サツキちゃんの不思議体験
2006/06/04 12:20 登録: えっちな名無しさん
ある日学校から下校の途中、小学5年生のサツキちゃんは
帰り道の途中にある神社に寄って行こうと思い、立ち寄った時
とても不思議な体験をしました。
「うちのポチもこのくらい立派になるかなー」
そう言いながら狛犬の頭をサツキちゃんが撫でていると、
「お姉ちゃん!」
とふいにサツキちゃんを呼ぶ声がしました。ビックリして神社の方を見ると
そこには小学3年生くらいの、かわいいおかっぱの女の子が立っていました。
その女の子はサツキちゃんに向かって一目散に走って来て飛びついて来ました。
「わっ」
サツキちゃんはビックリしました。
「ねえ。おじょうちゃんどうしたの?」
サツキちゃんはそう聞くと、その女の子は
「お姉ちゃん会いたかったよ・・・・・」
とそう言いました。しかしサツキちゃんは一人っ子です。
不思議な事を言う女の子だなと思いながらサツキちゃんは言いました。
「どうしたの?迷子にでもなったの?私が一緒に探してあげようか?」
「ちがうの。サツキお姉ちゃんと遊びに来たの」
サツキちゃんはビックリしました。まだ自分の名前を教えていなかったからです。
「何で私の名前知ってるの?」
「姉妹なんだから当たり前だよ!サツキお姉ちゃんのことなら何でもしってるよ」
サツキちゃんは何だか薄気味悪くなってきました。この少女は一体何者なんでしょう。
サツキちゃんの事を「お姉ちゃん」と呼び、何でも知ってるというのです。
こんな不思議なことがあるでしょうか。
「お姉ちゃん。遊んで?お願い。わたしお姉ちゃんと遊びたい」
少女がとても悲しそうな顔で言うのでサツキちゃんは1時間くらいの間
かくれんぼや鬼ごっこやゴム飛びをして遊んであげました。
「お姉ちゃんありがとう。遊んでくれて」
そういってその少女は神社の奥に消えていきました。
家に帰ったサツキちゃんはお母さんに今日の事を話しました。すると、
「サツキは覚えてないかもしれないけど、サツキが2歳の時にお母さん一回流産した事
があるの」
そうサツキちゃんのお母さんは言いました。
その話を聞き、サツキちゃんは一目散に神社に走って行きました。
しかし、もう少女はいませんでした。
「また、会えるかなあ」
サツキちゃんはそうつぶやくと、今日の事を思い出しながら家に帰りました。
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