かわいそうな姫

2006/06/03 20:21 登録: えっちな名無しさん

高校の頃、クラスにあだ名が「姫」っていう子がいました。
その子とは2年になって初めて一緒のクラスになったんです。
確かに可愛いし、性格も良くて男女問わず人気のある子でしたが、
「姫」は言い過ぎなんじゃないの?と思って、最初はかなり印象悪かったです。

でも人懐っこい子で、話してみると頭の回転も良くて楽しいし、
彼女の口から人の悪口なんかも聞いたことなくて、
ホントにいい子だなって思ってました。
裏表のないさっぱりした性格の子だと思っていました。

夏になる頃、みんなが彼女を「姫」と呼んでるわけじゃないことに気付いてました。
彼女と特に仲良くない男子は普通に名字で呼んでたし、
仲のいい男子も、彼女の前では名字で呼んでました。
彼女の前で「姫」って呼ぶと、
「姫っていうの止めて、恥ずかしいから」って少し顔赤くして、
ちょっと小さな声で言われるんです。
それが可愛いので、からかい半分でわざと「姫」って呼んだりもしました。
やっぱり他の女子からのやっかみとかあるのかなと思って、
おおっぴらには言わないけど、みんな陰では「姫」って呼んでました。

それから、本気で彼女に惚れてる奴は「姫」は使いませんでした。
俺もけっこう本気になってて、名字でも姫でもなくて、名前で呼びてぇって
思ってました。
童貞だった俺は、ほとんど毎日オナニーしてたけど、
彼女をネタにしてやったことはありませんでした。
なんか、しちゃいけないと思ってました。

「姫」って言ってる女子はほとんどいなくて、その由来を知ってる子もいませんでした。
何人かに、話のついでに聞いてみると、
「可愛いから姫なんじゃないの?男子が言い出したんでしょ?」
って言うんですけど、男子に聞いてみると、女子が先に呼んでたって言うんです。

その時は何となく、自然にそう呼び出したんだな、と思ってました。

夏休みの終わり頃、友達何人かとカラオケに行きました。
別のクラスの女子が一人来ていて、その子は去年彼女と同じクラスだったんです。
その子が、彼女が姫と呼ばれ始めた頃のことを教えてくれました。

去年の夏休み明け、クラスの一部の女子が彼女をそう呼んだのが始まりだそうです。
その子も、何であの子が「姫」なんだろうって、疑問に思ったそうです。
「姫」と呼ばれる度に彼女は「やめて、やめて、お願い、お願い」って困った顔してて、
そのうちに男子が面白がって姫と呼び出したようです。

彼女を姫と呼び出したのはどちらかというと地味な女子のグループで、
俺とは全然接点のない子達でした。
夏休み明け、クラスの男子数人でだべってるうちに、
そのグループの一人から話を聞こうということになりました。
本当に、軽い気持ちで、彼女の事がもっと知りたいって思って。

教室で地味子の一人に軽く
「ねぇねぇ、○○が姫って呼ばれてるのって何で?知ってんでしょ」
と聞いてみると、「知らない」って言うんだけど、
明らかに変な表情だったんです。

地味といっても別に暗いわけじゃなくて、
派手に目立つとこが無いだけの普通の女子です。
何回か話したことあったし、普通に会話出来てたんだけど
その時は俺たちに怒られてるみたいな顔して、
「知らない、わかんない」って繰り返すだけでした。

それでも俺たちはまだ、聞いちゃいけないことがあるなんて思ってませんでした。
冗談半分でしつこく問いつめて、何度も聞くうちに、
その子が思わず「絶対言えないから」って言ったんです。

やっぱり知ってるんですよ。
それから、リアルに小一時間、脅したりすかしたりしながら、彼女を問いつめました。
俺たちにしてみればまだ遊び半分だったけど、
彼女にしてみれば男子数人に囲まれて、すごく怖かったんだと思います。

結局、場所を変えて、彼女の話を聞くことに。
彼女のグループの一人が、姫の近所に住んでるんだそうです。
その子の家に遊びに行って、帰る途中に姫の家はあって、
彼女たちは見てしまったんです。

姫が、犬と交尾してるところを。

ふざけながら歩いてた彼女たちは、滅多に人が立ち入らないような
裏道を通っていたんだそうです。
地元の子でも、ここどこよ?って言うくらいの場所で、
誰も住んでいない家の私道に入ってしまったようでした。
行き止まりになってると思ってた路地の奥に、細い道が続いていて、
迷路を探検してるみたいで楽しくて、歩き廻っていたんだそうです。

その細い道の奥で、姫は四つん這いになってたんだそうです。
姫は彼女たちに、「見ないで、あっち行って」って言ったけど、
彼女たちは、何してるのか分からなかったし、
「何してるの?」って言いながら近付いていったんです。

信じられなかった、吐きそうだったって言いました。
姫のとお尻を突き合わせたみたいに、大きな犬がいて、
姫の中に、犬のペニスが入って繋がっていたんだそうです。

姫は四つん這いのまま、逃げようとしてたけど、
犬もそれに合わせて動くので、結局、繋がったままで、
姫は犬と繋がったまま、泣き始めたんだそうです。

何を聞いても、泣くばかりで答えてくれなかったけど、
「いつまで入れてんの、これ、、」って聞くと、
「入っちゃうと抜けないのこれ、、出し終わるまで」って言うんだそうです。
「今、犬の精子、中に出されてるの?」って聞いたら、
「うん、、」って。

本当に犬の交尾が終わるまで時間かかって、
やっと出てきた犬のペニスは大きくてグロテスクで、
その時から犬全般が嫌いになったって、その子は言ってました。

その犬は、姫の事を自分の牝だと思ってるらしいです。
散歩中に発情して、交尾させないと狂暴になるのだそうです。

姫は、人間の男とはしたこと無いんだそうです。
泣きながら自分のことを「犬のお嫁さん」って言ったそうです。

彼女が姫と呼ばれたのは、八犬伝の伏姫になぞらえたのだそうです。
彼女達も、どうしたらいいか分からなかったんだと思います。
姫と呼んでからかってはみたけれど、
やっぱりいけないと思って、このことは絶対に誰にも言わないって、
姫と約束したんだそうです。

今でも犬と交尾してるのかどうか、知らない、聞けないって言ってました。
俺も結局、彼女に告白できないまま卒業しました。

出典:今朝思い出した
リンク:http://www3.halhal.net/~f4u/do.htm#%95P

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