デカチン君とA子と俺

2013/07/25 17:34 登録: えっちな名無しさん

中学のプールの授業で、着替えの時にちんこデカいのがバレた奴がいた。
女子がいる場所でも「あいつちんこデケーぜ」とか笑われるもんだから、
性格が内気なそいつがちょっとかわいそうになった。
 
しかし実際は俺の方が多分デカい。
俺のが見られていたら、俺がそいつの立場になってしまっただろう。
これからも見られないように気を付けようと思った。
 
ある日、みんなにからかわれているデカチン君を、クラスのA子がかばった。
 
「おちんちんが大きくたっていいじゃない!私大きいの好きよ」
 
などと言うわけはなくて、「あんたたちいい加減にしたら」くらいの感じだったと思う。
でも周りには「あいつデカいのが好きなんだぜヒャッハー」と笑われるようになり、
デカチンとA子は恥ずかしくなったようで、お互い全然話さなくなった。
 
デカチン君に聞いてみたところ、A子を前から好きだったらしい。
A子も、デカチン君をかばったくらいだから悪く思ってないのは確かで、
なのにこんなことで話さなくなるのは、良くないことだ。
 
俺は一肌脱いでやることにした。
デカチン君を元気付けようと、俺もデカイことを白状した。
 
「俺だってデカいよ、もう気にすんな」と言ってなぐさめた。
 
次はA子だ。
「俺だってデカいよほら、もう気にすんな」
 
何の解決にもならない的外れな言葉だとは、我ながら思ったけど、
2人とも思いのほか気を楽にしてくれた様子だった。
中学の間はまだ話せないままだった2人も、高校に入ってから付き合い始めた。
よかったよかった。
俺には彼女いなかったけど3人の交友関係はしばらく続いた。
 
でもどうやらちんこの膨張率って、個人差が結構あるらしい。
「勃起状態ではデカチン君の圧勝だよ」って言われた時はちょっと悔しくなったなあ。


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