わしと先輩とナイチンゲール 02

2006/09/10 21:35 登録: えっちな名無しさん

前編:わしと先輩とナイチンゲール 01
http://moemoe.mydns.jp/view.php/4870

ナイチンゲールその2
まず、なぜナイチンゲールは先輩に惚れたのか。

わしはまだ17歳だったが先輩はナイチンゲールと同じ年で
3つ上で二十歳だった。ある日先輩と二人で居酒屋で酒を
飲んでいた(未成年っていう突っ込みは無しな方向で)。
その隣の席に女の子と、でかい女の子らしき二人連れが居た
もちろんでかい方がナイチンゲール。酒も入っていたせい
かいつの間にか同じテーブルで一緒に飲むことになった。
その時のナイチンゲールの連れは可愛く、わしも先輩も当
然のごとくその娘ねらいだった。そして宴もお開きにして
帰ろうというときにナイチンゲールが「みんなでうちで飲
みなおさない?」と言い出した(ナイチンゲールは一人暮
らしだった)可愛い子に目が眩んでいたわしも先輩もその
後の事など考えずに、もちろん行くことに。ナイチンゲー
ルの部屋は結構綺麗だった。。。が、日本酒や焼酎の瓶が
並べてあった。。。わしも先輩も滅茶苦茶、酒好きだった
のでとりあえず何も考えずに聞き酒とか言いながら片っ端
から飲んでいた。が、そのことがその後の先輩の運命を不
幸にたたき落とすことになる。

わしも先輩もナイチンゲールももう一人の子もへべれけに
なるほど飲み、そろそろ寝ようという事に。ナイチンゲー
ルの部屋にはベッドがあったんだが、先輩は「俺、ベッド」
って言ってさっさとベッドに入ってしまった。酔いすぎて
女の子のことなどどうでも良くなってたんだと思う。しか
し忘れてはいけない現実も忘れてしまっていた。ここがナ
イチンゲールの部屋だと言うことを。。。ナイチンゲール
は「私、ベッドじゃないと眠れないから」と先輩の横に寝
ることに。わしは必然的に可愛い方と床に客用布団ひいて
一緒に。朝方、可愛い方の子に起こされた。何かと思った
ら、ナイチンゲールと先輩が結構でかい声で会話してるの
が聞こえる。可愛い方の子がおもしろいから聞いててと言
う。
ナイチンゲールがどうやらやる気満々らしくそれを拒む先輩
の言葉が聞こえてきたのだが。
以下うろ覚えだがナイチンゲール(ナ)と先輩(先)の会話。

前略
ナ「絶対その気なんだと思ったのに。」←なぜそう思ったのか?
先「いや、全然そんな気は無いし。」 ←正しい判断。
ナ「私ってそんなに魅力無いかなぁ?」←その通り。
先「。。。いや、そんなことは無いとは思うけどなぁ。。多分」
ナ「多分って?」
先「いや、女の子はそういうことは大切にしないと。俺たち今日
  初めて逢ったんだし。2人のこれからの事もあるんだしさぁ」
  (↑明らかに苦し紛れに言ったことがくどき文句に!?)
ナ「そんなこと言ってくれた人初めてだよぉ。。。うれし。。(涙)」
先「いや、自信持った方がいいと思うけど。。。」
ナ「じゃあ結婚するまでは大切にする」←もう結婚が決まってる?
以下略

こうして先輩は何を間違ったかナイチンゲールに優しい男と
して認識される。そして朝。ナイチンゲールはなぜかすっか
り彼女気取りで、朝飯とか作ってる。しかもカツカレー。。
二日酔いだったわしは学校もあったのでとっとと帰った。そ
の夜、昨日知り合った女の子と電話していると先輩が来る。
深刻な顔で。「なあ、○○(わし)昨日俺、あのでかい奴と
何はなしてた?覚えて無くてさぁ。しかもなんか付き合うっ
て話になってるみたいでさぁ。もしかして俺、何かしたのか
なぁ?」と。わしはほぼ会話を聞いていたので覚えてる範疇
で先輩に教えてあげると「それって俺が口説いたって事にな
るのかなぁ?」っていうので、「はたから聞いたらすげえ恥
ずかしいほどの殺し文句でしたよ」って言ったら落ち込んで
帰っていった。それから毎日ナイチンゲールにつきまとわれ
る事になった先輩は、季節工としてしばらく旅に出ることに
なる。そしてこのときはわしも先輩もナイチンゲールの本当
の恐ろしさにはまだ気づいていなかったのだった(容姿以外)

ナイチンゲールその2              終わり

続編:わしと先輩とナイチンゲール 03
http://moemoe.mydns.jp/view.php/4888

出典:恋愛板
リンク:ブサイコスレ

(・∀・): 55 | (・A・): 26

TOP