どうしてこうなってしまった
2013/09/09 07:20 登録: えっちな名無しさん
★☆☆☆☆ どうしてこうなってしまった・・・,
レビュー対象商品:
ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル (通常版)
具体的にどこがどうダメかは他のレビューしている方たちがとてもわかりやすく書いているので割愛します。
代わりにこのゲームが発売される前の期待感を裏切られた事について書きます。
私がこのゲームの存在を知ったのは2012年の12月、第三弾のPVが公表されてる時でした。
既にゲーム化されたことのある承太郎やジョルノに加えて徐倫が!仗助が!動いて喋って戦っている!
あのPVを見た時の興奮はとてつもないものでした。興奮のあまり何度もPVを見てしまいました。
その時はちょうどジョジョがアニメ化され、この興奮はジョジョ熱が再点火したことも作用していたのでしょう。
今思えば絶妙なタイミングだと感心します。アニメからジョジョを知って好きになった人、
前からジョジョが好きで私のようにアニメで再点火した人、全ての熱を更に高めるPVでした。
後にPV第四弾公開。吉良吉影が予約で手に入る。そんなの無くたって予約はするぞ!という意気込み。
まさかの連載中のジョジョリオンからの参戦もあり、この時は未だかつて無い究極のジョジョゲーが
プレイ出来るんだ!と何も疑いなく本気でそう思っていました。
情報を知ったのが発売日から半年も前なのにオールスターバトルに対するボルテージは下がりませんでした。
PV第五弾はアルタ前で公開。行って見に行ける人は羨ましいと心底思いました。
その頃になって私はCC2社長の存在を知ることになります。
そう、ASBのイベントでは常に岸辺露伴のコスプレをしてた松山洋さんです。
調べてみれば彼はかのコブラチームのジョジョやファントムブラッドに対して憤りを感じており、
過激な発言をおりまぜながらもクソゲーだと断言していました。
それだけジョジョが好きなんだ、そんなジョジョが好きな人が制作を手がけているんだと知ると
元々高かったボルテージは更に上がりました。
心の何処かで危惧していた「ゲームとしては三流だったらどうしよう」という気持ちもなくなりました。
こんなにクソゲーに触れて、怒りを感じているんだ。PVもすごかったしASBはクソゲーにはならない。
ゲームモードが全然公開されてもないのに勝手にこんなことを妄信的に思い込んでました。
そんな彼はツイッターで製作過程の画像をアップし、ASBを待ち望むファンの人々の気持ちを焚き付けました。
オールスターバトルリーグなるものを開催し、自らがそのイベントに出張って盛り上げたり、
肝心のゲームバランスやテンポについて言及したりと積極的なスタイルで我々を沸かせました。
無茶をして、バンナムの新野さんや集英社のお偉いさんに怒られることもあったそうです。
これだけ真摯にASBと向き合ってるんだから、普段のビッグマウスも頷けると思ってました。
そして最後に行われた前夜祭。ジョナサン 仗助 定助の声優や原作ジョジョリオン担当者、
ジョジョ大好き芸人ケンドーコバヤシとそうそうたるメンバーで行われました。
(ケンコバさんは予選リーグの時からいたりいなかったりしてましたが)
声優陣が語る現場の無茶な要求と過酷なレコーディングのお話だったり、
決勝戦の承太郎対DIO、極めつけはPV第七弾のイギーフーゴバオー。
特にPVはすごかった。それまでわりかし静かに見守ってた会場が沸きましたから。
かくいう私もUstreamで見てて「おおおお!」と夜中に声をあげそうになりました。
そして前夜祭の締めはジョナサンと共に会場が『震えるぞハート!燃え尽きるほどヒート!
刻むぞ血族のビート!!!』 前夜祭は大盛り上がりで終わりました。
長々と書いた八ヶ月の軌跡。今思えばずっと盛り上がりっぱなしでした。
しかし、待ちに待った、本当に、本当に待ちに待った発売日でこのゲームの本性が露わになりました。
もうその内容は書くまでもないですが、ひどいものです。
発売から日が経つにつれ課金永パラグ価格暴落etc...
まるで別次元で起きている現象のようでした。私が見てきた八ヶ月はまるで白昼夢のようです。
大げさでなく、本当に長い夢を見ていたかのようです。
上記で紹介したCC2社長松山洋さんはツイッターでの岸辺露伴のコスプレ写真や発言の削除、
生放送の中止……と、発売前の頼りになりそうな彼はもうそこにはいませんでした。
ドタバタと火消しと逃走をしているような彼の行動に怒りを感じるよりも悲しみを感じました。
何故?あんなにファントムブラッドをクソゲーだとこき下ろしたのに、
キャラゲーにあぐらをかく真似をするなと熱く語っていたのに、
前夜祭では26年前の松山洋に今の姿を見せたい!と豪語していたのに。
今ではファンが激怒、松山洋はその対応に追われる、その火種の原因は本来ファンも松山洋さんも大好きな
「ジョジョ」を題材にした「究極のジョジョゲー」となるはずだったオールスターバトル……
あまりにも虚しい結果に終わってしまいました。
一見人のよさそうな料理人が見た目はすごく美味しそうな料理を振るまい、食べてみたら猛毒入りだった……そんな気分です。
締めはあえてこのゲームに感謝の気持ちを述べることで終わりたいと思います。
初めてこのゲームの存在を知った2012年12月から発売前夜祭の8月28日まで楽しませていただきありがとうございました。
出典:アマゾン
リンク:http://www.amazon.co.jp/gp/cdp/member-reviews/A1APUZQ5E468C/ref=cm_pdp_rev_more?ie=UTF8&sort_by=MostRecentReview#R1GGDA3GDIZUH2

(・∀・): 31 | (・A・): 35
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