中2虐待、母ら逮捕へ 首に鎖、食事与えず

2006/11/25 21:44 登録: えっちな名無しさん

 大阪府能勢町の自宅で中学2年の長男(14)の首を鎖でつないで監禁するなどの虐待を繰り返し、約2週間のけがをさせたとして、大阪府警捜査1課と豊能署は25日、傷害容疑で実母(39)と内縁の夫でコンビニ店員の男(34)の逮捕状を取り、取り調べを始めた。容疑が固まり次第、同日中にも逮捕する方針。長男は「1年ぐらい前から学習態度などをとがめられ、食事もろくに与えられなかった」と話しており、捜査1課は今後、動機や虐待が激化した経緯など全容解明を目指す。

 調べでは、2人は長男の学習態度に腹を立て、約1年前から仏間で長男の首を鎖でつないで監禁状態にし、食事を与えないなどの虐待を継続。8月下旬から9月上旬にかけ、脚立の上に木製バットを置き、その上に正座させるなどの虐待を加え皮下出血による約2週間のけがをさせた疑い。

 実母は約10年前に前の夫と離婚し、長男と妹を連れて能勢町内にある実家に戻って、祖父母と一緒に暮らすようになった。

 長男が小学6年のころから成績や学習態度などで将来を悲観するようになり、職場で知り合った男に相談したところ、男は「家庭教師をしてやる」と実母に持ち掛け、同居を始めたという。

 これまでの調べで、長男は「家で食事を与えてもらえず、深夜に冷蔵庫にあった食べ物をつまみ食いしたことを男にとがめられ、首に鎖をつながれるようになった」などと説明。周囲にも「親は妹にしか食事を作らない」などと漏らしており、虐待が激化し始めたとされる昨年2月には自分から子ども家庭センター(児童相談所)に連絡したこともあった。

 当時通っていた中学校も長男の異変に気付いた時点で同センターに通告しており、これまでに計4回の通告が確認されている。長男は現在、大阪府内の施設に入所し、保護されているという。

 捜査1課は、男の同居後から虐待が激化していることから、男が虐待の主導的な役割を果たしたとみている。

                   ◇

 ≪顔にあざ、学校でもうわさ≫

 「親は妹にしか食事を作ってくれない」

 実母らから、首を鎖でつながれるなどの虐待を受け、約2週間のけがをしたとされる大阪府能勢町の中学2年の長男(14)は、親しい友人にこんな悩みを打ち明けたことがあったという。顔に殴られたようなあざをつくり、次第にやせ細って別人のように変わっていく長男の姿に、同級生らの間でも以前から、虐待のうわさは絶えなかった。

 関係者によると、長男は剣道部に所属。控えめな性格から、学校内で交友関係をめぐるトラブルなどはなかったという。しかし2年生となり、家庭での虐待が本格化すると、表情は曇りがちになり、顔にあざをつくって登校することも多くなった。

 同級生は「家で暴力を振るわれたんじゃないかと心配だった。部活動も休みがちになり、顔を合わせるたびに以前よりもやせた感じがして、まるで別人のようだった」と振り返る。

 「家庭教師の男に正座をさせられ、問題が解けなかったら殴られた」「親は食事もろくにつくってくれない」

 長男から悩みを打ち明けられた友人の一人は、弁当を持たされずに登校した長男が、昼食の時間に、複数の友人から弁当の残りを分けてもらっていたのを何度も目撃したという。

 「家に帰って夜食べる分やから」

 理由を聞いても長男はこう説明しただけで、多くを語ろうとはしなかったという。

(11/25 16:22)

出典:あまりに悲惨で泣いた・・・これから頑張ってまともに強く生きて欲しい
リンク:http://www.sankei.co.jp/news/061125/sha009.htm

(・∀・): 144 | (・A・): 117

TOP