立つことできず「パパ、パパ」とすがる息子に「怖くなり家を出た」
2014/06/11 14:00 登録: えっちな名無しさん
下村早苗受刑者。
2010年に大阪市内のマンションで3歳と1歳の子どもが餓死した事件で、
シングルマザーだった彼女は、懲役30年の刑を受けることになりました。
逮捕された直後の報道の過熱っぷりはすごかったですよね。
マンションがゴミ屋敷だったこと、ホストクラブの男と外泊していたことや風俗店で働いていたことも報じられました。
「子供たちがこんなに辛い思いをしている間、母親はこんなに能天気に遊び呆けていたのです」
「なんて自分本位な女でしょう!」と叩かれました。
翻って厚木の事件、シングルファザーだった斎藤幸裕容疑者は新しい恋人ができて、息子のもとに帰らなくなったんですよね。
その間に、2トントラック2台分もあったというゴミ屋敷のなかで、理玖ちゃんは誰にも気にかけられることなく亡くなっていた。
本当にむごい事件です。
父親の斎藤幸裕容疑者は、生前最後の姿を見たのは理玖ちゃんの死亡に気付く約1週間前で、
「週1、2日しか帰らず、(理玖ちゃんは)がりがりになってしまった」
「痩せた経緯が分かってしまうのが怖くて、病院に連れて行くことができなかった」
「立ち上がることもできず、か細い声で『パパ、パパ』と呼んでいた。
その場にいるのが怖くなり、1時間も一緒にいられずに家を出た」と供述しています。
にもかかわらず、早苗と比べ報道が静かなように感じるのは気のせいでしょうか。
なぜ彼はネグレクトをしてしまったのか。彼自身も虐待されて育ったからなのか。
今の報道を見ている限り、そのプロフィールや生い立ちが報じられることはない。
朝の情報番組では、「いったい母親は何をしていたんでしょうねぇ」と言われています。
早苗の事件については、ルポライター杉山春さんの著書『ルポ 虐待 大阪二児置き去り死事件』が詳しいのですが、
離婚した元夫は経済的な支援や育児を分担することもなく、離婚する時に
「1人で子どもを育てること」「家族には甘えない」等々書いた誓約書にサインさせていたそうです。
しかも、裁判では早苗に「一生刑務所に入っていてほしい」とまで言っている。
なぜ、父親であるあなたが、早苗を叩き、裁く「あちら側」にいるんですか?
厚木の事件について、裁判所は彼の「父性」をどんな風に裁くのでしょう。
ま、この国に「父性」とよばれるものがあるとすれば、ですが。
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