努力の結果
2007/03/28 12:33 登録: えっちな名無しさん
高校の卒業式も終わって、久しぶりに中学時代の友達7人と呑んでいた時の事。
仲間だと思っていたヤツらがいきなり大学の話をし出した。
「お前どこ?」「俺、明治」「俺は慶応」「スゲーじゃん」「ま、商学部だけどなw」「松崎は?」「俺は立命館に行くことにした」
「岡やんどこ?」「ん、俺は学習院w」「お前が学習院ってガラかよw」「そう言うと思ったw」
「ヨッシーはどこ?」「あ?俺は別に行く予定ないけど・・・?」「そうか。ところでさー・・・・・・」――。
仲間だったはずなのに、何か完全に取り残されたような気がした。
家に帰ってから、ネットで大学のことを片っ端から調べてみた。
とりあえず分かった事は3つ。
高卒ではまともな会社に就職できない事
同じ仕事をしても大卒・高卒では収入に大きな差がつく事
そして、大卒じゃない者は社会では人間扱いされない事。
最初は金がない、さっさと就職しろと言われたが、俺は土下座したまま何度も頼み、遂に1年分の予備校代を出してくれる事になった。
それからは必死なって勉強をした。中学の教科書から始めて、高校の教科書も理解できるようになった。
そして、あの泣いて土下座した日から1年、俺は両親と駅にいた。
「これから4年間頑張るんだぞ」「風邪ひかないように気をつけるのよ」「わかってるよ。それじゃ、行ってきます!」
俺を祝福するかのような春の風が心地いい。俺の明海大学生活はこれから始まる。
出典: 明海大学の偏差値
リンク:42〜54
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