本当に大切な事

2005/12/01 04:15 登録: えっちな名無しさん

彼女が難病に罹りました。
余命は半月だそうです。
病名は筋萎縮性則索硬化症というよくわからないものです。
もうどうしていいか分かりません。

手術が終わりました。
もう彼女死ぬまで自分で呼吸することはできないそうです。
現実を目の前にして、でもすこし、落ち着きました。
彼女が亡くなるまで、彼女の側で精一杯彼女に尽くしてあげるつもりです。
今日はずっと手を握ってあげました。

なにか、紛らわせることが欲しいんです。
実はこの板に立てたのも、皆さん(失礼ですが)恋人と
離れ離れになった方が多いだろうと思って、似たような
境遇の人が多くいる中で現実逃避したかったのかも知れません。
あまり頻繁に書きこみは出来ませんが、どうぞよろしくお願いします。

彼女はまだ意識はありますが、もう言葉を発することは出来ません。
寝たきり、の状態です。
自分がやがて死ぬことは分かっていると思います。

自分自身の感情の波が激しくて、自分がいやになることもある。
ほんとは、一番しっかりしなきゃいけないのに…

皆さん、いろいろレスありがとうございます。
帰ってきて、寝る前に書いています。
個別にレスするとながくなるので、そのところ失礼します。
彼女の病気の原因については、本当に全く心当たりがありません。
というか、四六時中一緒にいたわけではないので、断定は出来ないのですが…
身体がだるい、だるい、と言いはじめて、二,三日経たないうちに倒れて
救急車で運ばれました。
今はもう、達観しつつある、というか、受け入れなければ、強くならなければ
と思っています。ある意味で、だんだん死んでいく、といいますか、
交通事故なんかよりはまだ救われる感じです。準備が出来ますから。
メッセージボードも使用がきつく、ほぼ彼女とのコミュニケーションは
とれない状態です。でも、眼とか、雰囲気とかで彼女の気持ちがわかる気がして
それはそれで幸福です。

手術については、自力呼吸ができないので、咽頭切開して管をさしこむための
ものです。

書いていると、なんというか、整理、というのでもないですが、落ち着くのです。
ですから、気にして頂かなくても結構です。どうもありがとうございます。

では今日はこの辺で。

今帰ってきました。レスつけてくれた皆さん、どうもありがとうございます。
今日も容態は昨日と変わらず、つまりこちらが長い間手を握ったまま話しつづける、
という状態です。確かに、喜んでいるのか、悲しんでいるのか、程度の感情については
読み取れますが、やはり会話が一方通行なのは辛いです。

何歳なのか、という質問がありましたが、僕は今23歳です。大学は1留中。5年生です。
別にサボっていた、という訳ではなくて、国家試験のために自主留年です。
彼女は僕よりひとつ下の22歳です。音大でピアノをやっています。

「奇跡」について少しレスがありました。僕自身は、こと彼女の病気に関して
恢復するという意味での「奇跡」は起こらないと思っています。
ただ、僕と彼女が一番輝ける、という意味での「奇跡」は、自分で起こすことが
できると思うのです。奇跡は起きるものではなく、起こすもの、そう信じたいです。

今日は少し時間があるので、もうちょっと書こうかなと思います。
今更後悔しても仕方がないのですが、以前、彼女がピアノをうまく
弾けなくなったことがありました。脳の信号を指先の神経までうまく
伝えられない、というか、まぁそんなものだそうです。ピアノを
やっている方にはわかるかもしれませんが、結構起こりうる症状らしいです。
その時に検査をしたのですが、もっと精密にやっていれば、今回の病気は
起こらなかったのかも、対症策があったのではないのか、と言う後悔は
幾度となくしました。
ただ、そういう「あの時どうしていれば」とか「あの時これをしなければ」
見たいなものは、結局のところ神頼みに過ぎないのかもしれません。
「今を生きる」誰かのフレーズにありましたが、重い言葉です。

今年僕は国家試験の2次試験を受けることはできませんでしたが、今年の
試験を棒に振ったとしても、後悔はありません。自分の中で可能な限り
「今を生きる」つもりです。
今日はこの辺で。

こんばんは。今日は大学に用事があったため、それを済ませてから
病院に行きました。日課…になりつつあります。
正直、日課というのは辛いです。いや、彼女に会えるのはもちろん
比べようもなく嬉しいのだけれど、毎日消毒薬臭い病室に赴くたびに
現実を思い知らされます。受けとめたとはいえ、やはり…
ただ、嬉しいことももちろんありました。サイズがゆるゆるになっていた
(僕が彼女にあげた)指輪を、直してきちんとはめてあげたこと。
小さな幸せでした。

僕と彼女は付き合って4年ほどになります。なにか、4年と言ってしまうと
それまでですが、(間違いなく)彼女にしてみれば全人生の五分の一を
僕と過ごしたということになるわけです。
彼女にとって自分はかけがえのない人であるんだなと、ちょっとだけ
自己満足。

大学で、かねてから僕が入っていたサークル(兼勉強会)の
打ち合わせ。
年齢層は高く、5年生の僕でも真ん中あたりです。
彼女の病気の事を知っているのは2つ上の先輩と、今3年生の
後輩二人だけです。
でも特に2つ下の後輩は、何かにつけ気にしてくれ
夜に電話をかけて励ましてくれたり、元気がでます。
こ憎たらしい口の聞き方をする女の子ですが、その口調こそが
気を遣ってくれているのだな、と。
(皆さんを含め)いろんな人に支えられて、なんとか頑張っています。

今日はこの辺で。

昨日はほとんど書きこめず済みませんでした。
彼女の容態がちょっと悪くなって、病院につめていました。
帰ったらすぐ眠ってしまったので。

一応、小康状態です。といっても、言葉を交わすことはできず、
状況で彼女の気持ちとかを判断せざるを得ないのが辛いところですが……

動くことが出来ないので、床ずれを起こさないように日に数回少しずつ
身体をずらしてあげます。そのとき、腕とかがとても細くなってしまっていて
悲しくなります。
時間を戻して欲しい、と思わないといえば嘘になるけれど、自分が決めたように
精一杯、彼女との「今」を生きています。

いろいろ書き込みしてくださっている皆さん、どうもありがとうございます。
個別に返事は出来ませんが、皆さんの励まし、とてもうれしいです。

では今日はこの辺で。

こんばんは。明日は実家の用事があるので、今日は早めに
帰って来ました。と言っても、実家も同じ東京なので
それほど準備する必要もないのですが。

今日は、彼女のお母さんがちょっと取り乱してしまって
なだめるのに大変でした。
僕も彼女のことを考えて胸がつぶれる思いですから、僕より
ずっと長い間、彼女を生んでから今まで「育ててきた」
お母さんの悲嘆も痛いほど分かります。
彼女の前では気丈に振舞っておられるお母さんを見て、正直
こちらの方が病室から逃げ出したい時もあります。
でも、僕が嘆くわけにはいきません。
強くならなきゃ、と言い聞かせる毎日です。

彼女の身体を拭いてあげるのは、いつもは彼女のお母さんですが
(彼女は意識はありますから他人にやってもらうのはいやがります)
今日はお母さんが取り乱してしまっていたので、僕がやってあげました。
看護婦・介護士さんには、僕は彼女の婚約者ということになっていますし
実際向こうの家族とも付き合いがかなり深かったので、異性の僕が
やること自体は問題はないのですが、やはり恥かしかったようです。
「全然恥かしがる必要ないよ」と言いつつ身体を拭きましたが、正直
かなり辛かったです。もう、骨と皮で、骸骨のようで…

でも、彼女と今日こうしていられただけで幸せと思わなければいけませんね。

今日はこの辺で。

実は私の彼女も不治の病で、あと数年と宣告されています。
 幸いなことに、今は仕事ができるくらい元気です。
 でも、僅かずつですが病気が進行している兆候が見え始めています。

 何度も大きな手術をして、やっと歩けるようになりましたが、時々足が
痛むようで、歯を食いしばって我慢している姿を見ることもあります。
 今は、彼女がやりたい事を精一杯できるように、陰で支えることしかで
きません。
 時々調子を崩し、寝込む事が多いですが、何故か私のことばかり心配し、
自分のことをもっと大事にしろと諫めることもたびたびです。

 私にとって救いなのが、彼女は気持ちや感情を包み隠さず私に伝えてく
れる事です。
 昔私が彼女に「泣いても良いよ。でも、一人で泣くな。」と言った事が
あるのですが、その通り私に接してくれています。

 1さん、彼女と話ができないのは、さぞつらいと思います。
 悲しいかな、そのつらさは私などには想像もできません。
 でも、本当に今を精一杯二人で生きてください。
 がんばる必要もありません。ただ、今を二人で生きてください。
 それこそが、1さんと彼女さんが生きた何よりの証だと思います。

 私の彼女も、調子を崩し寝込んでいるとき、元気じゃなくてごめんなさ
いと言う一方、「でも、すごく幸せだよ」と私の手を握りながら言ってく
れます。
1さん、何をするでもなく1さんがいることが、彼女さんにとって一番の
幸せじゃないかな?と思います。

 それと・・・
 病気で寝込んでいる人は、そばの人が体調を崩す事は結構辛いことの様
です。
 1さん、くれぐれも体をこわさないようにしてください。

 だらだらと書き込み、すいませんでした。


皆さん、いろいろと書きこみありがとうございます。
実家から帰ってきて、今からまた病院に行って来ます。
187さん、同じような境遇同士、頑張りましょう。
僕らがしっかりしていないとどうしようもありませんもんね。
といいながら、185さんのレスを読んで悲しくなりました。

精一杯、頑張るつもりです。

こんばんは。
彼女の腕を握っていると、それだけで幸せになります。
彼女が健康な時はなんとも思わなかった些細なことだけれど
どんな小さなことの中にも幸せは隠れているんですね。
そういう小さなことにも感謝できる自分が、少し嬉しい。

彼女のお母さんと二人で少し長めの話をしました。
お母さんもまだ少し動転していて、感情的になるところがありますが
(なるな、と言うのが無理なのかもしれない)
これからのことを含めて、きちんと話しておいてよかったと思います。

明日も晴れますように。

色々考え事をしてしてこんな時間になってしまいました。
 1さんがご覧になる頃は、おはようございますのご挨拶なのでしょうか?

 私も彼女と出会ってから、小さな幸せを沢山見つけられるようになりました。
 良く晴れた空に浮かぶ大きな入道雲や飛行機雲。道ばたに咲いている小さな
名も無き草花。野良猫や虫の鳴き声等々・・・。彼女に教えてもらった幸せは
数え切れないくらい私や彼女の周りにあふれています。
 そして、彼女が苦手な食べ物を代わりに食べたり、お茶が減っていたら継ぎ
足したり、そんな無意識の内にやっていることさえ、彼女は一つ一つ見つけて
は「ありがとう」と言います。自然に私も何気ない事を素直に感謝することを
覚えました。

 1さん。1さんと彼女さんの今の状況は確かに辛く、幸せとはいえない状態
かもしれません。でも、小さな幸せは見過ごしているだけで、本当は1さんや
彼女さんのまわりにも、沢山沢山溢れているかもしれません。願わくば、1さ
んと彼女さんにも小さな幸せが沢山見つけられるよう願っています。

こんばんは。ここで応援してくれている皆さん、どうもありがとうございます。
なんというか、みんながつけてくれるレスを読むことで1日の終わりがくるというか、
2ちゃんねるも捨てたもんじゃないな、って、ほんとにそう思います。

彼女の体調は昨日と変わらず、です。
今日は暑かったのでこちらの病院の行きかえりが大変でした。。
明日から(今日から)また新しい1週間がはじまります。
この1週間が、すばらしいものになりますように。

今日は暑い一日でしたね。
 一日一日、常に新しい日が巡ってきます。
 ささやかなことでも良いから、1さんと彼女さんに良いことがありますように。

 私の方は、彼女が体調を崩し寝込んでしまいました。
 病院で精密検査を受けさせました。すぐ結果が出る項目については教えてもら
えました。
 結果は、思わしくありませんでしたが、帰り道に二人で買ったソフトクリーム
がおいしかったです。半休を取った私はそのまま出勤しましたが、彼女は一人で
部屋で寝ていました。夕食はキャベツとベーコンで作ったコンソメスープにしま
した。
 明日には精密検査の結果が、またいくつか出てきます。

 明日は穏やかな日になればいいですね。

ついさっき自分の部屋に帰ってきました。
 寝る前に彼女と電話で話していたのですが、どうも様子が変だったので、彼女の
部屋まで車を飛ばしました。どうやらお腹の調子も崩しているようで、一緒に食べ
た夕食をほとんど吐いてしまったようでした。
 彼女の部屋に着いた頃にはもう落ち着いていたようです。でも、この暑さですか
ら何かお腹に入れさせておいた方がよいと思い、コンビニまで出かけて梨を買って
帰り、彼女に食べさせました。彼女は梨を一切れ食べました。
 ベッドに寝かせ、髪の毛をずっとなでていたら安心したのか、ほどなく眠った様
でした。彼女を起こさないように吐いた後を片づける間、幸いなことに彼女はずっ
と安らかな寝息を立てていました。

 今日は色々あったけれど、彼女が安心してぐっすり眠ったみたいなので、今日は
安らかな一日で幕を閉じました。

 明日はきっと穏やかな一日になる気がします。
 1さん。238さん。そしてみなさん。おやすみなさい。

しばらく書きこめず、申し訳ありません。
9月2日の午前、彼女が永眠致しました。
分かっていたとは言え、茫然自失の状態です。
落ち着いたらまた書きこみます。
要件のみで失礼します。

お悔やみを申し上げます。
 今は何も言えません。
 申し訳ありません。

 私も暫くというか、もしかしたらもうここには書き込めないかも
しれません。
 今日、私も覚悟しなくてはならないことを知りました。
 私と彼女に残された時間は、思ったより短い時間の様です。

しばらくご無沙汰しました。今日彼女の初七日が終わり、
この1週間ではじめて自分の部屋で一人ぼーっとしています。
いろいろ書きたいこともあるような、でも何も書きたくないような
変な気分です。支離滅裂になるかもしれませんが、御容赦下さい。

今でも彼女が突然携帯に電話をしてきそうで、ふと携帯を手にとって見たりします。
保護してあったメールをパソコンに転送して、携帯のメールは全て削除したのですが…
正直、気が抜けたような感じで、文字通り「ぼーっ」としています。
大学生だったのが救いです。何もできないでしょうし。

上の方でいろいろ励ましてくださった方、お悔やみを述べてくださった皆さん、どうも
ありがとうございます。ゆっくり、ゆっくり、大きくなっていくつもりです。
2ちゃんねるにかきこんだ以上、ネタだと思われる方がおられるのももっともだと思います。
ネタだとほんとうに良かったのですが…

彼女がもうこの世にいないという現実を直視するのには、もう少し時間がかかりそうです。
しばらく、何もせず一人旅をしてこようかなとも思っています。

1です。久しぶりです。しばらく屋久島に旅行に行っていました。
屋久杉を見て、今更ながら自然の偉大さに圧倒されてきました。
1000年、2000年のスパンの中では、人間一人が長生きしたり、はたまた
早逝したりするのはちっぽけなことなのかもしれません。でも
ちっぽけな存在でも、それに関わって生きていくのがよいも悪いも
「人間」なんですよね。
彼女を亡くして心が張り裂けそうだけれど、それでも強く生きていかなくては
ならないんだな、とも思った旅でした。

皆さん、心配してくださってありがとうございます。

こんにちは。大学の試験が始まっているので
たまに大学に顔を出したりしています。
彼女が亡くなってもなんでも、以前と変わらないまわりの環境は
続いていくわけで… なにか少し違和感もありますが、逆に
そういうルーチンに身を任せていたほうが楽に感じもします。

以前から励ましてくれていた大学の知り合い(前にも少し書きましたが)が
何かと外に連れ出してくれます。彼女の告別式にも来てくれましたが
そのことには何も触れずに外に引き出してくれることが
少し煩わしくもあり、そしてありがたくもあります。

この後、1さんからの書きこみはいまだありません。
1さんの彼女さんが亡くなられたのは2002/09/02。
その日から今までこのスレを落とす事のないようにと
住人が保守しているようです。
1さんがいつ戻ってきてもいいようにと。

http://love3.2ch.net/test/read.cgi/break/1030034081

(・∀・): 226 | (・A・): 62

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