英国での実話
2005/11/26 17:50 登録: えっちな名無しさん
今から十年くらい前かな、会社の研修でロンドンに3日間行けって言われて、英語苦手だから嫌だって言ったんだけど駄目って、英語ができる友達も一緒だからって言われて、仕方なく行きましたよ。
まあ、それは仕方がない。何せ当時はサラリーマン。
ロンドンで中の上くらいのホテルに泊めて貰って、日中は研修で夜は友達の案内でロンドン満喫、それはそれで良かったんだけどね(日中は頭痛かったけど)。
最後の研修が終った翌日が土曜日、友達とは一日遊んで日曜日の飛行機で帰ろういうことで、土曜日はゆっくりして午後から観光っていう予定にしてたんだ。
ただ私は早起きなんで6時には起きてて暇、10時になって前日友達と行ったスーパーマーケットでも覗いてみるかと市街に繰り出した。
ホテルを出て、しばらく歩いて信号待ち。
何かマッチョで鎖じゃらじゃらのお兄さん二人がこっちに向かってくる。一人は茶色の髪でシャギー、もう一人はブルネットで上に向かってツンツン。
やばいなぁと思っていると、二人私の正面。
金髪が「あんた日本人?」
「そうです・・・・・・」
「あ、そう。俺ら昨日タトゥ入れたばっか。日本の文字の。でも意味分かんないんだ。教えてよ」
って、右腕をまくる。
日本の文字って・・・・・・ああ漢字か・・・・・・んん「忍者」・・・・・・まあいいじゃない。
「忍者って分かりますか?」
「ニンジャ? 何それ?」
説明が難しいな。まあここはあっさりで良いだろう。
「ええっと、昔の日本のスパイです」
「え、スパイ」
むふふ、って感じで結構満足そう。良かった。
で、ブルネットのツンツンが腕まくって「俺のは?」って・・・・・・固まったね。
「尿」
おい、これタトゥだろ、入れ墨だろう。何入れてんだ。
変な汗が出ましたね。
何か額から零れたりして、手でぬぐったりして。で気付きましたよ。
「うん。身体から出る水分」
ツンツンはきょとんとして、私の手を見る。
「ああ、汗ね。それは英語では汗っていうんだ」
と言いながら、顔は引きつっていた。
二人は「じゃあ、ありがとね」といって去っていったが、ツンツンの後ろ姿は悲しそうだった。
いや、嘘は言ってませんよ。ただ「尿」を英語で何て言うのか知らなかったので。
でも知ってたら死んでたかも。
で、信号が変わったので気を取り直して、楽しい一日挽回って感じで渡ることに。
向こうから可愛い娘、155センチくらいかな、ブロンド、やや丸顔(ちなみに英国ではウけないらしい)、胸は大きい(これも大きすぎるのでウけないらしい)、もろタイプ・・・・・・でも胸に大きくプリント、
「糞」
駄目だ・・・・・・ホテルに帰る。今日は駄目・・・・・・沈みきった日でした。
意味も分からず漢字を使うな!!
いや、当時ロンドンでは漢字が流行っていて、Tシャツに漢字プリントなんてのが、結構歩いていたわけで、しかも漢字っぽいけど、こりゃんなんだてのもいて。漢字を図形としてみているから、こんな漢字ねぇーだろうっていうのもあったわけだね。
でもこれは凄かった。
あと肉感的な女の子がジーンズの後ろに「尻」って刺繍、正しいんだけどウけた。

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