夜の公園
2006/05/30 01:21 登録: えっちな名無しさん
昨年散歩に出かけた時のこと。
外はすっかり暗くなり、街灯もまばらな道でした。
漏れは急にオシッコにいきたくなり、
近くにあった広いグランドのある公園のトイレに行きました。
このトイレは、壁にオシッコをしてそれが大の便器の方へ流れていき、
一緒に貯まる汲み取り式でした。
用を足していると、ちょろちょろちょろ・・・・と、大の便器の方から音がしてきました。
「なんか昔風だなぁ〜」
と、音を聞きながら用を続けていると、そのうち変な事に気づきました。
大の便器のほうから小さく、
「むんぅぉ〜ぉぉ〜〜。」とか
「ぅ〜ふ〜。」
という変な音が小さく聞こえるではありませんか!
大の便器は入り口のすぐ横で、
入ってくるときにドアも開いてたし人がいる気配がありませんでした。
普段怪奇現象を信じない漏れでも、流石にこれは(((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブル。
用も早めに済ませて外に出ました。
出るときに大の個室を覗こうとも思いますたが、何者かに引っ張られたりしてトラウマになるのも嫌だったので止めますた。
しかし事は、これだけでは終わりませんでした。
トイレから出てさあ帰ろうと思ったその時…
広いグランドの奥から人影が歩いてくるのが見えました。
なにぶん暗くて広いので顔や格好ははっきりしませんが、
どうやら若い金髪のにーちゃん(あっち系)のようでした。
ここまでなら普通ですが、このにーちゃんが遠くから漏れに向かって言ってきた言葉を聞いてビビリまくりますた。
「たすけてー。」
金髪のにーちゃん(あっち系)が人気のないところで近づきながら「たすけてー。」ですよ!
しかもグラウンドの行き止まりで何もない方向から、” 歩 き な が ら ”!?
そこで「はっ」としました。
助けを求めているにしては変だ。別に急いでいる風でもなく変な足取り(これを見てあっち系と思った)でゆっくりと近づいてくる。
漏れは考えますた。
考察?金髪のにーちゃんに近づくと、お金がなくて助けて欲しいと頼まれる。
考察?金髪のにーちゃんは実はこの世のものではない。
考察?金髪のにーちゃんは便器に落ちた友人を助けたいので手伝いが欲しい。
考察?金髪のにーちゃんは何かのトラブルに巻き込まれている。
混乱する頭の中で、その場所で考え付く最大のものを想定してみますた。
?や?も考えられますたが何もない方向から来たというのが引っかかり、
ここは聞こえない振りをすることにしました。
漏れは金髪のにーちゃんに背を向けて出口へ向かいました。
後ろからは相変わらず「たすけてー。」という声が聞こえてきますが、
走ってくる気配は全くありませんでした。
これが昨年漏れの身に起こった生まれて最大級の出来事です。
もし、個室を覗いていたら…
もし、金髪のにーちゃんのほうへ行っていたら…
もう少し違った結果になっていたのでしょうね。
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