「Skype」でオンライン会議中に義母が部屋に突撃して叫んだ結果･･･

　ここ数年、周辺の環境の変化などで在宅勤務やオンライン会議が推奨され、自宅で仕事をする機会が増えましたが、義母は「書類の整理や文章の作成などを自宅でしている」という認識はあったものの、「会議は会社でするもの」という固定概念が強い人のため、私がパソコンを置いている部屋にこもって「Skype」(スカイプ)というインターネット回線を使ったテレビ電話での会議をしていると「それらしい内容の動画を流して家事をおろそかにしている」と思い込むようになっていました。

　私と旦那は同じ会社で仕事をしているものの、私は事務系で書類を自宅に送ってもらえれば仕事が出来るので在宅勤務になったのですが、旦那は緊急時に他の会社と連絡を取り合ったり、現場に行っての作業があったりするので基本的には会社にいる状態です。

　どうもドラマのワンシーンを流したり、某動画サイトで会議のシーンを探して流していると邪推したかな…

　普段はオンライン会議中に邪魔が入ると困るので普段は部屋に鍵をかけて会議をするのですが、たまたま鍵をかけ忘れた日に義母が部屋に突撃して「変な動画ばかり見ないで家事をしなさい」と叫びました。
　しかし、パソコンのモニターには分割画面で私の旦那と私の上司、旦那の上司が写っていて、義母の言葉が全員に聞かれる状態でした。(「Skype」はグループ通話にしたら確か最大100人まで同時通話ができると思います)

　私が振り返って「あの…お母さ…」と言うと義母は「なによ」と言ったものの、直後にパソコンのスピーカーから「母さん。なにをしてるんだ」という叫び声が聞こえ、少し遅れて上司の声で「〇×くん(旦那と私の苗字)、大変だな…」という声が聞こえると義母は「エ…△□君(旦那の名前)…エ…これって…」と言った後、「いやぁ〜」と叫びながら部屋から出ていきました。
　その後、私がモニターを見ると旦那は頭を抱えていて、上司は慰めるように「同居が無理なら他の方法を考えよう」と言いました。
　この日の夕方、旦那が帰宅してくると義母に「母さんのおかげで恥をかいた。もう同居は出来ない。早いうちに別居をしよう」と言い、義母は「別居は嫌」と言っていたものの、「上司も『別居のためなら』と母さんがした事を周囲に証言して有利に動いてくれる。母さんがこの家を絶対に出ないなら俺は転勤願を出してK(私)と2人だけで引っ越して住所は教えない」と言って別居が確定しました。
　義母は相当迷ったものの、私と旦那が引っ越しをして住所が分からなくなるのがもっと嫌だったのか、義父が残してくれた賃貸物件の一室に入居し、家賃収入と年金で暮らすようになりました。

　そもそも義父の父(旦那の祖父)が土地を持っていたらしく、賃貸で貸し出して何年かたったころに祖父と義父が亡くなり、義父と旦那が相続をしているらしいです。(相続の割合はどうなっているのかは詳しく聞いていません)

　別居後、義母からの突撃が無くなった事が良かったのか、2人で過ごすようになって4ヵ月後に私の妊娠が分かりました。
　今はあまり無理が出来ませんが、会社では「妊婦や出産後の育児休暇中でも無理をしない程度に在宅で仕事が出来ないか」という議論が始まっているようです。

出典：義母と別居になって
リンク：妊娠した