愛犬ルル

私が飼ってるﾐﾆﾀﾞｯｸｽ愛犬のルルと散歩をしていた時の事。

狭い道を散歩していたらいきなり車が曲がってきました。ルルが轢かれそうになった
ので体で車を止めにいきました。もちろん腕は骨折、足も転んだ時に捻挫。でもルル
は無事でした。
しかし私の状態はあまりよくなく会社も休み家で寝たきりになっていました。

ルルはそんな私を心配しているのか布団で寝る時はずっと体にべったり、ふと目が覚め
ると包帯の上から傷のところをずっと舐めていました。

そんな甲斐あってか傷はみるみる回復に向かい1ヶ月位でだいぶよくなりました。

そんなある日の事、私は歩けるようになったので久しぶりにルルを連れて散歩にいきま
した。いつもの道を通っていたのですが事故にあった場所は避けようともう一つある
違う道を通ろうとした時です。

「ワンワンワン！」

私に向かって吼えてきました。
何度も違う道で行こうと試みたのですが吼えてきて行かせてくれません。
しかたなく事故の道を通り家路に着きました。

後で聞いた話ですが、散歩の時私が通ろうとしてた違う道で丁度私が散歩してた頃の
時間に大事故があったみたいです。死者３名重軽傷１０名位の事故だったみたいです。


ルルはいまだに私が寝てる間は傷口をずっと舐めてくれています。

愛犬ルルは私の母が亡くなる前にどうしても飼いたいと言い続けて父を説得して
飼う事になった犬でした。

出典：泣ける話
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