水道水が飲めるかどうか

2012/12/29 06:21 登録: えっちな名無しさん

http://moemoe.mydns.jp/view.php/33852 を見て思ったこと。

水道水の「カルキ」や「塩素」に悪いイメージを持っている人もいると思う。
カルキ臭くてまずいとか、金魚や魚を飼うのにカルキ抜きをしないといけないとか。

でも、水道水に残留塩素=次亜塩素酸ナトリウムを入れるというのは、人類の歴史の中でもすごい発明だったことは知っておいて欲しい。ある程度のろ過をして、次亜塩素酸ナトリウムを数%程度入れるだけで、何kmも水道管を通った水をちゃんと飲める清潔な状態に保つことができる。日本にいるとそれは大したことに思えないかもしれないけど、実はすごいことなんだ。

日本各地の市役所の水道局の人たちも、「蛇口から飲める水道水をおいしくしたい」という想いがあって、残留塩素の量を減らすことを考えたことがある。でも、実験をしたところ、今定められている基準より残留塩素を減らすと雑菌が繁殖してしまって、安全性を保てないことがわかった。だから基準がそのまま維持されることになった。

「日本人は水と安全はタダだと思っている」という有名なフレーズがあるけど、そのまま飲んだり料理に使える安全な水を現在の水道料金で提供するには、それなりの技術が使われていて、安全性を確保した上でできるだけ「おいしい水」を提供したいという技術者の人たちが頑張っているということを知って欲しいと思う。

そしてそれは日本以外でも一緒。アメリカでもイギリスでも、ほとんどの地域で水道水は飲める。シンガポールなんて、国土に降る雨の量が限られてるから、あらゆる水(下水や海水など)を物凄いコストを掛けて処理して、飲める状態にして国民に提供している。そういう国家を除外して「水道が飲めるのはたった13カ国」みたいな無意味なデマを拡散するのは、「安全でおいしい水が飲めるようにしたい」という関係者の「想い」をバカにする行為だと思う。

出典:オリ
リンク:オリ

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