悪魔を見たのかも。

修学旅行に行った時の話。私たち６年生は小学校始まって以来１番立派な旅館に泊まれる事になった。まぁ旅館以外はショボかったけんどにゃ(ノ∀｀)で、夜も深くなりつつあった午前１１時。班が同じだった他の５人は就寝時間とともに就寝して、ダダッ広い部屋の中で起きてるのは私だけだった。私『あ〜つまんないの〜、テレビ付けたら起きちゃうよな…』なんて考えながら真っ暗な部屋の中でウダウダしてた。で部屋のカーテンを閉めるのを忘れてて、外の明かりが半端無く睡魔を奪ってく。街灯の明かりがウザいからカーテン閉めようとして窓側見たら、窓の向かいに鏡が在ってその鏡に真っ黒な頭？？みたいなのが映ってる。私『ありゃ〜ついに見てしまったんだろうか。。』なんて考えたけどやっぱ肝が冷えちゃって目を瞑った。何時もお化けを見ちゃったと思っても実際には木だったりするからその時も怖かったけど何かの見間違いだなと思いつつ目を瞑ったまま。んで目を瞑ったまま作戦が効いて何となく眠くなってきた。あ〜眠いわ〜って思って寝返りを打とうとした瞬間、下腹部が苦しくなった、誰かの体重が乗ったみたいに。下腹部から今度は胸のあたりまで苦しさが伝わってきた。そして尋常じゃないくらいの眠気も。さっきの事が頭に浮かんで開けちゃいけないと思いつつ気になり目を開けた。
そしたらホッペにサラっと黒い髪が掛かる。何げにヒンヤリした空気が髪と髪の間の顔から伝ってくる。顔は見えないつぅかブラックホール如く真っ黒。私は眠気に耐えれず一瞬目を瞑り開けたその時、真っ白な顔で不気味に笑う女の顔がそこに在った。怖さは比べものにならないけど、容姿は真っ黒なスカートに真っ黒な長袖。よく心霊番組に出るような。髪は息を呑むほど綺麗だけど息が止まりそうなほど冷たくて不気味。多分その後私は気を失ったんだろうけど、起床時間になって朝シャンしにこっそり風呂場に行って鏡見たら、私の体の周りに真っ青なアザが帯状になって付いていた。同じ部屋で同じ班の仲の良い友達にその事を言ったら部屋に着いて最初に、ふざけてお札探ししてたら、鏡の裏にお札が貼ってあって間違って剥がしてしまったと言ってた。
で、私が昨日遭遇したあの女は私が気を失った後、その友達にも悪さを働いたらしい。
この事は誰に言っても信じてもらえなかったのであまり口にはしてません。

出典：にゃい
リンク：知らにゃい