低所得で上昇志向もない「ヤンキー世帯」が増加中

2014/07/31 16:37 登録: えっちな名無しさん

【地元大好き】低所得で上昇志向もない「ヤンキー世帯」が増加中

[前略]

この特集で注目すべきは「ヤンキー世帯」の全国的な増加だ。ヤンキーといえば、不良や暴走族を思い浮かべがちだが、こうした典型的なヤンキーは減り、現在の「ヤンキー世帯」とは「地方の低学歴・低所得層」のことだ。

「決して収入は高くなく、高学歴でもない。家族や仲間を大事にして、何より地元意識が強い。小中学校時代の同級生と今も密接につながり、結婚相手になることもしばしば」という人々で、好きな言葉は「絆」、本や新聞は読まないが、竹島、尖閣諸島問題で政治には興味を持つようになったために「新保守層」とも位置付けられる。

こうした「ヤンキー世帯」の消費動向は、「ママ雑誌で特集される『一人当たり1食50円の節約レシピ』に精を出し、家族みんなで食べられる鍋やカレーが人気メニュー。普段は徹底的にお金を使わず、週末は地元のイオンをぶらぶらしているだけのことも多い」。
日頃聴く音楽は、絆や仲間を重視するEXILEが人気。都心の若者がしなくなった、酒やたばこにパチンコ、車など従来型の消費を続けている。中古のプリウスやミニバンが人気だ。ある自動車評論家は「自動車メーカーの国内市場はヤンキーに支えられている」と語る。

●格差拡大が生み出したヤンキー経済

現在、原田曜平・博報堂ブランドデザイン若者研究所リーダーの著書『ヤンキー経済 消費の主役・新保守層の正体』(幻冬舎新書)も話題になっている。

原田氏は本書で「上『京』志向がなく、地元で強固な人間関係と生活基盤を構築し、地元から出たがらない若者たち」を「マイルドヤンキー」と定義し、「経済成長ステージを享受した親の地位や収入を超える、大金を稼ぐ、有名になる、都会に出る、などといった大きな夢は抱かず(略)ただ生まれ育った5km四方の地元で、竹馬の友と『永遠に続く日常』を夢見るようになっている」「マイルドヤンキーたちは消費意欲を持った案外『優秀な若年消費者』であり、未来の日本経済は、『(マイルド)ヤンキー経済』が牽引していくだろう」という。

今回の特集や原田氏の新書を読むと、ヤンキー世帯や「マイルドヤンキー」とは聞こえがいいが、いわゆる“中間層の没落(経済の停滞と格差の拡大)”の問題であり、マーケティングの視点から広告代理店的なネーミングをしただけにすぎないような気もする。

「週刊ダイヤモンド」の同特集内の記事『法則20「東京の生活レベルを地方へ」もうそんな手法は通用しない』において、マーケティングアナリストでカルチャースタディーズ研究所代表の三浦展氏のインタビューを掲載しているが、マーケティングをする側の問題点を指摘している。

「僕のクライアントは大企業ばかりですが、彼らを見ていると、自分自身の給料が高過ぎるんです。東京の大企業で働く大卒社員だと年収600〜800万円くらいでしょうが、これでは地方の消費の状況なんて実感できないでしょう。でも、地方なら年収200万円台が普通です。東京でも女性なら400万円だったら高収入に入る。なのに、そういう層になんとかして高いものを買ってもらおうとしている。彼らの感覚で『みんな買うはずだ』と言っても、買いませんよ」

30年には、さらに格差が広がっているだろう。そのとき、広告代理店や出版メディアの高額所得者は格差の拡大する「地方の低学歴・低所得層」になんとネーミングをして、訳知り顔になるのだろうか。

(文=松井克明/CFP)

http://news.livedoor.com/article/detail/8584874/



出典:ヤンキーだけが子沢山
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