歩兵義昭(4)

2022/05/28 15:35 登録: えっちな名無しさん

栄興三年六月、W県は東日本共和国の実質的な支配下……占領されてしまった。
避難する民間人が続出するなか、大学生の宮村奈緒美はW県に残った。
(このままみんながここを離れたら、東日本共和国に占領されたまま………。故郷がなくなるのよ……。そんなのは絶対イヤ)

奈緒美の家は既に戦闘で焼失してしまってので、他の民間人と小学校の校舎で避難生活をしていた。そこには避難が遅れた高齢者や子どもたちがいて、奈緒美は生活の世話をしていた。

ある日、空き教室で子供たちに勉強を教えてる奈緒美たちのもとに、東日本共和国の兵士が現れた。
「な、何ですか?あなたたちは」
「いやぁ、授業の邪魔をしに来たわけではないが、ここに西側のゲリラがいるとの情報があり調べに来た訳だ」
小銃をちらつかせて威圧する兵士は答えた。
「ここには子供しかいません。帰ってください」
「うーん、そうしたいが、何もしないで帰ると上官に叱られるのでね……。」
兵士は奈緒美の身体を舐め回すように見た。

「女、軍事特例法により身体検査をするっ」
「な、何ですって?」
3人の兵士は奈緒美を囲み、彼女の着ているスポーツウェア越しに身体をまさぐった。明らかに検査というよりは奈緒美の身体を楽しんでいた。

「や、やめて、ください……。せめて違う場所で……」
兵士たちは話を聞く訳もなく、平然と奈緒美の衣服の中に手を入れてきた。
「ん、何だ、このメモは?」
一人の兵士があたかも奈緒美が隠し持ってたかのように、紙を出してきた。
「し、知りません、そんな紙は」
「西側のスパイかも知れん。脱がせ、服をすべて脱がせ」
「や、やめて、い、いやっ」

子供たちの見てる前で、奈緒美は衣服を剥ぎ取られ、一糸纏わぬ全裸になってしまった。
兵士は下着まで念入りに調べるも、もちろん何も出ることはなかった。
「他に怪しい物はないが、司令部で尋問の必要がある。来いっ!」
「あっ……。ふ、服を……」
「服は没収だ。そのままで来い」
「そ、そんな……」

兵士は奈緒美の手を取り立たせ、連行していった。無論、奈緒美はまだ全裸で片手で胸を隠すので精一杯であった。
「このままで外はやめてくださいっ!ムリですっ」

「おい、抵抗するのか?逃亡の可能性もあるな」
兵士は手錠を取り出すと、奈緒美の両手を身体の後ろで絞めた。これにより、奈緒美は身体を一切隠すことのできず、晒すことになった。

「ああ、あ、いやぁ!」
奈緒美は裸のままで司令部まで連行されて行った。









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