猫の祟りと牛馬の霊力
2013/09/20 01:25 登録: えっちな名無しさん
オカルト風味の話だし、科学的に立証しろと言われても困るんで、
適当に読み流していただけるとありがたい。読まなくてもいいけどさ。
オカ板見てると、よく「猫の呪い」だの「猫の祟り」と言い立てる奴がいるよね。
あれ、前から不思議で不快だった。なんで猫なんだよ、という感じ。
霊力というか思念力というか、要するに「気」の大きさなんだが、
猫ってそれほど強くないんだよね。具体的に計測できるわけじゃないから、
あくまでも「俺が感じる限り」という注釈付きだけど。
霊力って何だよ?と言われても説明が難しいんだが、
人間を含めたいていの動物が発してる。物理学で言うエネルギーとは違うのか。
何というか「思う力」みたいな感じだが、俺にも正直よく分からん。
人によって強かったり弱かったりするが、どんな人が強いかは一概に言えない。
動物も個体で強弱があるが、それ以上に種によって強い動物と弱い動物がある。
ちなみに、俺の言う「種」と生物学で使う「種」が同じか別かは知らない。
そこで本題なんだが、飼い猫か野良猫かを問わず、
強力な霊力を発してる猫って、残念ながら見かけたことないんだよな。
たぶん種として霊力が低いんじゃないかと思う。思念する力が弱いというかね。
むしろ猫より犬の方が強い。小型犬より大型犬の方が強い気がするけど、
成犬より子犬が強いこともあるから、大きさと比例してるとは限らないと思う。
さらに言うと、大型のネズミ(ドブネズミ)は概して猫より霊力が強い感じだ。
日本人に身近な動物で一番霊力が強いのは、人間を除くと牛や馬。
子供の頃、遠足か何かで牧場へ行った時、霊力の強さに「うわっ!」と感じた。
豚や羊、ヤギや鹿もかなり強い。動物園で見たイノシシも凄かったな。
サンプル数に限りがあるから、どこまで一般化できるか分からんけど、
肉食動物より草食動物の方が霊力が強い、という傾向はあると思う。
動物園で見た限りだが、トラやライオンは図体が大きい割に霊力は弱かったし。
肉を食べないと体内が浄化されるからか、なんて想像することもあるが、
そこまでいくと宗教じみてくるから断言はしない。
というか、豚やイノシシはむしろ雑食だし、狂牛病騒動のときにも言われたけど、
牛や馬のエサには動物性の飼料もかなり含まれてるらしいしな。
それでも、犬や熊の霊力が牛馬より弱いけど猫より強いのは、
肉食動物の中では比較的「雑食化」が進んでるからかもしれない。
大型の草食動物なら、ゾウとかサイとかカバなんか凄そうに思えるけど、
動物園で見たゾウやサイはそうでもなかった。牛馬とそれほど違わない感じだ。
ちなみに、人間は強弱というより「質」が違う感じだ。これも説明が難しいな。
この違い、別に人間が他の動物と異なる「特別な存在」だからというより、
単に俺が種として同じ「ヒト」に属してるからなんだろう、と思う。
霊力自体はいつも発散されてるけど、死ぬときにワッと出てスッと消える。
呪いとか祟りがあるとすれば、あれと関係してるんだろうな、とは思う。
だから食肉処理場というか、牛や豚の屠殺場には怖くて行けない。
別にパニックになるわけじゃないけど、大量の霊力に心がザワザワして、
いたたまれない気分になりそうだし。
ただ、肉屋は平気。死んで食肉処理されてしまうと単なる「食べ物」になる。
道ばたで犬猫の死体を見かけたこともあるけど、死体に霊力は残ってない。
心臓が動いたままの脳死なら?と考えたこともあるが、調べたことはない。
だから肉を食べること自体に抵抗はないし、トンカツもユッケも馬刺しも好き。
ただ、「こいつ死ぬとき、ものすごい『気』を出したんだろうな」なんて思うと
嫌な気分になるから、そういうのは考えないようにしてる。これは気分の問題。
猫の霊力が強いとか祟るとか言う人は、たぶん昔話に影響されたんだろう。
確かに猫って、可愛い割にどことなく神秘的なたたずまいだし。
昔話とか伝承とかの題材としては魅力的だったんだろうな、とは思う。
まあ、俺の感覚じゃ猫よりイタチの方が神秘的に見えるんだが。
イタチも猫と同様、霊力は大して強くないんだよね。
これも昔話によく出てくる狐や狸や狼はどうなんだろう。調べたら面白そう。
もちろん、だから猫を殺していいとか、虐待していいなんて言うつもりはない。
動物愛護の行き過ぎもどうかと思うが、痛めつけたり殺したりすること自体を
目的に命を奪うのは、やっぱりどこか歪んでると思うぞ。
レジャー目的の狩猟もそうだが、祟り云々は別として、俺は好きになれないな。
まあ、どんな目的で殺そうが、死ぬときに「気」は発散されるわけで、
そうやって死んだ動物の肉を毎日食ってる俺が言うのもなんだけどな。
菜食主義者になる気はないけど、他人に強要しない限り、気持ちは少し分かる。
ただ、菜食主義に走ると霊力が強くなるってわけでもないのは不思議だ。
霊力が強くなったからって、日常生活で何か得するわけでもないけどね。
とりあえず「呪い」とか「祟り」を言い立てるんなら、
猫よりずっと強い牛や馬の霊力に思いをいたしてみるべきじゃないかな、
ということを言いたかった。牛馬を無視しちゃいけませんってね。
どちらにせよ、世の中の大多数の人にしてみたら、
俺も「猫の祟り」を言い立てる奴と同レベルの電波君なんだろうね。
そこは自覚してるんで、日ごろは周りの迷惑にならないようおとなしくしてる。
出典:ほら、あなたの後ろに
リンク:恨めしそうなウシ君が…

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