じいちゃん。

先週親戚の葬式に出た。
故人の孫が故人に宛てた手紙。



じいちゃん、最後のお別れの言葉になります。
今まで76年間、本当にご苦労様でした。
じいちゃんとこんなに早くお別れが来るとは思わなかったから、とても残念で悲しいです。

思えば、保育園のお迎えも、じいちゃんが来てくれてたことがありました。

じいちゃん家に遊びに行くと、いつも「学校が行ったのかー？」と毎日同じことを言ってましたね。
あの時はうるさかったけど、今はもう一度言ってほしいくらい懐かしく思います。

小学校の時、学校から帰るとじいちゃんが家の前に座って待っていてくれたから、
自分家にまっすぐ帰らず、いつもじいちゃん家に帰ってました。
体調を悪くして入院してから、いつもいた場所にじいちゃんがいないのはとても寂しかったです。

じいちゃんが寝たきりになってから、病院にお見舞いに行く度に「パンはながっかー？」と、大好きなあんパン食べたがってました。
棺にあんパンも焼酎も入れておいたので、天国でゆっくり食べてください。

体がうまく動かず、看護師の方の手助けがないと、何もすることができなかった時、
プライドの高いじいちゃんとても悔しそうな顔をしていましたね。
僕達もお見舞いに行くことぐらいしかできず、やりきれない思いでいっぱいでした。

最後に、じいちゃんは今、ばあちゃんを残してこの世を去ったことを、一番後悔してるでしょう。
ばあちゃんのことは、僕達が守ります。心配はいりません。

じいちゃんが天国から○○家、□□家を見守っていてください。

僕達は、いつも元気で優しかったじいちゃんのことを永遠に忘れません。

大好きなじいちゃんとの別れはつらいですが、長い間お疲れになったでしょう。
天国でゆっくりお休みください。




出典：九
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