大杉栄、十歳の時のお話
2012/11/14 00:52 登録: えっちな名無しさん
関東大震災で甘粕正彦に暗殺された大杉栄、その自叙伝より。
お花さんは僕とおない年か、あるいは一つくらい年下だった。ほとんど毎日僕の家に遊びに来た。
そしてたいていは、妹らと遊ばずに、僕とばかり遊んでいた。
みんなで一緒に遊ぶ時には、よくみんなが炬燵にあたって、花がるたかトランプをして遊んだ。
そんな時にはお花さんはきっと僕のそばに座を占めた。お花さんの手と僕の手とは、折さえあれば、
炬燵の中でしっかりと握られていた。あるいはそっとお互いの指さきでふざけ合っていた。そして二人で、
お互いにいい気持ちになって、知らん間にそれをほんとうの(三字欠)びに使っていた。
が、お花さんも僕も、それだけのことでは満足ができなかった。二人は、二階の僕の室で、よく二時間も
三時間も暮らした。そしてそこでは、誰に憚ることもなく、大人のようなことをして遊んでいた。
大杉栄、十歳の時の素顔である。(三字欠)は中公BIBLIO版のママ。
ちなみにこの後、名古屋陸軍地方幼年学校の修学旅行において、後輩を掘っている。
出典:☆信じられないが、本当だ
リンク:http://www.sinzirarenai.com/persons/japanese2.html
(・∀・): 20 | (・A・): 15
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