三文芝居を姉に強要された俺の結末
2006/06/17 08:25 登録: えっちな名無しさん
大学の講義が休講になった俺は何気なく街をぶらぶらしていると
アニメショップに姉がいた。そういえば今日会社休みとか言ってたな。
「姉ちゃん何してんの」
「あっ!見たなあ!!!」
「ああ見たさ!姉ちゃんがボーイズラブ本を買う所をバッチリとな!!」
「買ってないもん!普通の漫画だもん!!表紙がそんな感じなだけだもん!!!」
「必死だな、姉ちゃん」
「普通の漫画だもん!!!」
「じゃあ、証拠を見せたまえ」
姉ちゃんは必死になると口調が幼くなる。まあ、それがかわいいんだが。
「証拠はこのお釣りよ!ほら590円あるでしょ?1000円で410円の漫画を買った証拠だよ!ボーイズラブ系は高いもん!」
「店員さん。この人は私の姉なんですがボーイズラブ本を今買いませんでしたか?」
「何聞いてんのよ!店員さんにはね、守秘義務があるんだからそんな事答えませんよーだ!!」
「いや、万が一という事がある」
「言わないで!!店員さん言わないで!!」
店員「あの・・・・・・・普通の漫画を買われましたよ」
姉がビックリした顔をした。そしてこちらにパチリ目で合図。
俺は外に出た。しばらくして姉が出てきた。
「バッチリよ!デートの約束を取り付けたわ!!」
何でもあの店員が前から好きだったそうで何かキッカケを作るためあんな芝居をしたわけだがあんな三文芝居でよくデートの約束取れたな。
「普通の漫画買ったって言ったでしょ?あの店員さん。あのあと手を握って”かばってくれてありがとう”って言ったらいちころよ!!」
「・・・・・・・・・・・・・・・・ベタだ。ベタすぎる!!」
「へへーん!いいでしょー!来週デートだー!!」
「まあ、あの店員男から見てもイケメンだったしな。良かったじゃん」
「嘘よ。ホントはデートの約束したあと、やっぱり断ったの。やっぱりいいですって」
「はあ?なんで?あんな三文芝居させといて」
「だって、わたしにはあんたがいるし」
それを聞き、俺はマッハで姉から逃げた。き、きめえ・・・・・・・近親かよ
後ろを見ると姉が全速力で追っかけて来ていた。
「き、きめええええええええ!!!!!!」
「待てコラー!!」
何追いかけて来てんのあいつ!!きめええええええ!!!!
「待ってよー!!!」
「きめえんじゃぼけええ!!」
姉は今元気だろうか。
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