に薄い青のニットを羽織ってて、スカートはニットよりちょっと濃い青で、レイヤーの入ったひらひらしてる薄い素材のやつ。
何で結婚してるんだよ。
彼女が映画の放映時間を調べておいてくれた(俺はまったく考えてなかった)のだが、Nanaの放映まで一時間くらい開いてしまっているとのこと。
俺「どうしましょっか」
ゆ「ちょうどいい時間ができたからご飯食べにいこっか」
俺「あ、いいっすね」
との会話を交わして、近くにあるガストへ。
となりに女の子が乗ってる。感動。
このままドライブに行っちゃいたい。
「ゆっきんさん」というのが発音しづらかったので、思い切って「ゆっきん」と呼び方を変える。
A型な俺にしては年上を呼び捨てるのはかなり勇気がいった。
ガスト内では、あまり家庭のことは聞かなかった。触れてはいけないかなぁと思って。
なので話は無難に仕事のほうへ。
俺「お仕事何なさってるんですか?」
ゆ「あれ、言わなかったっけ。看護士だよ。」
冷や汗をかいた。もしかして日記に書いてあるのを読んでなかったか?
言われてみるとそれらしい記述もあったような気がするが、話をするようになってからは「看護士」「病院」というワードはなかったはず。と自分に言い聞かせる。
仕事の大変さを説かれたが、少し専門用語が出てきた時点で俺にはお手上げだった。
店内でアクセサリがあるのに気付いた。女の子だなぁ。
クビには月の形をしたネックレス。右手には時計(多分カルバンクライン)。左手には指輪が2つ。
一つはもちろん結婚指輪(´_`;)。エッチするつもりはないから気にしないことにする。
そのままお互いの仕事の話をして一時間が過ぎる。
話を広げられなかった。
バカな俺。
出るとき、代金をやんわりと割り勘にされる。
ますますダメな俺。
だが、ゆっきんがすごいやさしい人だってことがわかったし、俺のテンションがほぼMAXまで溜まったのでよしとする。

映画館へ。
ちょっと混んでた。8時だぞお前ら。
まぁ、公開してから大した経ってないから仕方ないか。
二人で飲み物(俺は+ポップコーン)を買って席へ。
ちょっと後ろのほうの真ん中らへん。
本編が始まるまでちょっと会話。
ゆ「予約制だから席取ってからご飯食べにいけばよかったね」
俺「いや、俺がネットで予約しておけばよかったんすよ」
ゆ「あはは、別にいいよ。そこまでしなくて。」
俺「そういえばゆっきん、このあとどうするんすか?」
ゆ「ん?」
このときの、小悪魔的に俺を見るゆっきんの顔は印象的だった。
少し期待してしまって心拍数が上がる。
俺「あ、いや。これ終わったら10時じゃないですか。電車で帰るんですか?送りますよ?」
ゆ「あ、いいよー。そこまでしてもらわなくて。」
俺「え、いや」
送りますよ、と言おうとしたのだが「旦那に迎えに来てもらう」という考えが思い浮かび、何も言えなくなる。
少し沈黙。
聞くタイミングを逃してしまった感じで聞けなくなる。
ゆ「いざとなったらR駅からタクシーで帰るから」
俺「え?いや、送りますよ。」
ゆ「ん?ふふ。まぁ、それはあとで考えよっか。」
あとから考えるなんてことは出来ず、Nanaが始まってからもしばらく考え続ける俺。
もしかして帰れなくなってもいいってことか?
いや、でも指輪してきてるし。
etc,etc...

見終わって。
俺「うあ、もうまっくらっすねー。」
ゆ「そだねー。」
俺「つかれたー。」
ゆ「わたしもー。なんか腰に来るね。」
ゆっきんによると、途中で終わってるってことも考慮に入れると満足行く出来だし、主役の二人もよかったが、脇役が不満だったとのこと。なんか気にくわんらしい。
ゆっきんとNana話するためにも読んでおけばよかったかなぁ。
俺は実は漫画を読んでいないので、そんなに不満は持たなかった。あとLarc-en-Ciel好きの俺としてはグラマラススカイがすごくよかった。感動。今度カラオケで無理して歌ってみたい。
とりあえず駐車場まで。
ロックを解除し、助手席のドアを開ける。
ゆ「あ、ありがとー」
バタンッ。
運転席側に回り俺も座ってドアを閉める。
バタン。
...
どきどき。
もう夜になると涼しくなってきていて、車の中はそんなに蒸さない。
キーは挿したまま回さずに深呼吸。
ふーっ。
実は映画の途中から俺らは手を握っていた。ポップコーンも一緒に食べたし、最後は二人とも寄り添う感じで肩が触れ合っていた。
キスしようとしなかったのは俺がへたれだから。
なので、ここで今一度精一杯のトライ。
ファイト。
俺「...ゆっきん、これからドライブにつきあってくれませんか?」
沈黙。
やばいな、なんか切り出し方をミスった感じ。
俺の方を見てからちょっと笑うゆっきん。
フロントウインドウとコンクリの壁しかない前を見て。
ゆ「どうしよっかなー」
う。
頑張れ俺っ。
俺「じゃあOKってことで」(「ダメッすか?」じゃないところが頑張ってる)
ゆ「あはは、なにそれぇー」
俺「お願いしますっ!」
ゆ「んー」
俺「マズイっすか」
ただでさえもう遅いですよね。
さすがにご主人はもう帰宅してますよね。
こんなに遅くなったら怪しまれますよね。
さらにドライブだなんて無理言ってごめんなさい。
っていうかなんて言って出てきたんだ?
こんなに遅くなる言い訳って何だ?
とかまた思考が高速でデフレスパイラル的にループしつつネガティブに向かう。
多分一秒も経ってなかっただろうが。
ゆっきんが吹き出すように少し笑ってから、笑顔のまま下を向く。
白猫の皮をかぶった黒猫、というイメージが浮かぶ。
ゆ「いいよ?今日と明日出張だから」
...
「いいよ」はOKって意味だと思うが、そのあと何ていった?
出張?
誰が?
さっきからすごい世界がスローモーションだ。思考がついてこないしのどが渇く。
下を向いたまま、かわいい流し目で僕の顔を盗み見る。
え、それってつまり
俺「まっ、マジで!?」
また吹き出す彼女。
俺「ゆっきん!」
ゆ「ふふっ!なぁに?」
俺はそのときすごい微妙な顔だったはず。
ゆっきんは「何その顔」というような顔で笑ってる。
そう言う彼女の頬はピンク色。
ハンドルを握る手が汗だらけなのに気付いたので、ズボンで拭ってから彼女の頬に触れる。すごい熱い。
柔らかい。
見つめあう俺ら。
自然とお互いの顔が近づく。
お互いの唇を見つめる。
彼女が薄く目を閉じる。
俺は首を傾けて、ついにキス。
唇が熱い。感触を擬態語で表すと「むにゅ、むにゅ」。
俺の胸に添えられた左手からもすごい熱が伝わってくる。
あぁ、もう彼女の全部が熱いんだな、とか考えて、彼女のアソコを想像してしまう。
彼女の鼻息が漏れ、俺の顔にかかる。

口を離してからは、堰を切ったようにハイスピードだったと思う。
俺は心拍が早すぎて口で息をしてた。
キーオンしてテンポの速い洋楽にCDを変える。シュガーカルトですが。
体温がすごい上がってたのでエアコンもON。俺のほうのサイドウィンドウが曇ってて笑ってしまった。
手をつないで駐車場を出る。初めてオートマだったことに感謝した。絶対に放したくなくて、ずっと片手で運転。
彼女は恥ずかしそうにしてるのかわからんが、手はつなぎつつも窓の外に目をやり、こっちを見ようとしない。
その様子を見て、ゆっきんの旦那のことが頭をかすめる。あ、ゆっきんも旦那のこと考えてるのかな?とか思ったが、もうそんなことを気にする雰囲気ではなかった。
せっかくゆっきんが決意してくれたのに、俺が気にしてたらゆっきんに失礼だとか、無理矢理こじつけて自分に言い分けのように思考を巡らせる。
さっきまで夜景の綺麗なコースとか考えてたが、もうドライブって雰囲気でもない。
直行でしょう、これは。
2車線の通りを右折して、ホテルの並ぶ細い路地へ入る。
俺「どこら辺がいいっすかねぇ」
と言うと、ようやくゆっきんが前を向きけだるそうにしゃべる。
ゆ「んー、どこでもいいよー」
俺「んー」
とか選びかねてしばらくうろうろしてると、彼女がちょっと元気になった感じで指差す。
お目当ては白いお城をイメージしたホテルらしい。
ゆ「あ、あそこがいい。あそこにしよっか。」
俺「了解です、姫」
なんか俺としては機転が利いてる感じのコメントだったと思う。
そういえば「〜しよっか」ってゆっきんの口癖なのかも。
今書いてて思った。

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9時。
「あ、広報部の堺ですけども。あ、佐藤さん?」
翌朝、風邪を理由に会社を休む俺。
ホテルから。裸のまま会社の女性と話をするのは何かのプレイのような気がしてくる。
電話を切り、ソファの上に放り投げる。
今日は彼女を送るかたわら、昨日キャンセルされたドライブに向かおうかとか考えながら、となりでにやにやしてるゆっきんを抱きしめる。
幸せ。つかの間だとはわかってるけど、それでも。

(・∀・): 85 | (・A・): 62

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