新人気弱刑事とかっこいい姉貴系女刑事

2023/10/28 12:07 登録: えっちな名無しさん

俺は新人刑事、平棟哲夫。
交番に配属されて数年。
諦めずに刑事課への希望を出し続けて、ようやくから所轄署の刑事課へと異動が決まった。
「現場に行くわよ!」
俺の前にはグレーのダブルのスーツを着た、背が高くてつり目のポニーテールの女性がいる。
彼女は陣内綾さん、俺の相勤になった刑事だ。
久しぶりにジャケットを羽織った俺は、土地勘の薄い街を走りながら現場へと向かっていた。
現場は、ビル街の路地裏。
俺は遺体を見てビビってしまい、怯えた声を出してしまった。そんな俺に先輩は
「ご遺体は怖いものじゃないよ、つい最近まで私たちと同じように生きてた人よ。」と言ってくれた。

―――
車で
「先輩の趣味ってなんかありますか?」
俺は何となく、先輩の私生活に関して探りを入れてみた。
「休日はだいたいジムでキックボクシングやってる」
「強いんですか?」
「まあまあ強いよ。アッパーを顎に食らって顎骨折したこともあるけどね。」
「ははは…」(キックボクシングやってるのか…俺は怖がりだから先輩に守ってもらう立場だな…)
「あ、まさか私に守ってもらおうなんて思ってないよね?」
「い、いえ…そんな事…」
「顔に書いてあるわよw『怖がりだから守ってもらおう』ってねw」
「あ、バレました?」
「これから私があんたをビシバシ鍛えるから覚悟しておいてね」
「分かりました!」
刑事としての俺の人生は、クールな美人先輩にいろいろ教わるんだろうな。

出典:オリジナル
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