彼女、忘れられない程の超絶激辛につき取扱注意。
2017/04/16 22:30 登録: えっちな名無しさん
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<あらすじ>
偽りの記憶を植え付けられた少年、橘隆治。
広がるのは自らが関与する前の学園。
彼が選ぶのは訪れるべきだった未来か、歪めてしまった未来か。
『彼女、取扱注意。』シリーズ完結編。
01
「おはよ、光。」
「あははっ!おはよう、隆治くん。」
通学の道中、友人である藤宮光に遭遇した橘隆治は挨拶をしながら彼へと歩み寄る。
相手に気付いた光も満面の笑みを浮かべて返事をしてから、隣に現れた相手と歩幅を合わせた。
「随分と早く通学してるんだね。…何で?」
「あはは…ほら、万一面倒な人に見つかったら…」
「何が面倒だって?こら。」
他愛の無い話の中から隆治が話題を切り出すと、光は困ったように笑いながら理由を告げようとする。
しかしながらその直後、光の話を遮るように通りかかった女学生が言葉を挟んだ。
「あっ…えっと…」
「おっ…おはようございます!」
突然現れた相手に光は動揺して言葉を失うが、隆治は歩く足を止めて深々と頭を下げる。
「お前も…頭を下げるのが先だろうが!」
「…っ…ごめんなさい、おはようございます…」
現れた女子生徒はいきなり光を殴り付けると、その勢いで数歩下がった彼は殴られた場所をおさえながら挨拶の言葉をつけたした。
「ったくよ…お前達は自分の存在を何だと…」
「あの!…許してくれませんか?さっきのは少し…」
「てめぇも黙ってろっての!」
苛立ったように告げる女子生徒へと隆治は光を庇うように告げるが、それが癪に触った彼女によって彼も殴り飛ばされる。
「力の無い男が女に口答えしてんじゃねーよ。…朝からイライラさせやがって…」
地面に座り込んだ隆治を睨み付けなが告げると、やがて学校に向かって足を進めていった。
「痛たたた…大丈夫?光?」
「馬鹿だなぁ、この学園で女子生徒に目を付けられたらどうなるか…知らない訳じゃないでしょ?」
殴られた頬を押さえながら隆治が尋ねると、光は苦笑いを浮かべながら座り込んでいる相手に手を伸ばす。
「けど、友達だからさ。…男が力が無いなら、無い者同士で協力して頑張らなきゃ。」
「本っ当に能天気だなぁ。そんなんじゃ…」
「おいおいおい、朝から友情ごっこなんて精が出るなぁ。」
光の伸ばした手を隆治は握って立ち上がったが、それを見ていた人物から声を掛けられると2人はそちらを向いた。
「あっ…純くん…おはよ。」
「おはようございます、だろ?…立場わきまえろっての。」
隆治がばつの悪そうな表情を浮かべながら挨拶をすると、二階堂純は意地悪な笑みを向けながら告げる。
「じゅーん、何してんの?」
「おお、ゆりあ。ちょっと教育が行き届いてない奴に指導してただけだ。」
その場所にとある女子生徒が現れると、純は彼女に呆れたような声色で説明した。
「あんたらの少ない脳ミソでも、この学園のトップ位分かるよね?」
「…ラッパッパです。」
純に代わって2人の前に立った木崎ゆりあが問い掛けると、2人は萎縮しながら声を揃えて答える。
「純くんはそのラッパッパ四天王の彼氏なの。あんた達と立場が全っ然違う事くらい、分かるよね?」
「…はい。」
彼女から言葉を続けられると、2人は視線を下げながら返答をした。
「バカモノよりは利口な奴で良かったよ。純くーん、遅刻しちゃうから早くいこ?」
「そうだな。…おい、ゆりあの機嫌が良くて良かったな?…ゆりあ、後でジュース奢ってやるよ。」
「マジで?ラッキー!」
楽しげに会話を交わしながら去っていく純とゆりあの後ろ姿を見送ってから、隆治は深々と溜め息を吐く。
「間違ってるよね…こんな学園生活…」
「さぁね。何が正しくて何が間違ってるかなんて…僕もわかんないけど。」
不満を口にする隆治に光が皮肉めかして答えると、ようやく2人は校舎に向かって足を進めていった。
出典:カオス・ストーリー2
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