<働きアリ>2割程度は「働かず」
2012/12/31 02:08 登録: えっちな名無しさん
<働きアリ>2割程度は「働かず」 集団維持の仕組みか
毎日新聞 - 12月29日 11:14
働きアリの集団の中には常に2割程度の働かないアリがいて、働くアリだけのグループを作っても必ず働かないアリが出ることを、長谷川英祐(えいすけ)・北海道大大学院准教授(進化生物学)らが証明した。「働かないアリがいれば、別の仕事が生じた時にすぐに対応できる。仕事の効率は下がるが、集団を維持する巧妙な仕組みではないか」と推測している。
日本動物行動学会の「ジャーナル・オブ・エソロジー」1月号に発表した。長谷川准教授らは、体が大きいなどの理由で観察しやすいシワクシケアリを北大の苫小牧研究林(北海道苫小牧市)で採取し、働きアリ150匹と女王アリ1匹のコロニー(一族)を八つ作り、人工の巣で飼育。色を付けて識別した各個体の動きを観察した。
その結果、卵の世話をするなどの仕事量にばらつきがあり、どのコロニーにもほとんど働かないアリが約2割いた。働かないアリだけ30匹集めると、うち約2割が働かないままだが、残りはよく働くようになった。よく働くアリだけを集めて新たなグループを作っても一部は働かなくなった。仕事の熱心さに年齢などは関係なかった。
人間社会のように集団に指示するボスはいないが、自然と働くものと働かないものが出る。長谷川准教授は「働かない『働きアリ』が集団維持にどのように貢献しているのか今後明らかにしたい」と話している。【大場あい】
【投稿者のコメント】
皆さん、このニュースを読んでさまざまな感想をお持ちだと思います。「そんなことぐらい前から知ってたよ」とか「働かない奴は”別な仕事が生じた時”になっても働かないだろう」とか「アリさんの自宅警備員乙」とか。
でも私が抱いた感想はそれらとはちょっと違います。私が一番ハッとさせられたのはアリが働いているかどうかの定義が「卵の世話をするなどの仕事」となっていることです。卵の世話、つまり、子孫をのこし、育てることが最大の仕事というわけです。
このことにドキッとしました。ひょっとしたら人間も、同じでは?と思いました。
私も高齢独身でして、ちゃんと仕事はしていますが、結婚の予定はおろか、かなり長いこと彼女すらいません。仕事を通じて社会参加・社会貢献しているつもりになっていますが、本当の仕事とは子供を作って育てることなのではないかと、この記事を読んで思いました。アリに限らず、すべての生物はそのために生きているとさえ言えますね。
人間も例外ではなく、いろいろと生きる意味や目的を賢い人が説きますが、つまるところ、人間の目的も他の生物と同じく、子孫を残すこと、繁栄させることではないでしょうか。あらゆる産業も学究も経済活動も究極的な目標は社会のため、人類のためですよね。その社会、人類とは、我々の子孫とほぼ同義であることは火を見るよりも明らかでしょう。
話を元に戻しますが、どんな偉業を成し遂げたとしても、子孫をのこさなければ、仕事をしたとはいえないのではないかと。そんなことを考えてしまいました。みなさんは、どう感じましたか?
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