夏の夜の老婆
2013/02/01 22:48 登録: えっちな名無しさん
ある夏の草木も眠る丑三つ時のことである。
私は一人で人里離れた山道に車を走らせていた。すぐそばで気味悪い獣の鳴き声がする。
私はこわくて一心に車を走らせた。と、そのときである。前方にだれか立っているのを発見した。
それは、一人の老婆であった。
私はなにか薄気味悪いものを感じながらも、ふもとまで乗せてくれ、と言われるままに、それに応じた。
もうどのくらい走っただろうか。老婆はあれっきり一言もしゃべらない。
ふと、うしろから生あたたかい風が吹いてきた。
私は不思議に思い、バックミラーをのぞいた。すると、さっき乗せたはずの老婆がいない。
「ギャーッ!」
私はあわてて車をとめた。
そして、うしろをふりむくと・・・・・・老婆はしゃがんで新聞紙の上にクソをしていた。
出典:天
リンク:才
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