従姉妹と私
2006/09/17 20:23 登録: Depend
私には、二つ上の兄貴がいます。(私は高校二年、兄貴は大学。
そして、同い年の従姉と、中学一年の従妹がいます。
私たちは、周りから見れば仲が良すぎるらしく。危ないやつ扱いされたこともあります。
そんな従姉妹たちとの体験を、少しだけ書きたいと思います。
一応、この話は実体験になりますが。前のことも書いてみたいので、多少脚色したり思い出しやらで書いています。できる限り思い出してみます。
もしよければ読んでみてください。
ちなみに従姉妹は二人とも、身長がかなり小さいです。
家族も含めて昼飯を食べに行ったとき。従妹の前に無言でお子様メニューを出されるレベル。(おもちゃ付き
従姉のほうは。本が大好きで(というより漫画)本さえ渡せばしゃべらなくなります。
普段はよくしゃべるんですがね・・・
去年の年越し。俺はいつも従姉妹達家族と俺の家族で過ごしていたので、今年もそうなるだろう。と思っていた。
だけど、その日はいつまでたっても従姉妹達家族は来なかった。
昼の12時くらいになると、電話がかかってきた。
従姉妹のお母さんからだった。
なんでも用事でこれないとか(詳しい内容は忘れました。
俺は仕方なく、いつも遊んでるやつらの家で年越しモモ鉄大会をすることになった。
キャッチフレーズは「99年終わらせようぜ!」
・・・高校一年にもなってやることではないだろうが、楽しそうだから参加。
モモ鉄(最新版)持参で友達の家に直行。
家についたら適当に雑談して。それから酒を買いに行くことに。
近くのデパートのようなところに酒を買いに行く。
俺は少し童顔?なので買うと未成年とばれるため、一番年上っぽい友達を選んでレジに並びました。
そして、家に帰還。
皆でプチ宴会のスタート。
モモ鉄やりながらの妙な年越しだった。
友達と彼女ができないだら可愛い子がいるだの。他愛のない会話をしているときに。友達のお姉さんが部屋に入ってきた。
そして一言
「あー、そうそう。●●君(私)って彼女いたんだ?すっごい仲よさそうだったじゃん」
俺、数秒間思考停止。
「ぶほっ、え?俺彼女なんていませんよ?」
思わず酒を噴出したが。なるべく落ち着いた声で言ってみました。
俺には本当に記憶がない。いたことすらないのだから。
周りの友達の視線が痛い・・・と思ったのは久しぶりでした。
「えー?だって。ほら、この前二人でミ●ストップにきてたじゃん。私あそこでバイトしてたんだよ?あのめがねかけた身長小さい子。違うの?」
めがねで小さい・・・初めて思い当たった。
「あぁ、それ従姉だよ。昔から仲がいいとは言われてたけどさ、さすがに間違えられたのは初めてだよ。」
「あ。そうだったの?ごめんごめん。」
友達の姉、謝って逃げる。
嵐のように去っていく。そして耳元で友達に言われた。
「従姉との結婚っての法律的にはいいんじゃないか?」
俺は適当にあしらって。新年を迎えた。
そういえば最近従姉の接し方が少し変わってきた気がする。
変わりだしたのは、中学二年の冬くらいだったかな。
その日は雪こそ降っていないが。かなり寒かった。
なぜか兄貴が家にいない。
俺と従姉はいつもの様に。二人でコタツにもぐり、本を読みながらくだらないことを話していた。
しばらくすると、従妹の方が部屋に入ってきて、母さん達と買い物に行くと言い出した。
家の者が二人を残して全員で払った。
これは結構珍しい事で。今までほとんどなかったことだ。
「おいおい、全員出て行ったな。つーか、珍しい。」
「そう?いいんじゃない?たまにはさ。」
俺達の会話はいつもと変わらず、暖かいコタツでぬくぬくしていた。
俺は小腹が空いたので。冷蔵庫をあさる。リンゴ発見。
「お、リンゴ。△△(従姉)ちゃんも食うよな?」
ちなみに俺はリンゴが大好き。
「うん。食べるよ。うさぎさんカットでね!」
「STOP。俺にはそんな高等技術備わってない。」
「えー兎がいいー」
なんだかいつもより食い下がってくる。つーか普段は兎なんていわない。
「私がやるよー。」
「いや俺のほうが上手いからなw」
そんな会話をしてリンゴをむいた。
そしてコタツに非難しながら。リンゴを食べる。
「●●ちゃんって、彼女できなさそー。」
「うっさいwそれを言うんじゃないよ。」
「だって。良い人、で終わりそう」
「・・・地味に痛いんですが?」
「だってそんな感じじゃない?」
「そのうちキレるぞw」
「ははwごめんごめん。」
そのとき、妙に俺にくっついて甘えたりしてきてた。
このときくらいからかな。少し感じが変わってきたの。
よくある話。俺たちは小学六年くらいまで、一緒にお風呂とかはいってた覚えがある。
実際、後から考えると結構恥ずかしいですねw
従妹のほうは年中くっついてくるので印象に残りにくいが。姉のほうはそこまでそんなことしてこないので、結構印象に残ります。
高校一年のとき。これはどうだったかな。何かの記念日と休みが重なったときだった。
従姉妹家族といつもの様に飯を食べにいき、家に帰ってくる。
自分の部屋で座っていると。従妹が俺の膝の上に乗ってきた。
「お前、小学六年だろうが。もうそろそろそういうのやめとけな。」
「えー、いいじゃん。タコ!」
従姉妹達はたまに俺のことをタコと呼ぶ。
「誰がタコだ、乗るな。重いから。」
実際は35キロしかないんだが。
「うるさい!」
そういうと俺の腕に噛み付いてくる。これは昔からそうだ。
「いててて、ちょい!痛い。痛いから!タコでもいいからとりあえずやめろ!」
従妹を引き離すが、腕には歯型と青海苔。
「お前、たこ焼きくっただろ?」
「うん、おいしかった。」
「・・・そのまま僕に噛み付くのは嫌がらせか何かですか?」
「うー。気にするな」
「次やったら、お前がまだ指すってるの皆に言うぞw」
「いうなっ」
また、噛み付かれた覚えがある。
本当に痛いのに、なかなかわかってくれない。
ちなみに俺は気管支喘息であまり体が丈夫でない。
その日は体がだるかったので、皆より先に二階のベットに非難。
俺の部屋はほかの部屋より一番奥にある。
みんなに早く寝ろといわれたので、スグに寝た。
翌日。朝起きると俺は大体枕を吹き飛ばし。布団も吹き飛ばしているんだが。珍しくちゃんとしている。
そして布団の中が妙に暖かい。
寝ぼけていたんだろう、目をこすりよく見てみる。
何かが見える。(私の視力は0,02
触ってみると。妙に暖かい。まるで人肌のような・・・
よく見ると。パジャマ姿の従姉だった。
互いの顔、距離にして6センチくらいか・・・
「くぁwセdrftgyふじこlp;@:「」」
声にならない声を上げた気がする。俺はとりあえず、落ち着いて従姉を起こしてみる。
「お前、なにしてんの?つーか俺のベットになぜいるか説明を求めるぞ」
「う?え?ぁ、ごめんごめん、おばちゃんに起こしてきてって頼まれたんだけど、普通の起こし方じゃつまらないかなーと思って。」
もう少しましな起こし方にしろ。といおうとしたが。やめておいた。
「うーんむ。わざわざ起しにきてくれたのはうれしいが、なるべく普通にお願いするよ。」
「わかったよ。」
「でもお前、そのまま寝るのはよっぽどだぞw」
「いいじゃない、寒かったんだから」
ちょっとだけ赤かった顔が印象的だったな。
書いてる途中に思い出した、これも冬の話だ。
とりあえず二人で階段を下りていく。
「つーか、お前、俺が早起きってしってるだろ、お前しっかり寝てないんじゃないか?」
「ん?大丈夫だよ、ちゃんと寝てる。心配してくれてありがとう。」
それでその日の会話は終わった。
ちなみに俺の起きる時間は4時など、早朝。
下にいくと、従妹のほうが、俺のパソコンを占領。
リ●ンの公式HPでミニゲームをやっている。
回線を抜いてやろうかと思ったが、やめておいた。
まぁ、なによりひどかったのが、今年の夏休み、とある村に旅行にいきました。
従妹が中学生になったことの祝いもかねて。(相変わらず指は吸いますが。指摘すると蹴りor噛み付き
私はクルマで移動している間。従姉妹の相手をしていて疲れていたので。すぐに部屋にいきました。
俺はねっころがりながら。テレビを見ていると。
「こら!クッション!さぼるなっ」
従妹のボディプレスもどき。体重はたいしたことないので、ダメージあまりなし。
「誰がお前のクッションだ。つーか夏の暑苦しい時にくっつくなww」
「また噛むよ?」
「・・・もういいや、乗ってろ」
結局乗られたまま。時間をすごした。後で腰が痛くなりました。
そして晩御飯、部屋食だったので。みんなで楽しく食べました。
しばらくすると、兄貴が突然いなくなり。妙にハイテンションで帰ってきました。
手にはレモンの印刷された缶。チュウハイ4本。
「あれ?兄さん酒飲むんだ?」
「ん?勘違いするな。お前らも道連れな。」
そういうと俺と従姉に配る。兄貴は自分だけ2本
なぜか宴会のようになってしまった。
親達も大丈夫だろう、ととめなかった。
そして乾杯で宴会スタート。
従姉、突然一気飲み。
もちろん兄貴も一気飲み。
俺はビビリだから少しずつ。
しばらくすると二人の顔が真っ赤になってくる。
兄貴は突然歌いだし。某アニメの踊りを踊りだした。
こうなると手がつけられないので。兄貴は放置。
従姉のほうを見てみると。顔はほんのり赤くなり。俺のほうを上目使いでじっとみている。
こいつはまずいと思って逃げようとしたら。すでに時遅し。
従姉は俺に抱きついてきた。
さすがに今まで抱きつかれたことはなかったので。動揺しました。
多分俺も顔真っ赤だっただろうな・・・
「ちょ、お前、相当酔ってるだろ?」
「よってないよー。ひゃひゃひゃっ」
「・・・重症だな、つーか離れろよwさすがに恥ずかしい。」
「いーじゃんいーじゃんー。きにしないー」
妙な口調で俺に絡んでくる。さっきよりしっかり抱きついてくる。しかも、ひゃひゃひゃってなんだよ・・・
とりあえず無理やり引き剥がし。非難する。少し寂しそうな顔をしてたような気がした。
それからは兄貴と従姉の馬鹿騒ぎ。アニソンオンパレードで歌いだす。
とりあえず、逃げるために温泉に一人でいきました。ビビリで申し訳ない。
しばらくして戻ってくると。意外とおとなしくなっている。と、いうかみんな布団の中。兄貴はもちろんノックダウン。
従姉も枕に顔面をつけて死んだように動かない。
母さんにどうしたのか聞くと。
「あんたがでてってスグに泣き出したんだよ。こんな人生もう嫌だ。だとよ」
「・・・」
そこまでご乱心なのか、従姉よ。
そして開いている布団が従姉の隣だったので。とりあえずそこの布団に入った。
しばらく従姉のほうを見ていると。いきなり立ち上がって。トイレに駆け込んだ。
どうやら吐いているらしい。それを3回ほど繰り返した。
俺は吐くたびに水を用意して背中をさすってみた。
少し酔いが覚めてきたのか、まともにしゃべれるようになってきた。
布団に戻して。あんまりにもつらそうにしていた。
「ごめんね・・・迷惑かけて。」
普段はあんまり弱気にならないので、結構心配になる。
「俺はかまわないぞ。つーか10年の付き合いだろう?いまさら気にするなよ。」
「うん・・・」
とりあえず、氷枕を頭においておいた。
「本当にごめんね・・・」
あんまりにも何度も謝られるので。思わず出てしまった言葉。
「あー、もういいって、まじでさ。みんな寝ても、俺だけはおきててやるから、寝れるまでみててやるからさ」
「ありがとう・・・」
本当にうれしそうな顔をして笑ってくれた。
もうしばらく様子を見ていると。暑い。と言い出したので、布団を取ってあげた。
すると、突然、浴衣を脱ぎだした。
「あついぃ・・・」
「お前!やっぱりまだ酔ってるだろ。早く着ろ!」
注意しても脱ぐのをやめない。とうとう下着だけの姿になってしまった。
胸はそこまで大きくなくても、あることはあるので、目のやり場に困る。
「あぁぁぁ、もう」
俺は反対側を向いていた。
暗い中に少し明かりがともされて、黒い髪が余計に綺麗に見えた。
俺はしばらくの間。布団の中に非難していた。
そしてまた、従姉がはいたので。しばらく様子を見ていました。
落ち着いてきた頃には、二人向かい合って眠りました。
従姉が手をこちら側に持ってきていたので。握ろうか迷いましたが、握らないでおきました。
翌朝。二日酔いの心配もなく、元気に起き上がる従姉と、寝不足で死にそうな俺がいました。
おきたのがほぼ、二人同時で。周りは寝ていたので。二人だけで朝風呂にいき。朝ごはんを取りました。
飯のときに、昨日は大丈夫か?と聞くと。
「あー、大丈夫、もうぜんぜん平気」
「お前、二日酔いとかぜんぜんないのな。」
「まぁねー、でももう酒は飲まないよー。」
「飲もうとしたらとめてやろうか。」
「ていうか、昨日のことあんまり覚えてないー。私何してた?」
「俺にキスしようとしてた。」
「嘘っ?!」
「うっそー♪」
「絶対殺す!」
「まぁまぁ、あとで漫画買ってやるから許せ。」
「絶対許さん!」
「怖い女だこと、、、でも抱きついてきたのは本当な?」
「えー・・・私が?」
そんな他愛無い会話のあとぼそっとひとこと。
「昨日の夜の●●ちゃんはやさしかったのになー」
「んぁ?お前昨日の夜って記憶とんでんじゃないのか?」
「そこら辺は覚えてるんだよー。」
ちょっとだけ顔を赤くしながら答えてる。もしかすると・・・
「お前さ。俺がお前に何いったかとか、覚えてないよな?」
「覚えてるよー、確か、俺以外が寝ても。俺だけでもおきててやる。みたいなんでしょ?あの時ちょっとうれしかったなー、ありがとねっ」
そんな恥ずかしいセリフ、覚えられてたなんてな・・・
「母さんや兄さんには言わないでくれ、ネタにされる。」
「わかってるってー。私だけの秘密にしておいてあげるよw」
なんか主導権が入れ替わったような・・・
そして、その夏の旅行は幕を閉じた。
さて、明日も従姉妹たちが来るらしいが。どうなることやら・・・
私はここら辺で失礼します。
こんな妙な文を読んでくれて有難うございました。
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