ちょっとアホな父の教え

2007/03/28 11:00 登録: えっちな名無しさん

ちょっと前のことだ。夜、父が歯磨きをしていた。ずいぶん眠そうだ。
「とっとと終わらして寝れば?」
「・・・おぉぉー」
返事はある。まだ起きてはいるようだ。しかし、しばらくすると完全に寝たようだった。後ろの壁にもたれて、口をあんぐり開けて、若干上を向いている。案の定歯ブラシはおちていた。しばらくすると・・
「ゴガァッ!!!」
「どうしたッ!?」
駆け寄ってみると、やたら咳き込んでいる。
「大丈夫か?」
優しく背中をさするオレ。
「ゲホッゴホッ」
すると、
「溺れよった・・・」
「え?」
「死ぬとこやった・・・」
後で詳しく話を聞くと、どうやら歯磨きによって生まれた大量の唾液が、上を向いて寝ることで喉のほうに流れてきて、普段いびきをかく父、つまり、口呼吸の父の大事な大事な空気の通り道を塞いでしまったらしい。その後の父の言葉・・・
「いいか○○人間は5cmの深さの水溜りがあれば死ねると言われているが、どうやらそんなものは必要ないらしい。日常生活のなかでも、一瞬の気の緩みがあると死につながるぞ!気をつけろ!!!」
父はこのことを自分の命を危険にさらしてまでオレに教えてくれた。
それから、しばらくたったある日のこと。その日は休日で、父は昼飯にイカスミソースのかかったパスタを食べていた。
「あんまりおいしくないなぁ」
「自分で買ってきたんだから、責任もって自分で食え!」
「まずい・・・」
文句を言いながらも、ちゃんと全部食べた父。えらいぞ!!
そして次の日、
「うぉッ、なんだこれ○○ちょっと来てみ」
と、トイレから声が聞こえた。行ってみるとそこには悪臭と真っ黒なウ○コが!!
「うわッ」
大人にのくせに他人にウ○コを見せるなと思いつつ流そうとすると、
「待て待て待て待てこれは流すな」
と言い、携帯を取り出し写真を撮り始めた。
オレはあきれて部屋に帰った。だが、気付いてしまった。きっと父はまた自分の体を犠牲にして生物的な何かをオレに教えようとしていたのではないかと・・・聞きに行こうかと思ったが臭いし面倒なのでやめた。
そこのトイレはその日一日中は行くたびにブラックウ○コマンがこんにちはしていた。
でも、しばらくしてママンに流されていたみたいだ。
あのとき、父が何を教えてくれようとしていたのかは今もまだわからない・・・

出典:ブラック
リンク:ウ○コマン

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