淫虫処刑

2013/03/25 21:43 登録: えっちな名無しさん

「被告を、淫虫の刑に処す」  

 裁判官は私に無情な判決を下した。
 
 この国では、魔術を悪用した者に対しては、厳しい罰則が与えられる。
呪術師の家系である、ただそれだけで私には女が恐れるもっとも恐ろしい刑罰が下された。
 
 淫虫の刑。
それは、生きたまま棺に入れられ、その中に無数の淫虫を放たれ、全身を虫に永久に凌辱され続けるというもの。
受刑者は魔術で死ぬことすらできない身体にされ、棺は土深くに埋められる。
二度と掘り返されることはない……。
 
 私の膝が震える。
裁判にかけられた時点で死は覚悟していた。
しかし、死より過酷というこの刑罰。
これがどのようなものか、正直、恐ろしすぎて想像すらできない……。
 
 刑は明日の朝、執行される。

 檻の中でその時を待つ私のもとに、看守の女がやってくる。
「これが明日、あなたの棺に入れられる虫よ。今のうちに慣れておいた方がいいんじゃない?」
 女が手に持っている淫虫は大きなナメクジのようなグロテスクな風貌で、頭部の形が男性器の亀頭のような形をしている。
私は思わず目を背ける。
 
 看守は私の服を引っ張り、胸元に淫虫をすべり込ませた。
虫はその見た目にそぐわぬ速さで皮膚を這いずり、乳首に食らいつき吸い上げてくる。
「んひああぁっ、やぁっ! ああっ!」
淫虫の皮膚から分泌される液体が触れた個所はすさまじい痒みと疼きに襲われる。
そして乳首を吸い上げる口は、閉じたり開いたりを繰り返し、揉み解すような刺激を乳首に与え続けてくる。
「やっ、あっ、とって! これとってぇっ!」
「凄いでしょ、この虫。この粘液には強力な媚薬効果があってね。ちょっと触れただけで体が発情して、疼いて疼いてたまらなくなっちゃうのよ。それともう一つ効果があってね。この虫の分泌してる特殊なホルモンを浴びると、人間の女は絶頂することができなくなるの。つまり、虫に発情させられて責め上げられながらも、イクことができなまま未来永劫に疼き苦しむことになるのよ」

 私はこの刑罰の本当の恐ろしさを知り、絶望に悲鳴を上げる。

 看守はそんな私を笑いながら見下ろす。
「おびえなさい、苦しみなさい。あなたに必要なのは罰則、苦しみだけ。快楽なんて必要ないの。だからイクことなんて許されないのよ」
胸に張り付いた淫虫を無理やり引き剥がし、そして股間にねじこんだ。
「んふあああぁっ!」

 私は翌朝まで、股間を虫に凌辱され、悶えながら執行の時を迎えることとなる……。

 私は呪術をほどこされ、死ぬことも、そして発狂することもない体にされた。
手足を拘束された状態で棺の中に横たえさせられる。
そして何十、何百という淫虫が流し込まれてきた。
「いやああああぁぁぁぁぁぁっ、やめてぇぇぇぇぇっ!」
体中を淫虫が覆い尽くす。
首筋、腋、鎖骨、乳房、太もも、足の裏……、虫たちが這いずった部分が熱く疼く。

 乳首と股間には特に集中して虫が群がる。
秘部の中には複数の虫が入り込み、襞の一枚一枚までを撫でまわし、最深部の子宮口を大勢で舐め回す。
アナルにも虫は入り込み、二つの穴は隙間がない程に虫に満たされる。
恐ろしい程の快感に、身体は一気に震えるが、快感の先にあるべきものがこない。
看守の言った通り、絶頂はなく、解放されることのない快楽が身体の中で渦を巻き、一瞬たりとも耐えられない状態になる。

「許してぇぇぇぇっ! 許してくださいぃぃぃっ! 助けてっ、やああぁぁぁぁぁっ!」

 私の叫びなど聞き入れられるはずもなく、無情にも棺の蓋は閉じられる。
目の前は闇に包まれ、ただひたすら虫が這いまわる感覚だけが体を支配する。
狂いそうな快感、でも狂うことも許されない。
あっという間にイッてしまいそうで、それでもイクことができず、イク寸前のような状態が続く。

 そう文字通り、永久に…。

出典:究極の
リンク:焦らし?

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