北東のお話

2006/07/26 16:04 登録: えっちな名無しさん

あの頃はまだ純粋だったんだ。
そう、時はまさに世紀末。
ある街角で僕らは出会ったんだ。

なんていうかその出会いは
この腐敗と自由と暴力のまっただなかに差す光のように・・・

出会って、数週間が過ぎて
僕らもひとつになる事ができたんだ・・・

僕の部屋で初めて彼女を抱いた時の事は今でも忘れないよ。

彼女に覆い被さり、部屋の電気を消すといつも言ってたね。
「NO!ボーイ」
「NO!暗い」
って・・・

今では笑って話できるようになったよ。

いつまでも落ち込んでなんかいられないから・・・

あれから数年がたった今、僕はいろいろな悲しみを乗り越えて
そう、なんていうか勢いを増した向かい風の中を進んだよ。

そんな僕も、もうすぐパパになるんだ。
今も隣で眠ってる妻をみて、僕は幸せな気分でいるよ。

言葉にするのは難しいけど、ただ君に一言だけ言わせてください。





「ヒデブ!」

出典:俺の血は肌色
リンク:http://hokuto.com

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