こころのたび

2007/05/06 18:12 登録: えっちな名無しさん

 僕が熊井佐代子(仮名)と知り合ったのは就職のため上京してすぐだった。高卒の安月給ではおしゃれなマンションなど住めず、下町の安アパートに住む事になった。
 バブル経済時代の地上げ屋も見逃したような古いアパートの風呂なし4畳半一間が僕の城だった。いまどきこんなボロアパートに住む者も少なく、空き部屋が多かった。そんなアパートに住んでいたのが佐代子と父親だった。
 僕が引越しを住ませ、同じアパートの住人のもとへ挨拶に行った。
ドアをノックしようとすると、しっかりしまって居なったドアが開いた。部屋の中には少女と畳の上で寝ている中年の男が居た。
「こんにちは。今度ここへ引っ越してきた上田俊夫(仮名)と申します。」
 少女は答えもせず、うつむいて黙っていた。一重目蓋とふっくらした頬は少し子供っぽいが中学生くらいに見えた。しかし髪の毛はぼさぼさでパジャマ姿のままなので、もう夕方なのに起きたばかりのようだった。父親らしい男は酔い潰れて寝ているのか、赤い顔でいびきを掻いていた。
 部屋の中は小汚くて酒の空瓶が転がっていた。何か腐ったような臭いもしていた。
 何かこれ以上ここの家庭を覗くのは悪いような気がして、一方的に挨拶だけして部屋を出た。
 僕の部屋は1階で、住んでいるのは僕と例の親子だけのようだ。2階には一人老婆が住んでいるだけだった。
 次の日は入社初日で早く帰って来た。たいした仕事でも無く、あまり将来性も感じられないが、今、自分に出来るのはこれがせいぜいだろう。
 薄暗いアパートの共同の玄関から入って例の親子の部屋の前を通りかかった。
 ドアを開けたままだったので、何気なく中を覗くと中年のおばさんが部屋の掃除をしていた。そのまま立ち去ろうとすると、僕の姿を見たおばさんが話し掛けてきた。
「新しく入った方ですね。私は区から来ているホームヘルパーです。」
 おばさんがいろいろとこの家庭の状況を説明した。
 少女は障害が有って2歳児ほどの知能しか無いらしい。父親と二人だけで生活しているが、父親はほとんど娘の面倒を見て無く、工事現場で働いて賃金を得ると、飲みに行って帰らない事も多いらしい。
「私も週に二度ここに来てますが、ご迷惑でなければこの娘の事を見てほしいんですが。何か変わった事が有れば連絡を頂けるだけでいいんです。」
おばさんに頼まれて、僕はやる気も無かったが、ただうなずいた。
「よかったわねえ。佐代子ちゃん。何か困ったらこのお兄ちゃんに言うんですよ。」
おばさんは勝手に言うと、まるで僕に押し付けるように佐代子の手を引いて僕の前へ連れて来た。
 佐代子は風呂上りのようで、清潔なパジャマを着ていた。相変わらず何も喋らなくうつむいていた。近くで見ると、身長は一五〇センチほどで顔つきよりも体は大人っぽいようだ。昨日は良く見えなかったが、青白い顔をしていた。
「佐代子ちゃんのお父さんは何もしないのよ。お風呂に入れなければ、ご飯も食べさせずにどこか飲みに行っちゃうのよ。そうだわ。せっかくだからお掃除が終わるまでお兄ちゃんに遊んでもらいなさい。」
おばさんは勝手に言うと、佐代子のパジャマを脱がせ始めた。僕が居るのもかまわずパジャマの上を剥ぎ取ると膨らんだ胸が露になった。ズボンも脱がせてパンツだけにすると、スカートとTシャツを着せた。ブラジャーを着けていないので乳首が透けて見えた。
「佐代子ちゃんは十四歳だからねえ。ちょっとおしゃれをしなきゃ。」
おばさんは佐代子の髪の毛に櫛を通した。それはとてもおしゃれとは言えなく、まだ濡れている髪は張り付いたように撫で付けられていた。
「お掃除が終わったら迎えに行きます。」
おばさんは勝手に言うと僕に佐代子の手を握らせた。
 僕はどうしていいのか困ってしまったが、このまま無視する事も出来ずに佐代子の手を引いて自分の部屋に向かった。
 カギを取り出すために佐代子とつないでいる手を離そうとすると、佐代子は僕の手を離さなかった。仕方無く右手に持っていたセカンドバッグを脇に挟んでカギを取り出した。
 部屋に入ると佐代子は手を離した。
 とっとと脱ぎたかった背広を脱いでズボンを下ろそうとしたが、佐代子が十四歳だと聞いたのでなんだか気が引けた。
 座布団を出して部屋の真中に置いたテーブルの前に佐代子を座らせた。まだ部屋の中にはテーブルとテレビしか無く、引越し荷物は押入れに入れたままだった。
 佐代子はおとなしく座布団の上に座った。
 黙ってうつむいているだけの佐代子と向かい合って僕はどうしていいのか判らなかった。正直言ってなんとなく佐代子が気持ち悪かった。
 テレビをつけると佐代子はじっとテレビを見つめた。
「何か見たいチャンネルは有る?」
たずねても佐代子は答えないので、アニメをやっているチャンネルにした。黙ったままテレビを見ている佐代子の横顔は知的な障害が有るようには見えなかった。
「しーしー。」
佐代子が何か言って立ち上がった。
「まだ掃除が終わっていないよ。」
僕は佐代子を制するように手を上げた。一度立ち上がったが、佐代子はまた座った。
 どうしていいか判らないまま三十分ほど過ごすと、部屋のドアがノックされた。掃除が終わっておばさんが佐代子を迎えに来た。
「あら、すっかりお兄ちゃんと仲良くなって本当の兄弟みたいね。」
おばさんはどこを見ればそんな風に見えるのか適当なことを言った。恐らく今後僕に佐代子を押し付けるつもりだろう。
 おばさんが呼んでも佐代子は立ち上がらず、手を引かれてようやく立ち上がった。佐代子のスカートがめくれてパンツが見えたが、そこに大きな染みが有った。佐代子は座ったままおもらしをしてしまったようだ。
「あらあら大変。いつもならちゃんと自分でトイレが出来るのに。お兄ちゃんの前で恥ずかしかったのね。」
おばさんは濡らしたタオルを持ってきて、僕の目の前でいきなり佐代子のパンツを脱がせた。
 まだ産毛しか生えていない割れ目がはっきり見えた。おばさんがタオルで割れ目をごしごし拭くと割れ目は広がって内部のピンクの肉まで見えた。スカートも脱がして僕の部屋の台所でジャブジャブ洗い始めた。
「ごめんなさいね。いつもはこんな事無いのに。佐代子ちゃん。お兄ちゃんにごめんなさいしなさい。」
佐代子は下半身裸のまま、まるで僕に見せるように足を広げていた。
 割れ目の上に少し長い産毛がうっすらと生えていたが、ほとんど無毛といってよかった。縦の割れ目が少し開いて、ひらひらしたひだやピンクの肉が見えていた。
 僕はこの時まだ童貞だった。ビデオで少し見ただけで、こんなにはっきり女性の体を見るのは初めてだった。
 佐代子は割れ目に手を伸ばして触り始めた。割れ目全体をこねるように指を動かすとくちゃくちゃとガムをかむような音がした。
 佐代子の顔を見ると僕のほうを見ていた。佐代子と目が合うと僕はなぜかどきどきと胸がときめいた。
「座布団は明日洗濯機で洗うから持って行くわね。」
おばさんは洗い終わった佐代子のパンツとスカートを僕のハンガーに掛けてそのまま鴨居につるした。
「佐代子ちゃん行くわよ。お兄ちゃんにさよならは?」
おばさんは佐代子の手を引いて立たせると僕のほうを向かせた。佐代子は黙ったままだったたが、じっと僕のほうを見ていた。
「じゃあまた明日来るから佐代子ちゃんの事をよろしくお願いします。」
おばさんはおしっこで塗れた座布団を持って、下半身裸のままの佐代子の手を引いて出て行った。
 うっとうしく思っていた佐代子だが連れて行かれると少し名残惜しかった。部屋の中にはおばさんが勝手に干して行ったパンツとスカートが残された。
 スカートは赤に黄色と緑のチェックが入った少し派手な物だった。パンツは少しくたびれた白い飾り気の無い物だった。
 無意識にパンツの匂いをかぐと、石鹸で洗っていないので甘い女の子の匂いがした。
 その夜は佐代子が気になってなかなか眠れなかった。さっき見た佐代子の割れ目を思い出しながら何度も自慰をした。

 次の日は土曜で会社は休みだった。のんびり朝寝坊をしているとドアがノックされておばさんが入ってきた。
「あらお兄ちゃんはまだ寝てたの?ごめんなさいね。実はね、昨日佐代子ちゃんのお父さんは帰って来なかったらしいの。佐代子ちゃん一人ぼっちでご飯も食べれなかったみたいだわ。悪いけど佐代子ちゃんに朝ご飯を食べさせてくれない。ご飯は持って来たから。」
おばさんはコンビニの袋を床に置くと佐代子を僕の部屋に入れた。そのままおばさんは帰ってしまった。
 佐代子はパジャマのままで部屋の入り口に立っていた。
 コンビニの袋の中にはカップラーメンが一つ入っているだけだった。僕は仕方無くやかんに水を入れてコンロに掛けた。
 まだ入り口に立ったままの佐代子の手を引いて座らせようとした。佐代子の手を握ると、昨日手を引いた時は何も感じなかったのに柔らかい女の子の感触がした。一瞬ドキッとして手を離してしまった。佐代子はうつむいたままじっとしていた。恐る恐るもう一度手を握って佐代子を座らせた。佐代子はそっと視線を上げて僕の顔を見つめた。一重目蓋の目と低い鼻は美形では無いが、ふっくらとした頬は年より幼く見えて可愛かった。昨日は何も感じなかったのに佐代子が急に魅力的に見えて来た。僕を見つめる瞳は澄んでいるように見えた。最も何も考えていないのかもしれないが。
 しばらく佐代子と見詰め合っていると、コンロに掛けたやかんが沸騰した。おばさんが持ってきたカップラーメンを開けてお湯を注いだ。
 割り箸をふたの上に置いてテーブルの上に置いた。
 三分経っても佐代子は食べようとしないのでカップラーメンの蓋をはがして箸を添えて佐代子の前に置いた。
「佐代子ちゃん。出来たよ。」
佐代子は箸を逆手に握ってラーメンを引っ掛けるようにして食べ始めた。僕はしばらくびっくりして見ていたが、しばらくして事情が飲み込めた。この子は普通とは違うのだった。まだ開いていないダンボールの中からキャンプ用の食器のセットを探し出すとフォークが入っていた。
 フォークをカップの中に入れてやると佐代子はフォークに持ち替えた。佐代子はフォークを握ってするするとラーメンを食べ続けた。
「しーしー。」
食事が終わると佐代子は何か言って立ち上がった。確か昨日もしーしーと言っておもらしをしたのを思い出した。
「そうかおしっこか。」
僕はようやく言葉の意味が判った。
 佐代子は自分で部屋から出ると共同のトイレに入った。僕は心配になって後からついて行った。佐代子は扉を開けたままパジャマのズボンを下ろして和式の便器にまたがった。
 便器はトイレの扉に対して横向きに付いていたので佐代子の尻と割れ目が横から見えた。分け目の中心から勢い良く黄色いおしっこがほとばしった。僕はただ心配で無意識に見ていたが、我に帰ると、年頃と言うにはちょっと若いが女の子がおしっこをしているのをまじまじと見つめている事に急に恥ずかしくなった。
 おしっこが終わると佐代子はちゃんと自分で紙を取って割れ目を拭くと水を流した。ズボンをはいたのを確認すると僕は安心して自分の部屋に戻った。
 佐代子は僕の部屋の前で少し戸惑っていたけど、僕と目が合うと部屋へ入って来た。ラーメンのカップを片付けて布団を仕舞うと畳の上に座って少しくつろいだ。テレビをつけても何も面白い番組は無かった。佐代子は黙ってうつむいているだけだった。畳の上に寝転ぶと昨日おばさんが干した佐代子のスカートが目に入った。立ち上がって触ってみるともう乾いていた。
「佐代子ちゃん。どこか出かけようよ。」
佐代子は黙ったままだった。
 僕は佐代子のパジャマを脱がせようとした。ボタンをはずして前を開くとぷっくりと膨らんだ胸が露になった。僕はドキッとして脱がすのをやめようとしたが、パジャマで表へ連れ出すわけにも行かず、かといって一日部屋にいる気にもなれなかった。
 思い切ってパジャマを脱がせて僕のTシャツを着せた。着せる時に胸に触れてしまった。ぴちぴちに張り詰めた柔らかい乳房だった。思わずもっと触りたくなったが、じっと我慢した。パジャマのズボンも脱がせて干してあったスカートをはかせた。
 Tシャツはかなり大きめだったが、膝が隠れるほどの長さの派手なスカートはとても可愛かった。まだ四月なのでこのままでは寒いと思い、洋服を仕舞っていたダンボールの中から水色の薄手のジャンバーを引っ張り出して着せた。僕は小柄なほうだったが、それでも男物のジャンバーは佐代子には大きすぎた。手が全部隠れるので袖をまくってやり、前を合わせると、尻が隠れるほど丈も長かったが、これはこれは出また可愛かった。
 僕もジーンズと革ジャンを羽織って出かける支度をした。
 佐代子の手を引いて玄関まで連れて行くと靴箱の中を見た。女の子の靴が一足だけ有ったのでこれが佐代子の物だろう。恐らくホームヘルパーのおばさんが適当に選んだような、少女漫画のキャラクターが印刷された安物のズックだった。
 佐代子に履かせると少しきつかった。良く見るとかなり古ぼけていてだいぶ前に買った物らしかった。それ以前に、佐代子はほとんど表へ出ていないのかもしれない。

 佐代子を連れて駅前の商店街へ行ってみた。佐代子に靴を買ってやりたくなった。
 靴屋が開いていたので佐代子の手を引いて店の中に入った。もう以前ほどはやらなくなった空気入りの運動靴が安くなっていた。その中に赤い運動靴が目に付いた。店員がやって来たので佐代子に合うサイズを探してくれた。
 赤い運動靴を履いた佐代子は活発な少女に見えた。そのまま佐代子を商店街のゲームセンターへ連れて行った。
 いまどきただ乗るだけのゲームなど無く、佐代子が出来そうなゲームは無かった。女の子向けの写真をシールにする機械が有ったので佐代子を連れて行った。手を引っ張って台の上に乗せるた。
 小銭を入れると大きな声で機械が喋った。佐代子はおびえて泣きそうな顔で僕にしがみついた。はじめて佐代子の表情を見た。
 画面に二人の姿が映った。佐代子に画面を指して教えると、驚いた顔で画面を見つめた。しばらくして佐代子が落ち着くと一番可愛いショットを待ってボタンを押した。
 しばらくしてシールが出来あがると二人の姿が写っていた。僕の腕にしがみついて少し微笑んでいるように見えた。佐代子に見せると不思議そうな顔でシールを見ていた。
 ゲームセンターを出るとちょうど昼頃だった。ハンバーガーやに入って適当にハンバーガーとジュースを注文した。
「しーしー」
席に着くと佐代子は急に訴えてきた。僕は佐代子をつれて店の中に有るトイレに入った。トイレは広かったので僕も一緒に入った。
 佐代子は洋式の便器を知らないのか、便器の前で立ったままだった。僕もすぐ事情が判って佐代子のスカートをめくってパンツを下ろした。
 そのとき急にトイレのドアが開いた。カギを掛けるのを忘れていたのだ。
「きゃっ!」
 OL風の若い女性はスカートをめくってパンツを下ろしている佐代子と僕の姿を見て悲鳴を上げた。
「や、やだ・・・」
 女性は慌ててドアを閉めた。僕はカギを閉めて佐代子を便器に座らせた。
「このまましーしーしていいんだよ。」
僕が教えるとシャーっという音がして佐代子はおしっこをした。いつもし勝手が違うのでちょっと戸惑っていたが、佐代子は自分でおしっこを拭いてパンツを上げた。
ドアを開けると佐代子は手を洗わずに出ようとした。
「食べる前だから手を洗おうね。」
僕は佐代子の手を引いて洗面台で佐代子の手を洗わせた。
 佐代子を抱くようにして手を洗わせていると、鏡にさっきの女性が覗きこんでいるのが見えた。
 席に戻ると女性が連れらしい女たちとこっちを見てひそひそと話していた。
「やだ。まだ子供じゃない。」
そんな声が聞こえた。僕は彼女たちが何を言いのか判ったが、無視して食事を始めた。
 僕がハンバーガーの紙を剥いて手渡すとおとなしく食べ始めた。これ以上世話を焼かなくても食事は出来るようだ。
 食べ終わると佐代子は口の周りにべっとりソースを付けていたので、紙で拭いてやって席を立った。
「ずいぶんお熱いのね。」
佐代子の手を引いて女性たちの席のそばを通りかかると、僕に耳打をするようにさっきの女性がささやいた。
「そうだよ。」
僕はぶっきらぼうに答えてそのまま店を出た。背後で“きゃははは”と笑い声が聞こえた。
 小さな商店街なので他に見る所も無く、広いだけの公園が有ったのでそこに入った。
 手入れのされていない草ぼうぼうの公園だったが、コンクリートでできたベンチと遊具は有った。
 佐代子をベンチに座らせて僕も隣に座った。
 こうしているとなんだか恋人同士のような気分になって佐代子の手を握ってみた。きゅっと握ると佐代子も握り返して来るのがうれしかった。会話はしたことが無いがこれで意思の疎通が出来たような気がした。
 かなり長い間そうしていたが立ち上がってまたどこかへ移動しようと歩き出した。
 公園の遊具のそばで佐代子が立ち止まった。
 小さい子供がジャングルジムに登っているのを佐代子がじっと見つめていた。ジャングルジムに近寄って鉄のパイプを握った。
 佐代子がこれで遊びたいのが判ったので、僕もジャングルジムに登ると、佐代子も登って来た。するすると僕を追い越して上まで登ると下からスカートの中の白いパンツが見えた。
 しばらくぼうっと佐代子のパンツを見ていたが、佐代子が僕を待っているような気がして、佐代子を追いかけた。僕が佐代子を捕まえようとすると、佐代子は僕の手をよけるようにして逃げた。そのとき佐代子は微笑んでいた。
 僕は衝撃を受けたような気がして佐代子を見つめた。佐代子は僕が追いかけてくるのを待っていた。
 ジャングルジムは滑り台につながっていた。佐代子がそこまで逃げたので、僕は佐代子を追いかけて滑り台のてっぺんで捕まえた。
「きゃはは」
佐代子の口から笑い声が聞こえた。僕はうれしくなって佐代子を抱きしめた。気が付くと夢中になって佐代子にキスをしていた。
 しばらく佐代子を抱きしめて唇をむさぼっていた。唇を離すと佐代子はずっと目を開けていたようだ。しかし佐代子も気に入ったらしく、僕に顔を近づけてきた。
 もう一度佐代子と唇を重ねる時に指先でそっと佐代子の目を閉じさせた。今度は落ち着いて佐代子の唇を味わった。歯を磨いていない佐代子の口は生臭かったが、全然不快感は無かった。唇を離すと佐代子は本能的に興奮しているのか、赤い顔をしていた。
 僕は佐代子を抱きしめたままドスンと鉄板の上に尻餅をついて、佐代子を抱きしめたまま仰向けに横たわった。
「ひゃっ!」
佐代子は今日に引き倒されて声をあげたがおとなしく抱かれたままだった。しばらく体の上に佐代子を乗せて体重を感じていた。
「ひゅーひゅー」
そのまま佐代子の体をまさぐろうとすると、下から冷やかした声が聞こえた。
「いいぞー、やっちゃえー。」
「変質者ー。」
佐代子を抱きしめたまま置き上がると、声の主はさっきの女性達だった。佐代子は振り向きもせず、すっかりキスが気に入ったのかまた唇を近付けてきた。
「あらー」
「うそ、女の子の方が積極的。」
佐代子が僕の顔を覗きこむ時、下を向いた佐代子の口からたらたらとよだれが落ちて僕の顔に垂れた。
 しばらく佐代子がやりたい様に身を任せていると、佐代子は唇を重ねたままぐりぐりと腰を押し付けてきた。ちょうど割れ目の中心がすでに勃起している陰茎と密着していた。
 昨日見た佐代子の割れ目を思い出しながら、陰茎から直接感じる柔らかい割れ目の感触にたまらず、童貞の僕はズボンの中で射精していた。
 しばらく呆然と横たわっていたが、ここでは人目に付くのでこれ以上何も出来なかった。
 まだ佐代子は腰を動かしていたが、僕は起き上がった。佐代子を膝に乗せたままずるずると動いて滑り台を滑り降りた。
「きゃはは」
佐代子は気持ちいいのか声を出した。まだ女性達が公園のそばに立ってこっちを見ていた。
「あ、立ってる立ってる。」
「素股でいったんだ。しみてる。」
僕は慌てて股間を見るとパンツの中で出した物がジーンズに染みを作っていた。僕は逃げるように佐代子の手を引いて立ち去った。
 そのうち勃起も治まり、ジーンズに染みた精液も広がって目立たなくなった。それでも佐代子にした事が後ろめたくて、人目を避けるようにアパートへ帰った。
「佐代子。おい佐代子。」
アパートに帰ると佐代子の父親が居た。汚れた作業服を着たやせて小柄なさえない中年だった。

「あ、あなたが佐代子を見てくれた方ですか。」
父親はなれない敬語で話し掛けた。
「ホームヘルパーの方に聞きました。私がしっかりしていないものでご迷惑をお掛けして。」
僕は怒鳴られるのかとびくびくしていたが、父親は逆に恐縮しているようだ。
「あ、あの佐代子ちゃんを食事に連れていってました。」
「申し訳ございません。」
父親は慌ててポケットからくしゃくしゃに丸めた札を引っ張り出した。
「とんでもない。僕も可愛い妹と遊べたみたいで楽しかったですよ。」
僕に千円札を渡そうとする父親の手を押し戻して、握っていた佐代子の手を父親に握らせた。
「佐代子、良かったなあ。やさしいお兄ちゃんに可愛がられて。どうもありがとうございました。」
可愛がられて、という言葉に少しドキッとしたが、父親は何も気が付いていないようだ。父親に手を引かれて部屋に入る時、佐代子は戸が閉まるまで僕の顔を見つめていた。
 部屋に入るとジーンズを脱いだ。べっとりと精液がパンツに付いていた。まだ若い体はすぐにさっきの感触を思い出して勃起し、僕はまた佐代子の割れ目を思い浮かべながら自慰をした。
 一息付くと、まだ明るいが、銭湯へ行く事にした。
 僕が体を洗っていると、佐代子が父親に連れられて男湯に入って来た。佐代子はすでに膨らんだ胸とうっすらと生え始めた陰毛を惜しげも無くさらけ出して歩いていた。
「やあどうも。」
父親は他人に娘の裸を見られても気にしていないようだった。他にも何人か客はいたが、顔なじみなのか、佐代子に驚くものは居なかった。
 父親は僕の隣に佐代子を座らせ、挟むようにその隣に座った。
 全裸の佐代子を初めて見たが、まだ成長しきっていないが徐々に完成されつつ有る美しさを持っていた。胸は恐らく平均的な成人女性の半分ぐらいだろうか。ただ単に小さい胸では無くて、これから成長して行くのが見ただけで判るような形をしていた。風呂場の椅子に腰掛けているのでヒップのラインがかなり色っぽく見えた。
「よう熊さん仲良く親子で銭湯かい。」
僕達に背を向けて残り少ない髪の毛を洗っていた中年男性が父親に声を掛けた。
「もう佐代ちゃんは大人っぽくなって男湯は無理じゃないかい。」
 男は遠慮無く佐代子の体をじろじろ見ながら言った。
「なあに、まだ子供だよ。それに俺が風呂に入れなきゃ誰が面倒見るんだい。」
父親は桶に湯をためて佐代子の体に掛けた。佐代子はじっと僕のほうを見詰めていた。以前のような無表情では無くて、かすかに微笑んでいた。
「このお兄ちゃんが佐代子を可愛がってくれるんだ。今日も佐代子にご馳走してくれたからねえ。」
「熊さんまた飲んでたからなあ。」
どうやら酒さえ飲まなければ佐代子の面倒をみるいい父親らしい。佐代子は僕を見ながら、また割れ目を触っていた。
 父親はタオルに石鹸をこすり付けてかなり勢い良くごしごしと佐代子の体を洗った。乳房も尻もお構いなしにこすっているようだ。手のひらに石鹸をつけて割れ目をこすり、立ち上がらせて肛門も良く洗っていた。それは親が子供を清潔にしようという行為で、淫らな物はまったく感じられなかった。
「佐代ちゃん。今度は叔父さんが洗ってやろうか。」
「佐代子を嫁にもらってくれるなら喜んでそうしてもらうよ。でも八つあんも稼ぎ良くないからなあ。」
「現場作業員がお天道様の明るいうちにのんびり風呂に漬かってるんだ。これじゃ稼げるわけねえさ。」
「飲み代と風呂代だけでも有るだけ有りがてえや。」
「娘の分も残しといてやれよ。」
僕は手早く体と頭を洗って勃起を隠して湯船へ逃げ込んだ。
「ほら。肩まで漬かってこい。」
佐代子の頭を洗い終わった父親は佐代子にお湯を掛けて流すと、ぴしゃりと裸の尻をたたいた。佐代子は僕が漬かっている湯船に向かってきた。
 佐代子が湯船の縁をまたぐ時に濡れて薄い陰毛が張り付いて、ほとんど無毛と言って良い割れ目が一瞬開くのが見えた。
 佐代子は湯船に漬かると僕に寄り添うように近付いた。肩と肩、腰と腰が触れ合って、佐代子の体を感じただけで僕は完全に勃起していた。父親は自分の体を洗っていた。
 父親と話していた男性が湯船に入って来た。
「兄ちゃん。佐代ちゃんにずいぶんなつかれてるなあ。佐代ちゃん。おいちゃんとも遊ぼうよ。」
 男性は佐代子の隣に座ると、お湯の中でいきなり佐代子の乳房をわしづかみにした。そのまま乳房を揉んでいるようだ。佐代子は乳房を触られてもくすぐったそうに首をすくめるだけで、僕を見つめたままお湯の中で割れ目を触っていた。
 僕は黙ったまま男の腕をつかんだ。
 男は腕を引っ込め、面白くなさそうに湯船の中でジャブジャブとタオルを洗った。
「熊さん。佐代ちゃんもずいぶんこの若い兄ちゃんになついてるようだから注意したほうがいいんじゃないかい。」
男はいやみたらしく、湯船に入って来た父親に言った。
「お兄ちゃんは佐代子と遊んでくれるからいいんだよ。ほんと、佐代子がまともだったら嫁に貰ってほしいんだけど。」
会話の中で僕は何も言えずに黙っていた。
「お先に。」
父親は佐代子の手を引いて風呂場を出て行った。僕も勃起が収まるのを待って湯船を出た。
脱衣所で父親が佐代子の体を拭いていた。乳房も割れ目も丁寧にバスタオルで拭き、パンツをはかせてパジャマを着せていた。さえない中年が全裸の少女に服を着せている姿はなんだか滑稽だった。
 僕も再び勃起しないうちに急いでパンツをはいてスウェットを着た。
 部屋に帰っても廊下を隔てた向かいに佐代子が居ると思うとなんだか落ち着けなかった。もう一度顔を見たかったが、部屋へ行く口実を見つけられなかった。仰向けに寝転がるとハンガーにつるしてあった佐代子のパンツが目に入った。立ち上がってパンツをハンガーからはずすと、それはゴムがちぢんでくしゃくゃと丸まっていた。匂いをかぐとまだ甘酸っぱい佐代子のにおいがした。
 僕はさっき見た全裸の佐代子の体をまさぐったり割れ目に挿入している自分を思い浮かべながら自慰をした。
 土日はすぐそばの部屋に居る佐代子の事ばかり考えて過ごしていた。父親は酒を飲み続けているようだった。

 部屋にこもっていたため、寝るリズムが崩れて夜中の三時に目がさめた。しばらくぼんやりしていると廊下で人の気配がした。そっと覗くと作業服を着た佐代子の父親の姿が有った。
「ずいぶん早いですね。」
「これから職安ですよ。」
佐代子の父親はこれから日雇いの労働者募集に並ぶようだ。
 父親が出かけたので、そっと彼らの部屋を覗いてみた。
 カギは掛けて無く、真っ暗な部屋の中で佐代子の静かな寝息が聞こえた。相変わらず何かが腐った匂いはしているが、そのまましばらく佐代子の寝息を聞いていた。
 部屋に入って佐代子を抱きしめたかったが、起こすのもかわいそうだし、童貞の僕にはそこまでしか出来なかった。
 ただ佐代子の事を考えているうちに夜が明けた。
 6時が過ぎてもう一度佐代子の部屋の戸を開けると、明るくなった部屋の中でまだ佐代子が寝ていた。しかし戸が開いた気配で目を覚ましたのか、佐代子は起き上がって不思議そうな顔をした。
 僕は我慢できなくて部屋に入り、布団に入ったままの佐代子を抱きしめた。
「しーしー。」
そのまま布団に倒れこみたかったが、佐代子の言葉で我に帰り、佐代子の後を付いてトイレに行った。
 佐代子は相変わらず戸を開けたままズボンとパンツを下ろし、便器をまたいだ。
 割れ目から勢い良く黄色いおしっこがほとばしり、ぶぶっ、と屁の音がした。僕はそっと戸を閉めて表で待った。
 佐代子は健康そのものなのか、起きてすぐ通じが有ったようだった。僕は佐代子が終わるのを待って戸を開けた。
 便の臭いが充満していたが、僕は気にせず佐代子が紙で拭くのを待った。あまりきれいに拭けていないようなので、紙を引き出して、佐代子のそばにしゃがんだ。
 佐代子は立とうとしたが、僕が押しとどめて、背後から紙を持った手を差し入れた。
 柔らかい佐代子の尻を傷つけないようにやさしく拭くと、きゅっとすぼまった肛門が分かった。肛門の廻りをやさしく拭いて何度か紙を折り畳みながら色が付かなくなるまで拭いた。
 僕が紙を便器に落として水を流すと、佐代子も立ち上がってパンツとズボンをいっしょに上げた。
 部屋の中には菓子パンか5,6個転がっていた。佐代子にこれを食え、という事だろう。確かにこれだけ有れば2日ほど生きることは出来るだろう。冷蔵庫も無く、缶詰が10個ほど転がっているだけだった。良くこんな物だけで佐代子は健康とあの美しい体を維持できるものだ。
 そのうち僕も出勤しなければならない時間になった。僕は仕方無く着たくない背広に腕を通して会社へ出かけた。
 会社でもただ佐代子の事ばかり考えていた。別にたいした仕事をしないうちに五時になり、タイムカードを押して大急ぎでアパートに帰った。
 自分の部屋へ戻る前に佐代子の部屋を覗くと、佐代子は敷きっぱなしの布団の上で座っていた。
 僕の顔を見ると少し嬉しそうな顔をしたような気がした。
 佐代子に手を差し出すとさよこはそれを握った。そのまま立ち上がらせて僕の部屋に連れて行った。
 テーブルの前に座らせて、帰る途中で買ってきた弁当とプラスチックのフォークを佐代子の前に置いた。
 僕も弁当を開けると、佐代子も習うように開けて食べ始めた。佐代子は腹が減っていたのか、ご飯粒をぽろぽろこぼしながらのり弁を食べた。
「しーしー。」
 食べ終わって僕が弁当の殻を片付けていると、佐代子が訴えてきた。
 佐代子が立ち上がると、尻の下にもうおしっこを漏らしていた。トイレに行きたかったが、食べるのに夢中になってしまったのかもしれない。
 僕は佐代子のパジャマとパンツを脱がしてトイレに行かせた。僕が見守るうちに佐代子は少し残ったおしっこをちょろっと出した。
 部屋に戻って畳の上に寝かせると濡れたタオルで尻と割れ目をやさしく拭いた。足を広げさせると割れ目が少し開いた。割れ目の中にもう二枚小さなひらひらが隠れていた。一応その構造はビデオで見て知っていたが、佐代子の物はピンクでとてもきれいだった。
 割れ目の中もタオルで拭くと、佐代子は気持ちよさそうに目を閉じた。
 僕は拭くだけにするつもりだった。ただ佐代子の体を清潔にしたいだけだった。しかしもう我慢が出来ず、右手で割れ目を拭きながら、左手で佐代子を抱きしめて唇を重ねていた。
 佐代子は歯を磨いていないので相変わらず口は生臭かった。しかしそれも佐代子の匂いだと思うと少しも臭く感じなかった。佐代子も答えるように吸っているのが判る。
「おおい熊さん。」
 その時廊下で佐代子の父を呼ぶ声がした。銭湯に居た“八つあん”だった。僕は慌てて佐代子から唇を離した。
 割れ目もきれいになったので、佐代子を拭いたタオルで、畳に染みたおしっこを拭いた。もうかなり染みこんでいたが、少しも汚く感じなかった。
 そのときいきなり僕の部屋の戸が開けられた。
「おい、兄ちゃん。熊さん帰ってねえか。」
八つあんに下半身裸のまま大きく足を広げた佐代子の姿を見られた。
「何やってんだ!」
ずかずかと僕の部屋に入って足を広げている佐代子の前にしゃがんだ。
「佐代子ちゃんがおもらしをしちゃったから拭いているだけです。」
僕はどぎまぎしながら答えた。
「そうか。確かにこれはやられて無いきれいなおまんこだ。どれ、叔父さんが中も確かめてやろう。」
八つあんはそう言いながら佐代子の割れ目に触れようと手を伸ばした。
「触るな!」
僕はとっさに怒鳴って佐代子の足を閉じさせた。そのまま畳の上で回すように佐代子に後ろを向かせた。
「なんだあ!この野郎。おめえも見ながら触ったんだろう。こうやってよう。」
八つあんは後ろを向いている佐代子の肩をつかんで抱きかかえるように右手を佐代子の股間にもぐりこませた。
「ひいい!」
「濡れてやがる。おおっ思ったより立派なまんこだ。もう使えるぜ。」
「やめてください。」
僕は八つあんを突き飛ばして間に割り込んだ。
「何だこのガキ!」
八つあんは僕のみぞおちに何度も蹴りを入れた。僕は息が出来なくなって、佐代子をかばったままうずくまった。
「佐代子も男が出来たか。けっ!好きにしやがれ。」
八つあんは音を立てて扉を閉めるとどかどかと帰っていった。
 佐代子は痛かったのかおびえているのか泣いていた。僕は胸を押さえて立ち上がると、佐代子のパンツとズボンをブリキ細工のような流し台で洗った。
 佐代子の着替えは佐代子の部屋の壊れかけたたんすに入っていた。そこには大人の女性が履くような下着も入っていた。もしかして佐代子の母親の物かもしれない。そう言えば佐代子の母親に付いて何も聞いた事は無かった。
 その後テレビを見たりして過ごしたが、父親は帰る気配が無かった。僕は佐代子を一人で自分の部屋に帰す気になれず、佐代子を布団に寝かせ。自分はコートを掛けて寝た。
 しばらくして気が付くと佐代子が布団から出て僕に寄り添うように寝ていた。僕は少し寝ぼけたまま佐代子を抱きしめた。
 畳の上で寝ていて寒くなっていたので、柔らかくて暖かい佐代子の体は、とても気持ち良かった。背中から尻まで何度もさすっていると佐代子も目を覚ましたようだ。
 そっと唇を合わせると佐代子もそれに答えた。僕はそのまま胸に手を伸ばした。弾力の有る乳房はとても柔らかくて、いつまで触っていても飽きなかった。
 左手で抱きかかえて、右手でパジャマの上から割れ目を触った。ただ柔らかい感触しか感じられず、そのままパジャマのズボンの中に手を滑り込ませた。手で触っても薄い陰毛は感じられず、指先に柔らかい割れ目しか感じなかった。
 割れ目の中心を探るとすぐに湿った部分が判った。指をぐりぐりと進めると入り口が見つかった。
「ひっ!」
指先をもぐりこませると佐代子がしゃっくりのような声を上げた。痛いのかもしれないので手をパンツから抜いた。
 シャツを引き上げるとすぐ乳房が露になった。揉み上げるようにして頂上に突き出た乳首を口に含んだ。
「ひゃあ。」
乳首を吸うと佐代子はくすぐったいのかいやいやをするように首を動かした。
 そのとき廊下で物音がした。僕は慌てて佐代子のシャツを下ろして布団をかぶせた。
「佐代子。おい佐代子。」
廊下で父親が呼ぶ声がした。僕は立ち上がって戸を開けた。
「お父さん。お帰りですか?」
「佐代子をどこへやった。」
泥だらけの作業服を着た父親はかなり酔っているようだった。
「僕の部屋で寝ています。お父さんが帰らないので一人にしておくのが心配だったんです。」
「おい佐代子。」
父親は僕の部屋にずかずかと入って佐代子を呼んだ。父親が電気をつけると佐代子は布団をかぶって寝ているように見えた。父親が布団をはがすと佐代子はじっと横たわっていて、僕が佐代子にした事の痕跡は無かった。
 父親は佐代子の手をつかんで引きずり起こした。佐代子は嫌なのか抵抗していた。父親に引かれて僕の部屋を出る時、僕にすがるように抱きついて来たが、父親はそのまま部屋に入って乱暴にドアを閉めた。
 ドアの向こうで父親の怒鳴る声が聞こえた。叩くような音もしたが僕には何も出来なかった。
 急にさびしくなった部屋に戻ってまだ佐代子の体温が残っている布団に横になると佐代子を思って自慰をした。

 翌朝父親はまだ寝ているようだった。佐代子は起きているかもしれないが、部屋に入るのがためらわれた。自分の娘だから怪我をさせるようなことは無いだろう。親子の事に口を出すわけにも行かず、僕はそのまま会社に向かった。今日も仕事は手につかず、ただ佐代子の事だけを考えていた。
 今日も五時になると弁当を買って帰った。アパートに帰ると佐代子の部屋を覗いた。
 今日は火曜日なのでヘルパーのおばさんがきていた。部屋を覗くと、佐代子は立ち上がって僕に抱きついた。
「あら、お帰りなさい。佐代子ちゃんはすっかりお兄ちゃんがお気に入りなのね。今日から生理だからずっとご機嫌が悪かったのよ。」
佐代子は思春期の少女なのだから生理も有ったんだ。僕は当たり前の事に驚いていた。
「これを預かっててくれない。お父さんはほっておくから血だらけにしちゃうのよ。」
おばさんは生理用ナプキンと生地の厚いパンツを僕に押し付けた。
「たまに見てあげて。こうして付けるから。」
おばさんは佐代子のズボンを下ろしてパンツを見せた。そこはナプキンで膨らんでいた。パンツも下ろすと、僕が知っているより大きな実用本位の生理用ナプキンがパンツに張り付いていた。
 おばさんはまるで赤ちゃんのオムツを見せるような感覚だろう。僕もだいぶ慣れたのか、初めて見た時ほどどきどきしなくなった。
 おばさんは佐代子をジャージに着替えさせて当然のように僕に押し付けてきた。佐代子も僕にくっついていっしょに部屋に入った。
 佐代子が生理なので今日は何もせずにテレビを見ていた。佐代子が顔を寄せてきたので一度軽くキスをしただけだった。おばさんが晩御飯の支度をしてくれたので、僕も一緒に食べた。何だか幸せな気分になった。
 いつのまにか僕の生活パターンが出来上がった。
 父親の居ない朝は佐代子のトイレと朝ご飯を用意して、会社へ行く、おばさんの来ない日は晩御飯も用意する。父親が帰るまで僕の部屋で過ごす。
 水曜日はそんな風に過ごした。
 次の日、いつものように帰ると、佐代子はぐったりして寝ていた。ナプキンが無くなっていて、割れ目とパジャマがが血まみれだったので、良く拭いてナプキン、パンツ、パジャマのズボンを付けてやった。割れ目に触れたとき、佐代子は泣き声のような悲鳴を上げた。割れ目もいつもと少し様子が違って広がったようになっていた。僕は生理のせいだろうと思って、佐代子をそっと寝かせる事にした。
 その日から佐代子はずっと機嫌が悪いようだった。生理の具合が悪いのか、土日になっても部屋で寝ていた。
 月曜日に仕事が暇だし、佐代子が心配で会社を早引けしてアパートへ帰った。
 佐代子の部屋へ入ると、佐代子に覆い被さっている全裸の八つあんの姿が有った。佐代子は泣いていた。
「何をしてるんだ!」
僕は慌てて部屋に踏み込んだ。
「ちっ。もう帰りやがった。」
「ああっ!」
八つあんは佐代子の体から血まみれの勃起を引き抜いた。
 僕はかっとなって八つあんに飛び掛った。何度も腹や勃起した陰茎に蹴りを入れた。
 八つあんは裸でなすすべも無く、脱いだ服をかき集めて裸のまま逃げた。
 佐代子は抱かれていたままの格好で泣いていた。仰向けになり足を大きくM字型に広げていた。割れ目は生理の血とそれ以外の物も混ざっているのだろか?血まみれで少し広がっていた。
 僕は佐代子に近付いて抱きしめようとした。しかし佐代子は僕の胸を手で突いて押し退けた。あんなことをされた後なので触られたく無いのだ。
 タオルを濡らして嫌がる佐代子の割れ目を拭いた。いくら拭いても血がじわじわとにじんでいた。
 きちんとナプキンを当てて服を着せた。佐代子は落ち着いたのか、眠ったようだ。
 僕はどうしていいのか判らず、ただ佐代子の寝顔を見つめていた。そうしているうちに部屋は暗くなって夜になった。佐代子の父親が帰ってきたが、珍しくしらふだった。
「どうかしたんですか?」
暗い部屋の中で佐代子のそばに座った僕を見て、父親は何かあせったように言った。僕が佐代子に何かしたのかと思ったのだろうか?
 僕は思い切って見た事を話した。
「八つあんが・・・」
父親は少しがっかりしたような顔をしたが、怒った様子は無かった。
「この子にはいつまでも子供のままで居てほしかったよ。女にされちまったのか。こいつが男の味を覚えたらどうなるんでしょうねえ。」
父親は酒を出して飲み始めた。
 僕は何も言えずそのまま部屋を立ち去った。そのまま布団をかぶって無理やり寝た。
 翌日、佐代子の様子も見ずに会社へ向かった。しかし、ずっと佐代子の事を考えていた。
 アパートに帰るとパトカーが来ていた。下着姿の父親がアパートから連れ出されていた。
「お兄ちゃん!大変だよ。」
ヘルパーのおばさんが慌てて僕に駆け寄った。
 おばさんは父親が佐代子を犯しているのを目撃して、日ごろから彼を不愉快に思っていたので警察に通報したらしい。
佐代子も連れて行かれるようだ。

 警官が誰か付き添いを探したが誰も居なく、おばさんも渋っていたので僕がパトカーに乗り込んだ。関係を聞かれたがおばさんが僕が兄のように佐代子をかわいがって面倒を見ている、と説明してくれた。
 佐代子はそのまま病院に運ばれ警察官立会いで診察された。僕も診断書を見せられたが、暴行による裂傷だけで、たいした怪我はしていなかった。
 父親は現行犯で逮捕された。
 病院から帰った佐代子は疲れたのか、僕の部屋に入れるとすぐに眠ってしまった。僕は佐代子を布団に寝かせるために抱き起こそうとすると、腕に柔らかい胸を感じた。
 佐代子を抱きたい。
 今まで佐代子に対して確かに欲望を持っていた。佐代子を抱いている姿を思い浮かべて何度も自慰をした。今無抵抗の佐代子を犯すのはたやすい事だろう。邪魔をする者も居ない。
 僕は葛藤しているうちに思わず力いっぱい佐代子を抱きしめていた。
「うん・・・」
 佐代子が目覚めて抗議の声を上げた。
「ごめんごめん。」
僕は我に帰って佐代子を離した。
 布団の上に寝かせると、佐代子はすぐにまた眠った。安らかな寝顔を見ながら、僕もいつのまにか眠っていた。
 翌朝僕が目覚めると佐代子と並んで眠っていた。腕と足に佐代子の体温を感じていた。
 佐代子が眠っているのを確認して、朝立ちしている物を鎮めた。佐代子の体を感じて、顔を見ながら自慰をしたため、すぐに達した。このぐらいなら佐代子を傷つける事は無いだろう。
 横たわったまま後始末をしていると佐代子も目覚めたようだ。僕の顔を見て不思議そうにしていた。
 嫌な事も忘れたのか笑顔が見えた。僕に顔を近付けてきたので僕は慌てて濡れたティッシュを放り投げて佐代子を迎えた。
 まるで夜を共にした恋人同士のように目覚めのキスを交わして起き上がった。
「ああん。」
まだ布団に寝ている佐代子を転がすように意地悪く布団を奪うと甘えたような声を出した。
 佐代子を抱きしめたくなったが、佐代子は起き上がってトイレへ向かった。終わる頃を見計らって後始末の手伝いをした。
 佐代子を抱きかかえるようにして顔を洗わせ、嫌がる佐代子の口に歯ブラシを突っ込んで無理やり歯を磨かせた。
 佐代子は歯磨きが気に入らなかったのか少しすねていたが、トーストと牛乳を出すと喜んで食べた。
 佐代子を一人にして出かけるのが不安だったので、アパートに有った古ぼけたピンク電話から会社へ電話をかけた。
 佐代子の事や昨日の事件を話すと、上役は心配無く世話をしてやれ、と言ってくれた。
 一日佐代子と一緒に居られる事になったので、僕はうきうきしながら嫌がる佐代子のパジャマを毟り取った。
 着替えさせるつもりだったが、ぷるんと揺れて乳房が出て来るとつい見とれてしまった。佐代子の乳房は何度か見たが、こんなに遠慮無く見つめるのは初めてだった。まだ完全に膨らみきっていない乳房は僕の握りこぶしほどの大きさでもう少し標高は低かった。
 佐代子を抱き寄せて手のひらで包んでみた。ぴちぴちとした弾力と柔らかさが有った。乳首に触ると佐代子はくすぐったいのか僕の手から逃げるようにいやいやをした。
 佐代子に嫌われたくなかったのでもっと悪戯したくなるのをこらえてスカートとTシャツを着せた。
 僕が畳の上に座ると佐代子も寄り添うように隣に座った。立てた膝を僕にもたれさせるようにして座っているので、向こうから覗けばパンツが見えるな、などとつまらない事を考えていた。
 いきなりドアが開いてホームヘルパーのおばさんが現れた。
 僕はさっき佐代子の胸に触った事がうしろめたくて焦っていた。
「あら、大好きなお兄ちゃんと一緒で良かったわ。もう心配無いようね。」
 おばさんは佐代子の母親が見つからない事をさかんに訴えていた。
「お兄さんバッグを貸してもらえない?」
 僕が上京する時に持ってきたバッグを取り出すと、さっさと佐代子の物を詰め込んだ。着替えだけだったのでバッグ一つで十分だった。
 施設へ連れて行く、と言って佐代子を連れてさっさと出ていってしまった。
 僕はおばさんの一方的な行動に質問する暇も無く、一人で取り残されていた。僕が佐代子に欲望を持っている事がばれてしまったのだろうか?
 ぼうっとしたまま一日を過ごし、思い出したように佐代子を思って自慰をした。
 以前おばさんに聞いた連絡先に電話すると、佐代子は別の係りの人に引き渡したらしい。一方的に電話を切られたのでよく判らなかったが、おばさんにとって佐代子は担当していた仕事の一つでしか無い、と言う事が判った。
 次の日会社の昼休みにすぐ近くだった区の施設へ行った。そこがおばさんのようなホームヘルパーの本部だった。
 事情を説明するとすぐに佐代子が送られた施設が判った。近郊の山の中に有る施設だった。

 土曜を待って早速出かける事にした。電車とバスを乗り継いで2時間ほどでようやくたどり着いた所は小さな古ぼけた小学校のような建物だった。
 子供の数は多いらしく、近付くと騒がしい声が聞こえた。門に近付くと鉄格子のような門扉に鍵が掛かっていた。塀に沿って歩くと所々飾りを付けたブロックから少しだけ中が見えた。
 一定感覚で空いている飾り穴の付いたブロックから中を覗きながら建物の裏に差し掛かると少女のすすり泣く声が聞こえた。佐代子が泣いているのかと慌てて中を覗くと、太った少女が3人の少年に襲われていた。
 少女は服を脱がされ、少年が二人がかりで押さえつけていた。一人の少年が少女の足の間に割り込み、激しく腰を動かしていた。良く見ると少女は無理やり犯されているのでは無く、少年の首に両腕を回して嬉しそうな声を上げていた。ぐちゃぐちゃと粘液をかきまわす音がしていた。
 やがて少年は動物のような声を上げて体を痙攣させた。
 絶頂を迎えた少年が少女の体から離れると、ぐちゃりと音を立てて、まだ硬さを失っていない勃起が少女から抜けた。
 少女はまだ満足してないかのようにグネグネと太った体をゆすると、豊満な乳房がゆさゆさと揺れた。両足の間には、かな立派になった陰毛に縁取られた割れ目がぽっかりと開いて今注ぎ込まれた精液が流れ出していた。
 少女を押さえていた少年の一人が勃起で大きく膨らんでいるジャージをおろした。ばね仕掛けのように成人男性よりはるかに大きな勃起が上下に弾みながら飛び出と、少女は嬉しそうによだれを流していた。
 二人目の少年はまさに獣だった。少女に飛び掛るとその勢いのまま割れ目を貫いていた。下敷きになっている少女の顔に、たらたらとよだれを垂らしながら腰を激しく振っていた。少女もリズムを上げて腰を突き上げ、二人が激しくぶつかり合う時にばぢばちぐちゃぐちゃという体がはじけ合う音と少女と少年は悲鳴のような二部合唱を奏でた。塀の外まではっきり聞こえる大騒ぎに施設の職員が来たようだ。
 何度言ったら判るんだ!と怒鳴りつけて少年をいきなり蹴飛ばした。少女と繋がっていた部分がちぎれるように外れて、少年は仰向けに転がったまま天に向けてぴゅっぴゅっと射精した。
 まだ少女を抱いていない3人目の少年は職員が居るのも構わずジャージを降ろして少女に挑みかかろうとしていた。
 職員に蹴飛ばされると3人目の少年はいきなり声を上げて泣き出した。2番目の少年も仰向けに寝転がって、まだそそり立っている勃起を出したまま泣き出した。
 職員は足を大きく広げてまだ満足していないのか、余韻に浸るように、自分の割れ目をくちゃくちゃといじっている少女を引きずり起こして頬を平手で叩いた。少女はそのまま元のように足を大きく広げて倒れた。
 後から掛け付けた女性の職員は泣いている少年達の姿を見て少しひるんだようだ。
「正雄がけしかけたんだな。さっさとやることをやって一人で逃げたに違いない。たっぷり中出しされて、もう中絶の費用は出せないだろうな。」
 職員は剥き出しになっている少女の割れ目に指を差し入れ、あふれている粘液をかき出した。
「先生もういいですから。」
 女性の職員は少女の割れ目を拭いて散らばっていた衣服を着せた。職員の言うように良く見れば最初に少女を犯していた少年の姿は無かった。
 職員が泣いている少年達を引きずるように連れて行った。もしかして佐代子はここで同じ目にあっているのだろうか?僕は心配になって走りながら中の様子を覗いて回った。
 施設の子供達が思い思いに遊んでいる姿が有ったが、佐代子を見つける事は出来なかった。
 その施設の廻りは民家が無く、野原や林になっていた。僕は大きな木が生えている野原で一休みした。
 しばらく木陰で横になっていると、大勢の子供達の声が聞こえてきた。
 木の影に隠れて様子をうかがうと、職員が子供を引き連れて表へ出てきた。鍬やスコップなどを持っているので畑仕事の真似事などをさせるのだろう。子供達を一人一人見ていたが佐代子の姿は無かった。
 騒がしくなったのでもう一度施設に戻って、また塀に沿って中をうかがってみた。
 入り口の門を良く見ると鍵が外されていた。恐らくここから出る時に掛け忘れたのだろう。
 僕は迷わずに中へ入った。広い庭は木がたくさん植えられていたので、それに隠れながら建物に近付いた。
 靴を履いたままこっそり中へ入ると、いくつか教室のような部屋が有った。一階には誰も居なく、二階に上がる階段を上るとそこは寮のようになっていた。
 畳六畳ほどの部屋に二段ベッドが四つ置かれた狭苦しい部屋で、肥溜めのような匂いがしていた。そのためか、どれもドアが開いていたので一つ一つ覗いていくと人の気配が有った。
 二段ベッドの下の段で裸になって抱き合っている姿が有った。最初に少女を犯していた少年が、また誰か少女を抱いているようだった。
 部屋に入って覗きこんでみた。少年の下敷きになっているのは佐代子だった。
 佐代子は目を閉じてあえいでいた。苦痛を訴えていないのは嫌がっていないのだろうか。
 僕は頭に血が上って少年の髪の毛をつかんで佐代子から引き離した。
「ごめんなさい。もうしません。ごめんなさい。」
少年は僕を職員と思ったのか床に土下座して頭を下げていた。調子よく謝ったり他の少年をそそのかして少女を抱いたりするので、この少年は比較的障害が軽いのだろう。しかし中途半端な障害のため、欲望の赴くままに行動しているのだろう。
 僕は少年が許せなくなり、床に付けるようにして下げている頭をジャンプして思いきり踏みつけた。起き上がる暇を与えず、顔や腹に何度も蹴りを入れた。気が付くと少年は泣き出す暇も無く、口から血を流して気絶していた。
 振りかえるといきなり佐代子が飛び付いて来た。僕にしがみついて顔を胸にうずめて何度も擦り付けて来た。佐代子はずり下げられたジャージを履いたままシャツとパンツを引き千切られていた。佐代子が自分から望んで少年に抱かれたのでは無い事がはっきり判った。
 僕はしっかり佐代子を抱きしめて唇を重ねた。舌を伸ばして佐代子の口に入れると、誰にも教えられてないはずなのに佐代子も舌を絡めて唾液を吸い有った。
 かなり長い間口を吸い有って、そっと顔を離すと佐代子は顔が赤くなって夢を見ているようなうつろな目をしていた。
 僕はもう我慢できなくなって佐代子を抱き上げてベッドに寝かせた。
 ジーンとズシャツを脱ぎ捨ててパンツを下ろした。
 標準的だと思われるが、それでも硬く勃起した陰茎を取り出すと、佐代子は寝たままじっとそれを見つめていた。誰も教えていないのに、自分からジャージと破れたパンツを脱いで全裸になった。
 僕が覆い被さると佐代子は迎えるように手を広げた。割れ目に陰茎を当てたが、まだ経験の無い僕は何度か失敗して割れ目をこすった。しかし佐代子もうまく腰を合わせて、導かれるように腰を沈めると佐代子の体の中に入っていった。
「ああ・・・」
僕がまだ狭い佐代子の体を押し広げるように進むと、佐代子は少し辛そうな顔をした。しかし僕の背中に腕を回してしがみついて来た。
 僕たまらず入れただけで射精していた。それでも勃起は治まらずそのまま硬さを維持していた。
 僕は本能のままに腰を動かしつづけた。佐代子も答えるように腰を振り、さらにきつく締め付けて来た。
「ああ・・ああ・・」
佐代子の言葉にならない声を聞きながら何度も射精した。
佐代子ががくがくと震えるのと僕が最後の射精をするのが同時だった。
 佐代子はまだ繋がったまま小便を漏らしていた。僕は下腹に暖かい流れを感じていた。
 しばらく重なったままぐったりとしていたが、僕が上半身を起こすと佐代子と見詰め合い、もう一度唇を重ねた。
 僕が起き上がると、佐代子はもっとせがむように僕の手を引いたが、あまりのんびりしていられない。
 急いで服を着ると、幾つか並んだ箪笥から勝手にタオルを引っ張り出した。
 佐代子はまだ僕が抱いた時のまま足を広げていた。もう犯された時の傷はまだ完全に直っていなかった。割れ目は広がって指の太さほどに広がった穴がぽっかりと口を開けているのが見えた。
 僕が何度も注ぎ込んだ精液と佐代子が漏らした小便をきれいに拭いて、箪笥をあさって佐代子の着替えを見つけた。
 見覚えの有るパンツをはかせて、いつもの赤いチェックのスカートとTシャツと、これは他の子の物みたいだが、可愛い赤いスタジアムジャンバーを見つけて佐代子に着せた。ベッドの横に宝物のように僕の買った運動靴が置いてあった。佐代子に靴を履かせると佐代子が抱き着いてきたのでもう一度キスをした。
 少年はまだ気絶したままだったが、佐代子の手を引いて廊下へ出た。
 うまい具合に誰とも顔を合わせず建物の正門から出る事が出来た。佐代子の手を引いてバス停まで走ると、すぐにバスかが来た。
 バスに乗って一息つくと佐代子は僕にしっかりとしがみついて来た。走った後で二人とも汗をかいていたが、佐代子の火照った体はなぜか心地よかった。
 しっかり寄り添ったままバスが終点の駅に着いた。帰りの切符を買って駅に入った。

 アパートがある町までの列車を待っていると、目の前に海へ行く急行が止まった。
 僕は何も考えずに佐代子の手を引いて乗り込んだ。
 土曜の昼過ぎだと言うのに行楽地へ向かうはずの列車はなぜかすいていた。
 半分以上空いている車両を見つけてなるべく他の乗客から遠ざかった席を見つけて座った。
 少し古い形の固定された対面シートに向かい合って座ろうとしたが、佐代子は立ち上がって僕の隣に座った。僕にぴったり寄り添って手をしっかり握っていた。
 列車特有の機械と大勢の体臭が混ざったような匂いがした。列車はすぐに市街地を抜けて海が見えて来た。
 僕が固く閉まった窓を無理やり押し上げると、さわやかな潮の香りが窓から飛び込んできた。
 落ち着いて来ると佐代子が握っている右手が、ちょうど佐代子の太ももの上に有った。僕は少し悪戯がしたくなり、スカートの上から佐代子の太腿を触った。まだ成人女性に比べると肉付きは良くないが、柔らかくて気持ち良かった。調子に乗って膝の当たりからスカートの中に手を滑り込ませた。佐代子の内腿は少し汗ばんでいたかがすべすべして産毛も感じられなかった。指先がパンツに包まれた割れ目に触れると、佐代子は僕にもたれたままくすぐったそうに体をくねらせた。
 嫌がっている様子は無く、目が合うと顔を近付けてきた。唇を重ねると佐代子はちゃんと目を閉じるようになっていた。
「おっと・・」
トイレへ行くのか、そばを通りかかった若い男性が僕達の姿を見て少し驚いたようだった。
 僕は慌てて顔を離したが佐代子はせがむように僕に擦り寄ってきた。そのまま僕の膝にころんと甘えるように寝そべった。
 膝の上に有る佐代子の頭をなでていると、またさっきの若い男性が通りかかって見ていた。用も無いのに僕達の様子を覗きに来たようだ。
「しーしー。」
佐代子は急に僕の膝から起き上がると立ち上がった。僕は佐代子の手を引いて車両の後ろに有るトイレへ向かった。
 一緒に狭いトイレに入ると佐代子は初めて見る列車のトイレでどうしていいのか分からない様だった。僕は鍵が掛かっているのを確かめると、佐代子を一段高くなった和式便器をまたぐように登らせた。スカートをめくり上げてパンツを降ろした。靴の汚れが付かない様に片足を持ち上げてパンツを脱がせるとしゃがませた。
「もういいよ。しーしーしな。」
僕がそう言うと佐代子はしゃーっと勢い良くおしっこをした。あまり大きく無く、肉付きの少ない白い尻の間から黄色いおしっこが便器にほとばしっているのが良く見えた。
 佐代子は自分でからからと紙を引き出して後ろから手を回して割れ目を良く拭いていた。僕は急に佐代子の姿に欲望を感じて、後ろから佐代子に抱きついた。
「きゃあ・・あはは。」
佐代子は驚いたのか声を上げたが、嫌がっていなかった。
 僕は佐代子を後ろから抱きしめるようにして胸に手を伸ばした。ノーブラでTシャツ一枚の佐代子の胸はとても柔らかかった。
「ああ・・」
佐代子も感じるのか、ため息を漏らしていた。右手を伸ばして指先を割れ目にもぐりこませた。中指で割れ目の中心をなぞるとぬるぬるしていた。
 佐代子はすでに感じて濡れるようになっていた。僕はたまらず硬いボタンを外すのももどかしく、ジーンズを下ろしてすでにカチカチになっている勃起を取り出した。
 一刻も早く佐代子と繋がりたかったが、経験不足のため狭いトイレの中で立ったまま佐代子を抱くのは不可能だった。僕も便器の横に上がって佐代子を抱きしめたがただ勃起を佐代子の割れ目にこすり付ける事しか出来なかった。
 それでも佐代子は軽い喘ぎ声を出して感じているようだ。振り向くと僕に抱き着いて何度もキスをした。
 佐代子が落ち着くと佐代子にパンツをはかせてトイレから出た。
 トイレの外にはさっきの若者がいてニヤニヤしながら僕立ちを見ていた。
 席に戻ったが、佐代子は興奮したのかそわそわと落ち着かず、しきりに僕に擦り寄っていた。
 すぐに海辺の駅に着いた。僕は佐代子の手を引いて逃げるように列車を降りた。
 列車から降りた客は僕と佐代子だけだった。シーズンオフだし、あまり人気の無い海水浴場だったので、駅も古びた小さい物だった。切符を精算すると佐代子を連れて海辺を歩いた。
 狭い入り江なので砂浜も狭く、辺りには板で囲った廃屋のような浜茶屋と、遠くに民家がポツリと見えていた。
 佐代子は海が珍しいのか、波打ち際をじっと見詰めていた。今日はあまり寒くないので佐代子の靴を脱がせて僕も裸足になった。ジーンズを捲り上げて佐代子の手を引くと佐代子は恐る恐る波の引いた濡れた砂浜を歩いた。
 すぐに小さな波が打ち寄せて佐代子の足を濡らした。
「きゃはは。」
佐代子初めて海に触れたのか、波が足を濡らすたびに喜んでいた。
 スカートが濡れそうなのでパンツが見えない程度にたくし上げてパンツの中に入れた。後ろから見るとちょうちんブルまーのようだが、前から見るとぎりぎりまでたくし上げて太腿が露になっているのが妙に色っぽく見えた。
 しばらく佐代子は波と戯れていたが、しゃがんで濡れた砂をいじろうとすると波が佐代子の尻を濡らした。
「ひゃあ。」
冷たかったのか佐代子は飛び上がって尻を触っていた。佐代子のしぐさがあまりにも可愛くて、僕は佐代子に襲いかかるように抱きつくとしっかり抱きしめた。佐代子は驚いたようにもがいたが、ぎゅっと僕に抱きついてキスをねだった。
 周りは百メートル四方ほど砂浜が続いて人気は無く、たとえ遠くから見られても問題は無いだろう。
「げええ・・」
 僕は佐代子が苦しんで下品な声を出すほどしっかり抱きしめて佐代子の口をむさぼった。舌を絡めて唾液をすすり有った。息が苦しくなって顔を離すと、佐代子は顔を赤くしてふらっと倒れそうになっていた。
 僕は佐代子の手を引いて砂浜を歩いた。置いてあった靴を拾うと、佐代子も赤い運動靴を大事そうに胸に抱えた。
 掘建て小屋のような小さな浜茶屋を見ると、ビニールシートを掛けてしっかり戸締りをして有るが、出入り口は板をロープで縛り付けただけなので簡単に中に入る事が出来た。
 中は三畳ほどの土間と二畳ほどの板の間と洗面台のようなキッチンが有った。調理器具など夏まで運び出しているのか、何も無い空っぽの建物だった。
 板の間に上がって佐代子の濡れたスカートとパンツを脱がした。壁に物をぶら下げる釘がいくつも出ていたので濡れたスカートとパンツをぶら下げた。板の間は汚れていなかったが、佐代子の裸の尻が直接つくので僕のジャンバーを脱いで床の上に敷いた。
 土間に足を下げて並んで座ると、すぐお互いに抱き合って唇を重ねた。佐代子の乳房を鷲掴みにしてぎゅっぎゅっと揉むと佐代子は少し痛そうだったが唇は離さなかった。
 閉じている太腿の間に手を滑り込ませ、指先を割れ目にもぐりこませた。
 割れ目はぬるぬるになっていた。佐代子も明らかに興奮しているようだ。そのまま指を差し入れると佐代子は唇を重ねたまま口を開けて喘いだ。
 佐代子の膣は初めて悪戯をした時より少し広がっているようだ。指は簡単に根元まで入ってぬるぬるした暖かい肉のひだが僕の指を包んだ。
 指を動かすと佐代子は僕に噛みつくようにしがみついて来た。かき回してわざとくちゃくちゃと音を立てると佐代子は声を出して頭をのけぞらせた。
「はああーっ・・」
佐代子のTシャツを毟り取るとぷるんと震えて乳房が現れた。佐代子を押し倒して乳首に吸いついた。まだ小さい乳首を吸い出すと、硬くなって大きくなるのが分かった。僕も洋服を脱ぎ捨てて全裸になった。
 板の間に上がってぐったりしている佐代子の脇を抱えて中央に寝かせると、飛び乗るように襲いかかった。
 最初はただ重なって佐代子の唇をむさぼるだけだった。興奮してなかなか挿入することが出来なかった。少し落ち着くと、佐代子の膝をつかんで広げさせた。
 両足の間に顔を突っ込むようにして割れ目を覗きこんだ。
 割れ目はすでにぬるぬるした液で溢れていた。M字型に大きく足を広げさせると割れ目も広がって中が良く見えた。両手の親指で更に左右に開くとピンクの肉が口を開けて直径一センチほどの穴が奥まで続いているのが分かった。穴の入り口にひらひらと波打った内臓のような薄い皮膚が有って穴を取り巻いていたが、その下の部分だけ切れて傷口になっていた。既に傷も治っているようだがまだ少し血の色が見えた。
 僕はそのまま顔を近づけて割れ目に舌を這わせた。
「ひゃあん・・」
佐代子はくすぐったそうに声を上げた。舌で縦に走っている溝を何度もなぞった。舌を伸ばす遠くまで続いている穴を探ることが出来た。そのまま強く吸うと少し暖かい液を味わう事が出来た。穴の上にあるしこりのような粒がクリトリスだろう。エロ本で見たとおりに舌で転がすと、佐代子はびくびくと腰を動かした。
「ああん、ああん・・」
佐代子は泣いているような声を出して喘いでいる。
 僕はもう我慢できなくてがばっと起き上がるとすでに硬くなった勃起を割れ目に押し当てた。
「あああ・・・」
勃起は十分に濡れている佐代子の体にすんなりと飲み込まれて行った。かなり狭いが、佐代子の内側を取り巻いているひだが呼びこむようにすべり、その狭さでしっかり勃起を捉えていた。
「ひいいい・・」
佐代子は少し辛そうに顔をしかめていたが、両手両足でしっかり僕にしがみついた。
 僕が腰を動かすと佐代子はのけぞって口を大きく開けた。僕は佐代子に誰からも教えられていない本能だけの官能的な物を感じてすぐに射精してしまった。
 佐代子は僕を抱きしめて離さず、僕もすぐに臨戦体制に戻った。佐代子の体を壊すように激しく腰を動かすと、佐代子も腰を振った。勢いをつけて腰を叩きつけていると、二人ともタイミングを掴んで息の合ったリズムが、くちゃくちゃぱしぱしと聞こえた。繋がったまま何度も射精していた。
 我に帰ると佐代子はぐったりとして動かなくなっていた。顔を近づけて唇に耳を当てると規則正しい呼吸をしていた。佐代子は失神したのか疲れ果てて眠ってしまったのか分からないが、佐代子の体はまだしっかり僕を締め付けていた。僕は佐代子を起こさないようにそっと体を外すと、クチャッと濡れた音がした。
 佐代子の割れ目から僕が何度も注ぎ込んだ精液が流れ出していた。少し切れていた部分に血がにじんでいた。僕は壁にぶら下がっていたタオルで床の上に流れた精液を拭いた。ポケットティッシュで佐代子の割れ目を拭くと、穴の奥にはまだ精液を湛えているようだ。指にティッシュを巻きつけて中を拭こうとすると、痛いのか佐代子は顔をしかめて寝返りを打った。寝返りを打った佐代子は胎児のように体を丸めて寝ていた。寒いのかもしれない。
 佐代子の隣に寝そべって佐代子を後ろから抱きしめた。乳房を手のひらで包むように触ると、波の音しか聞こえない静かな掘建て小屋の中で佐代子の鼓動だけが、とくんとくんと腕に伝わってきた。
 佐代子の髪に顔をうずめると埃の匂いとフケの匂いがした。施設では大勢子供達が居て手が行き届かないのだろう。佐代子の体臭は不快ではないが、ゆっくり風呂に入れてやりたいと思った。
 静かな小屋の中は風通しが良すぎて少し寒くなってきた。
 佐代子は目覚めると、顔をしかめて割れ目を押さえたので痛いのだろう。少し興奮してやりすぎたようだ。僕が抱きしめると、佐代子も唇を寄せてきた。もう一度キスをして立ち上がった。
 吊るしていたスカートとパンツはまだ少し湿っていたが、裸で居る訳にも行かないので佐代子に着せた。
 佐代子の手を引いて表に出るともう夕方になっていた。海に沈む夕日は真っ赤になって佐代子の顔も赤く見えた。
 泊まる所も無いので佐代子の手を引いて駅へ向かった。帰りの列車の中では、疲れたのか佐代子はずっと僕にもたれて眠っていた。僕は佐代子の手を握って寝顔を見ているだけで幸せな気分になった。
 駅前でコインシャワーを見つけて佐代子と一緒に入った。狭いシャワーボックスはステンレスの電話ボックスのような物で、二人で入ると身動きが出来なかった。佐代子の髪を洗いながら、せめて自分の部屋に風呂でも有ればもっと楽なのに、と思った。泡だらけになった佐代子を抱きたくなったが、佐代子もかなり疲れているようなので丁寧に洗うだけにした。僕が注ぎ込んだ精液もシャワーを水鉄砲のようにして洗ってみた。佐代子はきゃあきゃあ声を上げて逃げようとしたが、僕が無理やり押さえつけて割れ目にシャワーを掛けると顔を赤くしてため息をついた。
 いつのまにか佐代子は表情が豊かになり、声を上げて笑ったり僕の言葉に、声は出さないが答えているような気がする。僕はそんなことを考えていると、いつのまにか佐代子をしっかり抱きしめていた。佐代子は不思議そうな顔をしていたが、唇を重ねると積極的に舌を絡めてきた。足元に落としたシャワーは百円玉の制限時間が切れてお湯の流れが止まった。
 アパートに帰って途中で買ってきた弁当を向かい合って食べた。もちろん食べる前に佐代子をトイレに行かせるのも忘れなかった。
 食べ終わってテレビをつけるとニュースをやっていた。僕は急に佐代子を無断で連れて来た事が不安になったが、施設からの少女誘拐、とか少女が行方不明、と言ったニュースは流れていなかった。
 まだ早い時間だったが、佐代子も疲れているようだし、布団を引いて寝る事にした。佐代子の服を脱がせて、着替えが無いので僕のトランクスとTシャツを着せた。
 明かりを消して並んで横になると、佐代子は嬉しそうに僕に擦り寄って来た。僕が腕を広げると僕の胸に顔をうずめて目を閉じた。
 背中をゆっくりなでているとすぐに佐代子は眠ったようだ。僕も佐代子を抱きしめたまま眠りについた。

 目が覚めると佐代子は僕の腕の中で眠っていた。はっきりしない頭でぼうっと佐代子の寝顔を見つめていた。佐代子の枕になっている腕はしびれて感覚が無くなっていたけど、僕は佐代子をゆっくり寝かせたいので腕をそのままにしていた。首を伸ばして時計を見るとまだ6時だった。佐代子の体をゆっくりさすりながらもう一度寝ようとした。しかし朝立ちした物の命令が強く、佐代子の体への欲望が強くなってしまった。佐代子のだぶだぶのTシャツは布団の中で腹までめくれあがっていた。そっと手を差し入れてすぐ胸に触る事が出来た。
 まだ完成されていない乳房は、ぴちぴちとした張りが有るので仰向けに寝ても膨らみを保っていた。手のひらに包んで軽く握ると跳ね返すような弾力が有った。そのままトランクスの中に手を差し入れると、僕よりウエストがかなり細いので楽に手を動かす事が出来た。ふっくらとした割れ目は足を閉じているので、ぴったりと合わさっていた。少し柔らかかい肉がはみ出しているが、陰毛は触っただけでは分からなかった。割れ目全体を手のひらで包むと揉むように右手を動かした。揉んでいると少しずつ割れ目全体が柔らかくなってきた。ちょっと割れ目を開いてみると、中央の溝は熱くぬめっていた。僕はもう我慢できなくなってそっと佐代子の頭の下から腕を抜いた。
 佐代子が目を覚まさなかったのでゆっくり起き上がった。せっかく佐代子の寝顔を眺めながらのんびりしたかったのに、どうしても欲望には勝てなかった。
 佐代子の足を広げて、膝立ちで体を割り込ませた。佐代子の膝の下に足を滑り込ませて、佐代子が僕の足の間で寝ているような体制になった。
 トランクスの裾は佐代子の太腿が二本入るほど大きかった。スカートのようなトランクスの左の内側から指を入れて割れ目に触れると、足を開いているので既に割れ目も口を開けてぬめりに触れることが出来た。そっと指で探ると穴がすぐに見つかった。眠っているので少し緩んでいるような気がした。
 指で更に穴を緩めるようにかき回すとぬるぬるが増してきたような気がした。僕もトランクスから勃起したものを引っ張り出した。膝立ちになってトランクスの裾から勃起を入れて割れ目の中心を狙って腰を進めると、ぬるぬるを掻き分けるようにして頭が入っていった。ゆっくり腰を沈めて勃起の中央まで入っていった。狭かったが昨日より楽に入っていくような気がした。
「うーん・・・」
佐代子は顔をしかめて辛そうな顔をした。僕は焦って勃起を奥に突き当たるまでぐいっと差し込んでしまった。
「ああ・・・」
佐代子が目を覚ました。辛そうな顔のまま眼を開けると、しばらく不思議そうな表情で僕を見ていた。
 次の瞬間、ぎゅっと膣が閉まった。勃起がちぎれそうなほど締め付けられ抜くことも出来ないような気がした。
「きゃぁぁぁ!ひいぃぃ!」
佐代子は悲鳴のような声を上げていた。でもそれは嫌がっていなかった。僕にしっかりしがみついて腰を動かしていた。勃起は搾り取られるような締まりにたまらず、佐代子の体の中に精液を注ぎこんでいた。佐代子もぶるぶると震えてはあはあと喘いでいた。
 僕は佐代子と繋がったままごろんと仰向けに転がった。佐代子を上にして騎乗位でもう一度やりたかったが、もうたった一度で疲れきっていた。
 しばらく重なったまま息を整えていた。佐代子と顔をくっつけていたので、佐代子が垂らしたよだれが僕の顔についた。
「しーしー。」
佐代子は繋がったまま起き上がって立ち上がろうとした。
 ちゅぽん、と音を立てて合体した部分が外れると、佐代子は腰を抜かしたように尻餅をついた。抱き寄せようとすると佐代子は久しぶりにおもらしをしていた。畳の上だったから布団に地図は書かなかったが、これは僕のせいだった。おしっこもさせずにいじったり抱いたりしたのだから、おもらしをしても当然だ。
 僕は佐代子を抱き上げてトイレまで連れて行った。佐代子は規則正しいお通じが有ったので、僕はそのまま最後の仕上げまで手伝った。
 後始末を終えると、再び布団の上で裸のままくっついてごろごろしているた。この時間がいつまでも続けばいいのにと思った。いつでも気が向けば唇を重ねて、見詰め合うだけで幸せだった。
 太陽も昇って来たので、佐代子に服を着せて出かける事にした。汚れた下着やスカートを着せるのは可愛そうだったが、他に着る物が無いので仕方無かった。
 駅前の比較的大きいスーパーがちょうど春の売出しをしていたので佐代子の手を引いて入った。
 少し恥ずかしかったが店員に佐代子の下着を見繕ってもらった。佐代子にちょうどいい可愛いブラジャーも有った。
 チェックの赤いスカートは僕のお気に入りだったが、同じ物を買うことも無いので、ジーンズのミニスカートとちょっと張込んでおそろいのジージャンも買った。店員に試着室で着せてもらうと佐代子は見違えるくらい活発そうな女の子になった。
 僕は佐代子を見せびらかすように連れて歩いた。ハンバーガー屋に行くと、日曜日の朝なので小さい店には他に客が居なかった。向かい合って遅い朝食を食べていると、いつかの若い女性がお盆を持って入って来た。僕達を見て意味有りげに微笑んだので、僕はわざと見せびらかすように佐代子をテーブル越しに引き寄せてキスをした。女性は、やってられないわ、と言った表情でそっぽを向いてハンバーガーを食べ出した。
 佐代子はキスをしたせいか僕の腕を掴んで何かを訴えていた。少し興奮しているようだ。僕は佐代子を連れてトイレに入っていった。
 トイレに入って佐代子を抱きしめて唇を重ねた。ジーンズのミニスカートをたくし上げると、硬い生地は手で押さえなくてもお猪口になって落ちてこなかった。真っ白いパンツはレースが付いていて少し大人っぽかった。せっかくのパンツだが今は邪魔なので引き下ろした。薄い陰毛を確かめるように割れ目を覗きこんで指先で触れた。そこはくちゅくちゅ音がするほど濡れていた。
 僕は勃起を取り出して便座に腰掛けた。座ってするのは初めてだが、佐代子を後ろ向きのまま、勃起の上に誘導した。割れ目の中心に勃起を合わせて、佐代子を引き寄せるように座らせた。
「あああ・・・」
座ってバックは初めてだったが、うまく入ったようだ。僕は佐代子を引き寄せて下から腰を突き上げた。佐代子もつま先で立ちながら僕に合わせていた。佐代子が疲れたのか勃起の上に座り込んだので僕は抱きしめたまま何度か後ろから突き上げた。
 発射する前に佐代子から勃起が抜けた。扉に向かって何度かぴゅっぴゅっと精液が飛んだ。佐代子も満足したのか僕の腕の中でぐったりしていた。トイレットペーパーで後始末をして、扉に付いた精液も拭きとって佐代子の服を整えた。
「信じらんない。あなたいつか逮捕されるわよ。」
トイレから出て来ると女性は少し怒っているようだった。女性は無理やりハンバーガーを口に詰め込むとさっさと席を立った。
「あたしも濡れちゃったじゃないの。」
僕のそばを通り過ぎる時、僕に耳打ちして立ち去って行った。佐代子を見ると顔中にソースを付けてハンバーガーを食べていた。
 公園でこの前のように遊具で遊ぶと、佐代子は声を上げてはしゃいでいた。口を大きく開けて笑うのでよだれが出ていた。砂場の隣に有る丸いドームのような遊具に入って一息ついた。直径3メートルほどの丸いコンクリートのドームに、子供がくぐる穴がいくつか開いていた。僕がその中に入ると佐代子も入って来た。
 天井は低いが思ったより広いドームの中はあまり汚れて無く、向かい合って座ると佐代子のジーンズのスカートはタイトのミニなのでパンツが見えていた。僕がドームの中で佐代子に足を向けて仰向けに寝転ぶと、佐代子は何も言わなくてもまたがって来た。丁度頭の上は煙突のように一メートルほど上に向けて通路が有ったので佐代子は頭を打つ心配は無かった。
 ジーンズの生地越しに佐代子の割れ目と勃起が触れ合っていた。僕はジーンズボタンを外して勃起を引っ張り出した。佐代子のスカートをまたお猪口にして左足の内側から指を入れた。今日既に何度もしているのでもうすぐに出来る用意は整っていた。佐代子も心得ているようで、少し腰を浮かしてガニ股になった。
 佐代子のパンツをずらして開いている割れ目の中心に勃起を当てた。佐代子は煙突の内側についているはしごの棒に掴まってゆっくり腰を降ろして来た。
 ずらしたパンツと、僕のはいているジーンズの固い生地で少し入りにくかったが、佐代子の体重でずるずると勃起は佐代子の体に飲み込まれて行った。
「あああ・・・」
佐代子の上げた声がドームの中に響いた。僕は佐代子を引き降ろすように抱くと今までに無かったほど深く佐代子の体に入っていった。勃起の先は奥まで届き、なお佐代子の内臓を突き上げていた。
 佐代子がはしごに掴まっているので、僕は安心して激しくしたから突き上げた。佐代子もはしごに掴まって自由に体が動くので、深く繋がったままかなり大きく動いていた。
「ひぃぃぃひぃぃぃ・・」
佐代子は悲鳴のような声を上げて喘いだ。僕は今日何度も出しているので長持ちして佐代子を思いきり攻め立てた。
 佐代子が力尽きたのか、はしごから手が離れて倒れて来た。僕は佐代子を受け止めて今日何度目かの精液を佐代子の体に注ぎ込んだ。朝から3度場所を変えて何度も射精してきたので、僕もさすがに疲れて佐代子と繋がったまましばらく放心していた。
 ドームに開いた窓から急に子供の顔が見えてしばらく僕達を見ていた。子供は黙ったまま走り去ったようだ。僕はまだぐったりしている佐代子を起こして、勃起を引き抜いた。ティッシュもハンカチも持っていなかったので、そのまま勃起を引き抜いたが、もう一日分を使い果たしたのかあまり精液は出ていなかった。僕が佐代子を連れてドームを出るとさっきの男の子が他の子供と何か話していた。
 僕がちょっと疲れている佐代子をベンチに座らせると、男の子は一緒に遊んでいた3人の子供と入れ替わりにドームに入っていった。女の子も一人混ざっているようだ。
 佐代子は少し股間が痛そうだったのでもう帰る事にした。公園を出る時、あのドームを覗いてみるとさっきの子供が仰向けになって女の子を上にまたがらせていた。もしかとは思ったが僕達のまねをしていた。しかし挿入することなど知らないのだろう。女の子は平気な顔をしていた。

 アパートに帰って佐代子のパンツを脱がしてきれいに拭いてやった。少しやりすぎたのか、佐代子の割れ目の中は真っ赤に充血していて少し腫れているようだ。佐代子も痛そうに顔をしかめていた。
 僕も服を脱いでトランクスだけになり、ぶらとパンツだけにした佐代子と並んで布団に横になった。
 佐代子と寄り添っているだけで心が落ち着いてそのまま一緒に眠った。その日はそれ以上佐代子の体を求める事はせずに、ただ寄りそって過ごした。
 次の日佐代子を残して会社へ行くのは辛かったが、佐代子昼食を用意してしぶしぶ会社へ出かけた。五時になるのを待ちわびて大急ぎでアパートへ帰り、佐代子の世話をしたり、体を求め合う日を過ごした。
 そんな暮らしが一週間続いて待ちわびていた土曜が来た。すずめの涙ほどの給料を貰ったが来週はゴールデンウィークなので、佐代子をどこか連れていくために取っておく事にした。朝起きていつものようにトイレを済ますと、ドライヤーと櫛で佐代子の髪型をいじってみた。女の子の髪型は良く分からないが、見よう見真似で自分が一番好きな形にした。いつものストレートの髪にボリュームをつけただけでとても可愛くなった。ジーンズのスカートとジージャンを着せて満足げに佐代子を眺めていた。
 突然ドアがノックされた。僕は当然佐代子の事でやましい所が有ったので、ドキッとして恐る恐るドアを開けた。
「佐代子ちゃん!やっぱりここだったの!」
ドアを開けると、佐代子を連れて行った時の施設の職員が居た。
 職員は佐代子がなぜここに居るか僕聞いたが、僕はうそをついた。佐代子が一人でここまで来たと。職員はその言葉を疑っている様子は無かった。また僕が佐代子を抱いている事も分かっていないようだった。僕が佐代子を大事にしているのが分かったようで礼を言っていた。
「さあ帰るわよ。」
職員が佐代子の手を引こうとすると、佐代子は僕にしがみついた。この職員に付いて行くとまた施設での生活が始まる事が分かっているようだ。無理に引っぱってドアまで行ったが、職員を突き飛ばして僕の胸に飛び込んできた。
「いや・・こんなにお兄ちゃんのそばがいいんですか。」
「佐代子ちゃんの気が変わるまでしばらくお時間を頂けませんか?」
僕がそう言うと職員も強引に連れて行く事をあきらめたようだ。しかし肉親で無い僕の元に置いておく事は出来ないらしい。
「私が一緒では佐代ちゃんも行くのが嫌でしょう。お手数でなけれぱ佐代ちゃんを施設まで連れてきて頂けないでしょうか?」
僕はうなずかなかったが職員は住所の書いた紙を置いて出て行った。
 佐代子を連れていかなければまた職員が来るだろう。そうしているうちに佐代子との事が知られるかもしれない。僕は佐代子を抱きしめて考え込んでいた。佐代子は僕がしたくなったのだと思ったのか、唇を重ねてきた。
 僕はぐったりして畳の上で眠ってしまった佐代子を抱きしめていた。疲れ果てたのか佐代子はそのままおもらしをしていた。じわじわと畳の上に表面張力で膨らんだ水溜りが広がっていった。
 あれから悩みを紛らすかのように佐代子を何度も抱いた。しまいにはひいひいと泣き声を上げて、苦しんでいるのか喜んでいるのかも分からなかった。
 佐代子の体と畳をきれいに拭いて布団をひいた。ぐったりした佐代子を布団に寝かせて僕も並んで横になった。もうどうしていいか分からなかった。
 翌日僕は佐代子を連れて出かけた。何本か列車を乗り継いで故郷へ向かう夜行列車に乗った。佐代子は僕によりそって眠っていた。故郷には年老いた母が居る。理解してもらえるか分からなかったが、故郷の山奥で暮らす事にしよう。僕は眠りを中断された佐代子が抗議の声を上げてもがくのも構わず、抱きしめて何度もキスをした。



出典:なし
リンク:なし

(・∀・): 167 | (・A・): 119

TOP