A
2007/05/07 14:40 登録: えっちな名無しさん
中学の時に俺の友達のF田というやつがいて、そいつはイケメンで背も高く
何でも出来るやつだった、でもって俺はその真逆だった、F田はとにかく
モテモテだったが、特にN川という女子に好かれていた、「なあーF田君
ここ分からないから教えて!」とか俺がせっかくF田と話しているのにも
関わらず横取りしてきた、また俺に対しては「A(俺の事)ウザイねん!
どっか行ってや!」とか「F田君に近づかんといて!」とかボロクソに言
って来た。まあ俺も頭は悪いなりにも自分の置かれた立場位は把握出来て
いたから、悔しいけれども仕方ないと思っていた、(俺は東京人で中学から
大阪にいるのだが、関西弁は乱暴な言葉に聞こえた)
友達からもその事をよく言われた「しかしN川はおまえの事嫌ってるよな」
俺は反論しなかった、肝試しの時にN川と組むハメになってしまい、この時
もみんなの前で「Aと一緒なんて最悪や!」とか言われまくって笑い者にされた
その頃は俺もN川になれていたせいで、よく反論していた「こっちかて
同じ気持ちや!」とか覚えたての関西弁を使い、喧嘩していた、2学期を
迎え、体育祭が始まった、俺は最終種目スウェーデンリレーに出場していた
第2走者のKが大ブレーキを起こし、最下位に転落して、F田に
バトンが回ったら、F田は自慢の快速で、一揆に差を詰めた、女の子はキャーキャー
言っている、そしてF田は2位まで順位をあげた、テークオーバーゾーンでアンカー
のハチマキをしめながら、俺は戦況をうかがっていた、Nその時N川が「F田くーん!
あと一人やで!」と叫んだのに反応したかどうかは定かではないが、F田君はテーク
オーバーゾーンの手前で一揆にスパートをかけてトップで俺にバトンを渡す事に
成功した、生徒はもちろんの事お客さんは全員総立ちだった。
俺はなんとしてもトップを死守すべく、全力で走った、そしてゴールした
うちのクラスが優勝したが、俺は400mも走ったために、ヘロヘロになっていた。
まあ俺は1位でもらってゴールしただけだし、どう考えてもMVPはF田だし、仕方
無いと思っていたけれども、F田の周りには女の子達が集まっていた、俺は
それを横目で見ながら後片付けに入ろうとしていた、その時「格好良かった
ぞ!」と言って俺にジュースを渡してくれたのはなんとN川だった、俺「え!
だっておまえ・・・・・」N川「なんなん!いらないんやったら良いけど!」
と怒られた、N川「お情けやで!」とジュースを渡されて、とっととF田の所
に行ってしまった。それからまたいつものN川に戻ってしまった、そのまま
卒業式を迎えて、みんなでワイワイ騒いでいたらN川がやって来て「A!話しが
あるんやけど」と言われたから二人きりになったところで「F田のボタン欲しいんだろ?もらってきて
やろうか?」と言ったら、「違う!私はAのボタンが欲しいんや!」と涙ながらに言われて、俺は「なんで?」
と言い返したら「Aが好きやからに決まってるやろ!Aのバカーーーーーーーーーーーーー!」と
大きな声で怒鳴られてそのまま走り去って行ってしまった、俺はなんかのドッキリかと思ったけど、あとでN川の友達が俺の所にやって
来て事情を話したら、実は最初からN川は俺の事が好きだったようだ、俺が引越して来た
時から俺の事が好きで、下級生の時から同じクラスになりたいと話していたそうだ!
F田に近づいたのも俺の気を引くためだったらしいし、修学旅行の肝試しも俺とN川をくっつける
ためだけに作ったイベントだったらしい、ちなみに俺意外の男子も大抵その事に気づいていたらしく
俺はその子達から「鈍い!」とまた怒られてしまった。俺は罪な事をしたなと心から思っている
N川には是非良い彼氏を見つけてもらいたいものだ!
長くなってしまい申し訳ありませんでした。
出典:2ch
リンク:アホ

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