ワカメのお祝い

2006/04/02 03:04 登録: えっちな名無しさん

 放映以来数十年、永遠に同じストーリーを巡る時のループという牢獄に生きる僕ら磯野家。
 もし…今仮に二年ほど時を進めたとしても…神様は許して下さるだろう。そしてその資格が僕らには有るだろうと僕カツオは思う。

 二年後。僕は13歳になり厨学生となった。妹のワカメは11歳。時を進める前の僕と同じく、かもめ第三小の5年生となっていた。
 
 5年生になったワカメ。お母さん譲りの優しさと思いやり溢れる性格は9歳のときからちっとも変わっていない。反抗期などという言葉は彼女には無用なのかも知れない。
 外見的には少しだけ背が伸びて、体つきも徐々に丸みを帯び、女児から成長期の少女への変化の片鱗が感じられる。お母さん似の顔つきも、ちょっとだけ大人びた気もする。
 だけど5年生になってもオカッパの髪形で、パンツが見えるツンツルテンのワンピースを好んで着るような無頓着さは昔と変わらずで、本当に可愛いいなあと思ってしまう。
 そんなワカメと僕の兄妹の仲は今でも良好だ。ワカメは事あるごとに「お兄ちゃん!」とまるで恋人の様に慕ってくれる。そんなワカメに対して僕は良い兄であろうと努力しているんだ。

 僕が厨1となり、さすがにお父さんお母さんも、兄妹とは言え年頃を迎えつつある僕等を同じ部屋で寝起きさせているのを気に掛けたのか、部屋の真ん中に防音アコーディオンカーテンを設置してくれた。二部屋に改築しないのが磯野家の経済状態を反映してケチ臭いが、かなり狭い空間とはいえ、視覚的なプライバシーを守れるだけでもマシだと思う。厨1になって本格的にオナーニを覚えた僕にとっては特に嬉しい配慮だった。

 そんなある日の事だ。

 僕が学校から帰って居間でくつろいでいると、ワカメが泣きながら学校から帰って来た。
 だが僕には目もくれずにお母さんのいる台所の方へ走っていった。普段なら「ただいま!おにいちゃん!」と可愛い笑顔を見せてくれるというのに…。
 僕は心配になって台所に行こうとしたら、姉さんは僕を制止して「何でもないのよ。アンタは心配しなくていいの」と言われたのだった。
 
 その日の夕食時。お母さんと姉さんが茶碗によそったご飯は『お赤飯』であった。
 お母さんは「今日はワカメのお祝いですよ!」と言う。
 お父さんやマスオ兄さんも顔を赤くして照れながら「おめでとう」と言う。
 ワカメも顔を真っ赤にして「あ、ありがとう」と答えている。

 お赤飯? お祝い? ニブイ僕は「あっ!」とようやく気が付いた。

(ワカメに女のアレが始まったのか…)
 ワカメが女に…まだまだ子供だと思っていたのに…兄としては複雑な心境である。

 だが、おめでたい事だ。お調子者の僕はワカメに、

「署長(初潮)! 就任おめでとうございます!」

 とギャグを飛ばそうと思ったけど、意味が理解されない場合はドン引きされ、更に姉さんにブン殴られる恐れを考えて思い留まった。

 さて就寝時。僕は夕食時以来、気まずくて顔を合わせられなかったワカメに、兄として一言まともにオメデトウの言葉を掛けてあげたくなった。そして兄と妹での秘密のお祝いもしたいという思惑も…。

「ワカメ、まだ起きてる?」 僕はアコーディオンカーテン越しに声をかける。

「ん?起きてるよ。なあに?おにいちゃん」

「ワカメ、ちょっと話したい事があるんだ。そっち入っていいか?」

「うん、いいよ。おにいちゃん」

 僕はアコーディオンを開けてワカメの区域に入った。そして、
「あ、あのさワカメ、お前、オトナになったの…オメデトな」と照れ臭さ全開でワカメに言った。

 ワカメも、
「…ありがと、おにいちゃん」と照れ臭そうに受け答えた。

 そして僕はこう切り出した。
「あのなワカメ、これから二人でお祝いしないか?」

「お祝いって、夜遅くに何をするの?」

「うん、ちよっと変わったお祝いさ。ワカメは大人しくお兄ちゃんの言うとうりにすればいいんだ。いいね?」

「何だか分かんないけど、いいわ」と素直なワカメ。

 僕はワカメを布団に横たわらせるとパジャマのズボンに手を掛けて下ろそうとした。

 だが、「あっ!ちょっとお兄ちゃん、いやっ」と声を上げた。

 僕は「声が大きい!みんなに聞こえる! なあワカメ、お前はもう大人なんだぞ! これから大人なら誰でもする事をするんだ。それにお兄ちゃんの事嫌いかい?」

 「ううん、お兄ちゃん大好きよ」そう言うとワカメは大人しくなった。
 なので僕はワカメのパジャマのズボンを下ろしていった。

 (あっ!)
 ズボンを下ろし終えて僕の目に入った物は…。ちょっと厚手の生地の『パンティー』だった。
 今までグンゼの女児ショーツ、いわゆるカボチャパンツを愛用していたのにィ! 今ワカメが履いているのは普通のパンティーだった。
 (後で知ったけど、あれは生理用ショーツだったらしい。たぶん母さんか姉さんが「そろそろ始まるかも」と想定して買っておいたんだろなあ)

 それを見て呆気に取られていた僕だったが、気を取り直してそのパンティーをゆっくりと下ろしていった。両手の平で顔を隠して恥ずかしさに耐えているワカメ。

「ああん、恥ずかしいよぉ、お兄ちゃん!」
 ああ萌える!可愛いよワカメ!

 (あああっ!)
 ちょうど割れ目の部分まで下ろしたパンティーの股間には『夜用スーパー』らしき分厚く大面積の生理用ナプキンが貼り付いていた。
 僕は、まだ一緒にお風呂に入っていた頃に見慣れたワカメの割れ目よりも、ほんの少し経血の滲んだナプキンに異常に興奮した。
 だが! まだやる事が待っている。僕はナプキンの付いたパンティーを脱がし取った。
 そして太股をピタリと綴じ合わせると、近くに転がっていた『縄跳び』のビニールロープで太股を縛る。
 そして本棚から持って来た分厚い百科字典を開く。中身がくり抜かれて小物入れ状態になった字典の中から『ワンカップ大関』を取り出す。ここなら姉さんにもバレないからだ。
 えっ?厨坊のくせに酒飲むのかって? だって僕はあの酒好き親父の息子ですよ!そりゃあ飲みますって!

 そしてワンカップ大関の封を開けると、ワカメの縛って閉じられた股間に注いでいった。

 「きゃっ!冷たい! お兄ちゃん何してるの!」ワカメは身をよじって叫んだ。

 「我慢して!こぼれるから動かないでワカメ! お酒を注いだんだよ。オトナなら、お祝いと言えばお酒を飲むだろ?」
 とワカメにいい加減な説明をして大人しくするように言い、早速頂戴することにする。
 僕は股間に口を近づけるとズズッと一気にススる。酒の匂いでアソコの尿臭は抑えられているようだ。
 
「か〜っ美味い! 美味いよワカメ!」

「お兄ちゃん、なんかアソコにしみるの。早く飲んじゃってよ〜」

 とワカメは言うが、まだまだ飲み足りない。残り半分のワンカップを股間に注ぐ。
 水底にはポツポツと1ミリ程のうぶ毛の様な生え始めの恥毛が生えた割れ目が見え、これがソソるのなんのって。こんな安酒がまるで大吟醸のように味わえるじゃないか!

 そして二杯目を飲もうとした時だった。

 どういうわけか股間に注いだ酒がロゼワインの様に赤くなっている。ま、まさかこれは…アノ血か?
 僕はなぜだかネットで読んだエロ小説に出てくる裏財界のドンである好色ジジイの気分になった。

「ほおう、初経少女の経血酒とな。これまたオツじゃのう。滋養になるわい。じゃがワカメ(恥毛)もちゃんと生えていないワカメという名の娘でワカメ酒とはのう。こりゃ愉快だわい。フォッ、フォッ、フォッ」
 とジジイを演じる。そしてズズッと飲み干すと、太股を縛っていた縄跳びのビニールロープをほどいて、底に溜まった一滴まで舌で舐め取ろうとワカメの股間に舌を這わせる。

「きゃっ!あっ!お兄ちゃん、イヤ!くすぐったい!」
 
 だが酔いが回って好色ジジイと化した僕の舌は止まらない。割れ目の中に舌を侵入させる。酒の味だけではない、なにか酸味のキツい味が口に広がる。これがワカメの味なのか…。

「んっ!はっ、はっ、お兄ちゃん、なんか…あたし…変に…なりそう」

 僕はえっちのHOW TOサイトで仕入れた知識を総動員して舌を使う。
(確かクリというやつを…あっ!コレか?)それを、舌を小刻みに振るわせながら舐め上げた途端、ワカメは、

「あぁっ! あっ!うっう〜ん!!!」
 と抑えた叫びを上げ、シーツを握りしめて硬直した。どうやら『逝く』という状態になったらしい。

 「さあて今度はこっちの番だな」と、股間から顔を上げた時だった。まだハアハアと呼吸の荒いワカメの幼く可愛い顔の目尻から涙が一筋こぼれ落ちた。

 それを見た瞬間、僕はハッとなって一気に酔いが醒めた。

「僕何やってんだ!こんな事…こんな事イケナイよ! ワカメごめん!お兄ちゃんどうかしていたよ、ごめんよワカメ!」
 とワカメの目尻から涙を指でぬぐうと、逆に僕が泣しながらワカメをそっと抱き締めていた。

 少し落ち着いたワカメは、
 「いいの。お兄ちゃん、わたしお兄ちゃんが大好きだから。これからも仲の良いお兄ちゃんでいてね」
 と言った。なんて優しい子なんだろう。僕の頬に更に涙が伝った。

 そうだよな。僕達は品行方正な国民的アニメに出てる兄妹だったんだよな。エロ小説みたいな事しちゃいけないんだよな。そう反省すると僕はワカメを寝かしつけて自分の寝床に戻って寝た。

 翌朝。ワカメはもうツンツルテンのスカートを履かずに学校へ行った。やはり女になった自覚がそうさせたのだろうか。僕は女の子ってこうやってオトナになって行くんだなあと思った。

 その日の午後。またワカメが泣きながら学校から帰ってきた。

 「おいおい、今度は一体なんだよ?」と思ったが、僕は姉さんにまた「アンタは心配しなくていいのよ!」と言われた。
 だけど僕は見逃さなかった。ワカメの太モモに一筋の血の跡が付いていたのを。そして姉さんが「ワカメ、アタシがあげたアレ忘れてったでしょう!」と言うのを。
 どうやらワカメは、姉さんがプレゼントした生理用品ポーチを学校に持って行くのを忘れたらしい。
 そういやワカメってシッカリ者のように見えても、ちょっと抜けてる所もあったなと思い出した。でもそんな所も可愛い妹なんだよな、と僕はクスッと笑った。

 その後。洗濯場の物干しハンガーには、昨夜見たワカメのものであろう生理用ショーツが洗って干してあった。

 僕はフト、あるギャグを思い出した。

『ワカメ、ナプキン忘れて尻血まみれ』の巻。

 これって、未来に実在する話しだったのか! と妙に感心したのであった。

(・∀・): 93 | (・A・): 102

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