責任も取れないくせに
2006/09/13 10:14 登録: えっちな名無しさん
消し去りたいSEXというよりも、した後で彼にひどく恨めしいメールを送ってしまった事実を消し去りたい。
彼に送った「責任」とかそんな言葉は私の本心じゃない。あのメールを彼自身から消し去りたい。
というわけで微妙にスレ違いの感じがしますが、一応書いてみます。
大学3年当時、私は最愛の人に振られて、その人のことが忘れられないまま違う人と付き合ったりしてた。
神谷くんは大学の同期。最初は「あ、好みのタイプだ。」ぐらいの認識しかしてなかった。
自らアピールとかすることもなく、あまり神谷くんとの接点はなかった。
そのうち、私がいつも一緒に行動していたグループ(10人くらいいた)の中に神谷くんも入ってくるようになった。
誰が誘ったのか、接触を持ったのかは知らない。私からすれば、棚からボタ餅状態だった。
一緒に飲みに行ったり、スキーに行ったり、なんとなく一緒にいることが楽しかった。
だけどこっちには付き合っていた彼氏がいたし、神谷くんにも見えない彼女の影がときどきチラホラと見えていた。
あれほど忘れられなかった最愛の人が、私の中で薄くなっていった。
それは付き合っていた彼氏のせいではなく、神谷くんに惹かれていたのは明白だった。
しかし神谷くんは、私を友達以上には思っていないことは態度を見ても明らかだった。
2人きりで話す事などなかったし、正直彼の内面まで見ることはできなかったから、一目ぼれ状態だったようだ。
「彼女と別れた。」「バイトで知り合った子と付き合い始めた。」
1年間で、そんな言葉を神谷くんの口からチラリと聞いた。
皆で飲んでいて、ちょっとエッチな話で盛り上がったことがある。
SEXするとき、どんな体位が一番好きか、というよくある話だが。
「俺、普通がいいなあ。」
「神谷くんの普通がわからん。www」と突っ込んでみた。
「普通って普通だよ。正常位。」
「ふうん。バックとかイヤなの?」
「なんか、バックって背中とかさするぐらいしかできないだろ?」
「そうかなあ。私は結構バックとか好きだけど。てかイきやすいし。」
なんてたわいない(?)話をしながら、神谷くんのSEXを想像した。なんてキモい私。
例のバイトの子と正常位でやってるんだなあ、とかボンヤリ考えたりした。
そして何もないまま、私は大学を卒業して地元に戻った。
ちなみに大学時代に付き合っていた彼氏は、遠距離になってしまい別れてしまった。
1年に数回、大学時代の仲間が集まって飲み会を開いていたので、私はわざわざ新幹線に乗って参加した。
久しぶりに皆と会って話すのが楽しかったが、神谷くんに会うのも目的の1つだった。
いつも馬鹿騒ぎして、会社の愚痴をこぼして、私は最終の新幹線を見過ごした。
ホテルを予約しているわけでもなく、誰かの家になだれ込んでいた。
大抵は女友達の実家に泊めさせてもらっていたのだが、彼女が参加していないときは男友達の家に転がり込んだ。
その日もその男友達の家に転がり込むつもりだったのだが、
「ごめん、今日彼女来るんだ。」
「うー、そうなのか。いつのまに彼女できたんだ。それは私が行ったらヤバいよねえ。」
「すまんな。誰かまどかを泊めさせてくれるヤツいないかなあ。」
「ああ、いいよ別に。どっかビジネスホテル探すし。」
「俺んちのアパートに泊めようか?」
そう言ってきたのは神谷くんだった。
>>89
ありがとうございます
「え、いいの?」
「いいよ別に。金使うのもったいないし。」
「でも神谷くんもいきなり彼女とか来たりしたらヤバくない?」
「彼女いねぇし。」
そうなのか、別れたんだ。
「じゃあ、お言葉に甘えます。」
自分の鼓動は隠したまま冷静に言い放つ。神谷くんが何を思っているのか表情からは読み取れない。
アパートに着いた。6畳間の殺風景な部屋。TVとビデオデッキ、オーディオ関係とパソコンが置いてあるだけ。
乱雑に床の上にCDやビデオテープが積まれていた。(まだそれほどDVDは普及してませんでした。)
ロフトに布団が敷いてあるらしい。ガスコンロもあまり使った形跡がない。
基本的に外食なんだなあ。なんて考えていた。
「俺、下で寝るからロフト使っていいよ。」
「あ、ありがと…。」
結論から言うと、この時は何事もなかった。
神谷くんの匂いだーなんて布団で1人で萌えながら、いつの間にか睡魔に襲われたのだ。
あんまり覚えていないのだけど、次の日も仕事があるからって言っていたような気がする。
朝早くに神谷くんが着替えていたので、私も起きた。
「ああ、寝てていいよ。俺、仕事に行くから鍵をドアのポストに入れておいて。コレ合鍵だから。」
「うん、わかった。大変だね、休日に仕事。」
「しょうがないね。じゃ、行ってくる。駅までの道わかるよね。」
「うん、ありがと。」
神谷くんが出かけた後、シャワーを借りて、あまりに汚い(というか乱雑な)部屋を少し片付けた。
と言っても、TVの前に散らかったビデオテープをまとめて掃除機をかけたくらいだが。
エロビデオが散乱しているのを見て「ああ、神谷くんも男の子だなあ。」なんて思っていた。
そして鍵をかけてポストに入れ、私は朝の新幹線で地元に帰った。
家について、一応神谷くんにお礼のメールを入れておいた。
「エロビデオも片付けておきました(笑)」とか書いて。返事はあったかもしれないけど、内容は忘れた。
ごめんなさい。短くならない…
数ヵ月後、神谷くんから携帯に電話があった。私は仕事がてんてこまいで全く気が付かなかった。
次の日の昼に電話をしたのだが、今度は向こうが留守電だった。夕方にやっとつかまる。
「どうしたの?めずらしい。」
「実は昨日から出張で、そっちに来たんだよ。」
「え、じゃあ今こっちにいるの?」
「うん、でも7時の新幹線で帰る。」
「ぶっ、あと1時間じゃん。飯でもとか思ったけど、そんな時間もないね。」
私の友達は、出張でこっちに来ると必ず電話をくれるので、彼のそんな行動も別に不思議とは思わなかった。
神谷くん自身も、来たついでに私に電話をくれたんだと思う。だけど、コンタクトを取ってくれたことにすごく親近感がわいた。
実は、神谷くんは他の友達と違って私からちょっと一線引いた感じがしていたからだ。
「今から行く!」
「え?」
「駅にいるんでしょ?5分でいけるから待ってて。」
やりかけていた仕事をほっぽりだして、上司に「ちょっと友達来てるんで、1時間ほど抜けます〜。」と飛び出した。
駅前で突っ立っていた神谷くんを発見。
「ごめん、昨日電話出れなくて。」
「いやいや、こっちこそ。」
その後、近くの喫茶店でとりとめのない話をして時間を過ごした。大抵、共通の友達の近況話である。
そんなことがあって、私の神谷くんに対する気持ちはますます加速していった。
もう、なんか、我慢できなくなった私は、神谷くんに気持ちを伝えることに決めた。
本当は、内輪で告白とかしたくはなかった。気まずくなったりすると、どちらかが皆と会えなくなる。
そして、そうなるのはたぶん私なんだろうなあ、と思った。だけど大学の友達よりも神谷くんを選んだ。
携帯に電話する。
「もしもし。」
「あ、まどかです。」
「どうした?」
「あのね、金曜日そっちに行く用事があるから会わない?」
「あー、いいよ。でも仕事でちょっと遅くなるかも。なるべく早く抜けるから、駅着いたら電話してくれ。」
金曜日、指定された場所で待つこと1時間。
何度か携帯に「もうちょっとで仕事終わるから。」と定期連絡を入れてくれた。
結局8時過ぎになってしまった。ようやく神谷くんと合流して、適当な居酒屋に入った。
「あー、そういえばツヨシも呼んだんだよ、まどかが来るから。」
「え、そうなんだ。」
ツヨシは、私がいつも泊めさせてもらった男友達である。
神谷くんからすれば、私はツヨシと仲がいいのでわざわざ呼んでくれたのかもしれない。
しかし、今回は少々ワケが違う。ツヨシに用事はないのだ。ツヨシが来る前に用件を済まさねばならない。
「あ、あのねっ!」
>>97
こんな駄文を読んでくださってありがとうございます。
「何?」
「好きなの。」
「え?」
「好きなの、あなたのこと。」
「…あ、ありがと。」
「…。」
「…えーと、ごめん。」
「あはは、やっぱり。」
なんとなく想像はついていた。だけど、どうしても気持ちを伝えたかったから自分としては満足だった。
「もしかして、用事って…。」
「うん…このこと。」
「いつから?」
「んー、実は大学3年の終わり、かな。ずっと想ってた。」
「そうだったんか。…俺もな、お前の事が好きな時期もあった。」
「…そう。」
意外な発言だった。いつだろう?どうしてなんとも思わなくなってしまったんだろう?
そもそもその話本当かな?私を慰めるために言ってるとか?
確かめる気力もなく、その疑問はスルーしてしまった。
その時ツヨシから神谷くんの携帯に呼び出し。
「ツヨシ、来るって。」
「ツヨシに用事はないのだが。www」
「ひど。」
「ゴメン、遅くなった。なんか意外な組み合わせだな、まどかと神谷って。」
仕事を終えたツヨシが合流した。
>>100
ありがたく頂戴いたしますwwwありがとうございます。
100ゲッツおめでとう。
「まどか、どうした?なにかあったのか?」
「うん、実はね、男に振られてね、神谷くんに慰めてもらってた。」
「そうかあ。」
神谷くんは苦笑していた。この時ツヨシは何を思っていたのだろうか。
私と神谷くんが個人的に会うなんて、普通じゃ考えられない状況である。
ツヨシは何か気づいたのかもしれないが、今も私に聞いてくることはない。
その後、3人で馬鹿話をして盛り上がり、いつものごとく新幹線の最終が過ぎていった。
「まどか、今日どうするの?」
「ああ、俺んちに泊めさすよ。」
神谷くん、即答。
正直、私はそうなの!?とビックリした。振った女を自分の部屋に入れる???
「じゃあ神谷、頼んだ。まあ間違いは起こさないように。間違ってもいいけどね。www」
それに対する返答は2人ともなかった。私は苦笑いをしていたし、たぶん神谷くんもそうだったかもしれない。
「それじゃ、お休み。」
ツヨシと別れて、私は神谷くんと彼のアパートに向かった。
神谷くんが何を考えているのかわからなかった。
たぶんフッたお詫びに寝る場所を提供してくれただけなのかもしれない。
「シャワー浴びてきていいよ。」
と言われたので、素直に借りた。私のあと、神谷くんが入った。時間は1時を過ぎていたと思う。
「俺、実は明日も仕事が入ってるんだ。」
「え、こんな時間までごめん。てか、働きすぎだよ。仕事バカ。」
話を聞いてると、残業時間が1ヶ月に100時間を越えているとか。
自由時間まで仕事に使用したら、趣味の時間がないじゃん。
と思い、考えてみたら私は神谷くんの趣味とか知らないなあと気が付いたりする。
「もう寝よっか。ロフトで一緒に寝よう。」
さらっと言われて、なんの抵抗もなく私もロフトへあがった。
私は普段から横を向いて眠るので、神谷くんの方に向いて目を閉じた。
でも眠れるわけがない。あまり覚えてないけど、多分私は神谷くんの胸に顔をうずめたのかもしれない。
とにかく自分からひっつきに行った記憶がある。
気が付いたら、キスされていた。
>>105
Thank you very much!
>>106
ありがとうございます。大切に使わせていただきます?⊂(´∀`)
「んん…あ…。」
思わず私は両手を神谷くんの首に回した。神谷くんの手は私の背中に回っていた。
完全密着が心地よい。唇がはなれた。
「…ごめん。」
私は神谷くんのセリフに首を横に振った。ゴメン、聞きたくないよ、そのセリフ。
離れたくない。私の手は、神谷くんの髪の毛や耳をなで続けた。そして2回目のキス。どちらともなく舌をからめる。
「は…ん…ぁんん…。」
私の思考回路はここでぶっとんだ。神谷くんに抱かれたい。入れて欲しい。
「服…脱ぐ…。」
「…え…?」
自分で服を脱いでしまった。神谷くんは少し動揺したのかもしれない。私とするつもりはなかったのかも。
なんだろ、SEXで快感が欲しいというよりも、神谷くんの肌に直接触れることにすごく幸福感を味わった。
神谷くんが上にのしかかってきた時、1人幸せをかみ締めていた。
お互いにほとんど前戯はなかったと思う。フェラチオもしなかったし、クンニもされなかった。
ただ、神谷くんが上に乗っかって私の体を撫で回していた。その時、私も神谷くんの体に手を回していたのだが、
見かけよりも胸板が厚いことにびっくりした。そして異常に重かった。全体重を私の上に乗っけているようだ。
そんなことが今でも冷静に覚えている。
ほどなくして、挿入。何もしなくても私は十分に濡れていた。
その時、異常事態が発生。神谷くんは何かに取り付かれたように必死に腰を振っていたのだが、
あまりの激しさ(?)ゆえ抜けてしまったのだ。それにも気づかず、腰を振り続ける彼…えええええ????
あの、気持ちいいですか?ハイッテナイノデスガ。
なんとなくこのとき、神谷くんて私が思うほどSEX慣れしてないのかも、
というかそんなに経験ないのかも…と思ったのだった。
それともこの状況にパニくってる?男の人ってこういう時、もっと1人よがり的なSEXをすると思っていたから、
体と頭が完全に分離している彼に妙な優しさとかわいさを感じてしまった。
そしてなんだかフラれた女が裸になって襲い掛かって、って考えてすごく申し訳ない気持ちになってしまった。
「ごめんね、ごめんね…。」
自分が言われたくないセリフをずっと吐いていた。
しかし2人とも仕事明けで酒飲んで、夜更かしでヘロヘロ。お互いにSEX最中に眠気が襲い、いつのまに就寝。
浅い眠りのまま数時間経つと、神谷くんがまた起き上がって半分寝ていた私の上に覆いかぶさってくる。
そんな中途半端なSEXを数回繰り返し、気が付くと空が白んでいた。
お互いにヘンに目が覚めてきて、まどろみSEXから結構まともなSEXをするようになった。
「んっ、んんっ…!」
声が隣近所に漏れないように気をつかう。ずっと正常位だったんだけど、神谷くんが私の足を持ち上げた。
そのまま自分でバックの体勢になる。神谷くんの嫌いなバック。w
「あ…まあ、それでもいいけど。」
どんな体勢を取るつもりだったんだろうか。後ろから突かれて、快感が全身に行きわたる。
「ぁぁぁ!」
ギシギシとベッドのきしむ音が、朝の小鳥のさえずりと共に鳴っていた。
「んん…は…んんぁ…い、イき…そう…。」
神谷くんは何も言わなかった。ただ黙々と腰を振っていた。
「んあぁ…イク…イ…ク…ぁぁん!」
「俺もイきそう。」
生のままだったので、神谷くんは私の背中に出してくれた。
「朝になっちゃったね。」
カーテンをしていたので部屋の中はそれほど明るくはなかったが、お互いの顔は見れるくらいになっていた。
「うぁ、み、見ないで。」
急に恥ずかしさがこみ上げてきて、布団で体を覆う。
「わかったから、シャワー浴びておいでよ。」
ロフトを降りて、風呂場に直行した。たぶん見られていないと思うし、私も神谷くんの体をほとんど見ていなかった。
その後、私は帰る支度をして神谷くんは会社に行く支度をした。
2人で駅まで歩いていき、電車に乗り込んだ。ほとんど会話はなかった。
「天気いいね。」「仕事、大変だね。」そんな程度の会話だけ。
「それじゃ、私この駅から新幹線に乗るから。仕事、頑張ってね。」
「気をつけてな。」
私は一体、何をやってるんだろう。何がしたいんだろう。
神谷くんは、私の誘いにのっただけ。
どういう状況であれ、裸で迫られた女に対して行った行動は普通の一般男性となんら変わりはない。
私は神谷くんの行動を責める筋合いなどない。理性でわかっているのに、ヘンな感情が上から覆いかぶさってきた。
『どうして私を抱いたの?
どうして振った女を抱けるの?
責任も取れないくせに。』
数日後、そんな感じのメールを神谷くんに送りつけてしまった。彼からの返事はなかった。
私はなんて自分勝手なんだろう。自ら誘っておいて、責任もなにもないだろう。
神谷くんを責める権利など、私にはないはずだ。
送ってしまったメールはもう取り戻すことはできない。
私はそれ以来、友達との飲み会には参加しなくなった。神谷くんに会うのが怖いのだ。
もう5年以上も前の話。謝りたい。何度もそう思った。でも今更また荒波を立てるのも怖い。
結局、こうしてずるずると毎日を送りながら自問と懺悔の日々が続いているのである。
以上です。長々とスレ汚しと微妙なスレ違い、失礼致しました。
支援してくださった皆様、読んでくださった皆様、ありがとうございます。(礼
出典:消し去りたいSEXの記憶をここで話して
リンク:http://sakura01.bbspink.com/test/read.cgi/hneta/1125762969/

(・∀・): 113 | (・A・): 85
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