戦え僕らのミラーマン

2004/07/17 00:07 登録: もえたろう

665 えっちな21禁さん sage 04/06/21 20:47 ID:JLzxv5vF
4月8日 金曜日
私は、とある大学の大学院で1年前から教授をやっていた。
マスコミでの仕事や、講演の依頼が多く、いわゆる人気エコノミストの地位にあった。
その日、私は横浜での仕事を終えたあと、品川へ向かうべく、京浜東北線の電車に乗った。
ご存知だと思うが、首都圏の電車は昼間でも混んでいる事が多い。
電車の中はサラリーマンや学生が多く、むさくるしかった。そもそも春だというのにやけに暑かったのだ。
20分弱の移動の後、品川に到着した。私は南口の改札を出たあと、高輪口の階段を下りていった。
階段を下りてしばらくすると、一人の女子高校生がこちらへ向かって歩いていた。
スカートはかなり短い。
ふと、私の脳裏に、小学生のころに見たヒーロー番組の主題歌が流れた。
♪夕焼けの光の中に 立つ影は ミラーマン
この瞬間、私は頭を抱え込んでしまい、気がつけば本能のままに動く英雄となっていた。
そのときの私の目はかなり鋭かったらしい。私は即座に踵を返してもと来た場所を戻っていった。

667 えっちな21禁さん sage 04/06/21 21:04 ID:JLzxv5vF
すると、先ほど見た高校生がちょうどエスカレーターに乗って改札口に向かうところであった。
このときを見逃すわけにはいかない。気がつけば私はちょうどその高校生の真後ろにいた。
♪今だ! パンチのチャンス いや、パンツのチャンス
左のポケットから手鏡を取り出し、少しかがむ。
高輪口の登りエスカレーターは思っているよりも長い。私は周囲に感づかれないように前にのめる。
まだ見えない、まだ見えない。鏡を持っている手を少し前に伸ばす。あと少し伸ばせばこの任務が成功する・・・
と、そのとき、急ぐ人用に空けておいた右側からスーツを着た男性が2人ほど駈け上がってきた。
「警察です。東京都迷惑防止条例違反の現行犯で、あなたを逮捕します」
万事休す。私は警察の気配を全く感じていなかったのである。なんとも脇が甘かった。
エスカレーターを降りた後、警官に手錠をかけられ、また階段を下りていった。
そういえば、きょうは息子の誕生日だったのを忘れていた。私の小学生のころの記憶がまたよみがえってくる・・・。
♪戦え僕らの ミラーマン

出典:■★■ 萌えた体験談コピペ祭りPart23 ■★■
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/hneta/1084534160/

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