13億人の中国人を激怒させた米国の幼児

2013/11/16 17:14 登録: えっちな名無しさん

13億人の中国人を激怒させた米国の幼児
2013.11.16 12:00 (1/2ページ)[中国ネットウオッチ]

 最近、ある米国人幼児の発言に、中国のインターネットが激しく反応している。「ディズニーランドをボイコットしょう」「米国のテレビ局を中国から追い出せ」といった発言まで飛び出し、米国批判一色となっている。

 きっかけは 米大手テレビABCが10月16日に放送した番組「ジミー・キンメル・ライブ」で、名司会者のキメル氏が5−6歳の子どもたちと対話するコーナーで、「米国の債務問題をどう解決すればいいのか」と聞いたところ、1人の男の子が「中国で大砲を撃ちまくって皆殺しにする」と答えた。

 キメル氏は「それは面白いアイデアだ」と応じたうえで、「中国人を生かしておいてもいいかな」とたたみかけた。ほとんどの子どもは「いいよ」と答えたが、1人の男の子だけは「ダメだ」と答えた。

 キメル氏は、「以上は興味深い子どもたちとのやり取りでした」とコーナーを総括した。この番組が放送されると、米国内の中国人団体から抗議の声が続出した。

 ABCは25日になってから「中国やアジア系の人たちの気分を害する意図はなかった」として中国系米国人団体に書面で謝罪し、番組を再放送しないなど再発防止をも約束した。キメル氏も「あの発言に私が同意していない。分かってもらえると思っていたがそうではなかったようだ。誰かの気分を害してしまったことをおわびします」とのコメントを発表した。

 この謝罪で一件落着したようにみえたが、中国メディアがABCの謝罪を中国国内に伝えたところ、インターネットで激しく反応が見られた。「米国に人権意識はないのか」「謝罪に誠意が足りない」といった米国とABCへの批判が殺到した。

 「書面ではなく、テレビ番組で謝罪すべきだ」という主張のほか、キメル氏をテレビ業界からの追放を求める声が多かった。さらに、「番組での子どものセリフは事前に暗記させられたものだ」と決め付ける意見もあり、「番組は意図的に中国を侮辱するためのもの」として米国政府に対し「人種差別発言の背景調査」を求める声もあった。

 「米国でユダヤ人に対し同じような差別発言をしたなら、もっと大きな問題になるはずだ」と主張し、「中国人もユダヤ人と同じように結束をみせなければならない」と主張し、ABCの親会社であるディズニーランドへのボイコットを呼びかける声も多かった。

 習近平政権になってから、中国国内でインターネットでの締め付けが強化され、中国政府を批判する意見を見かけることは少なくなったが、今回、批判相手が米国であるため、削除されることはなく、番組の中で米国人子どもと同じような激しい内容の書き込みも見られた。

 11月2日、中国外務省の秦剛報道官は定例記者会見で、「人種差別および人種的恨みをまき散らすのは、報道メディアの社会的責任に反するということを指摘しなければならない。ABCは自らの過ちを直視すべきだ」と発言した。中国政府を代表してABCを批判した。報道官発言の背景には、中国国内の世論の圧力があった可能性もある。(矢板明夫)



出典:MSN
リンク:http://sankei.jp.msn.com/world/news/131116/chn13111612000002-n1.htm

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