ｱﾙﾊﾞｲﾄ

｢やあﾒｱﾘｰ｣ ｢あらｼﾞｪｲｸ､珍しいわね､こんな時間に｣ ｢すまないね､毎回毎回｡いい加減､やめようとは思ってるんだけどね｣ ｢気にしないで､ｼﾞｪｲｸ｡それに……｣ ｢それに？｣ ｢私だって､まんざらじゃないのよ｡｣ ｢そうかい？それならお願いするよ｡ほら……もうこんなに固くなってるんだ｣ ｢うわぁ､美味しそう｡｣ ｢最近出してなかったからね｡｣ ｢……ねえ､ちょっとだけここでしない？｣｢えっ､店までもうすぐだし､それに……ここ車の中じゃないか｡｣ ｢だって私だってこんなもの見せられたら､固いうちにしときたいの……｣ ｢しょうがないな……まぁ僕も頼んでいる身だしね｣ ｢ありがとうｼﾞｪｲｸ｡ｱﾚ､取ってくれない？｣ ｢ちょっと待って､どこにやったかな｣ ｢やだ､そこのｽﾌﾟｰﾝ入れのなかよ｣