世界一でかい嫁と世界一器の小さい婿
2007/06/05 11:18 登録: えっちな名無しさん
前回までのあらすじ
ある日魔剣を拾った俺
え?何これ?嘘でしょ?
気付くと俺は魔物になっちゃってたよ!
魔物じゃなくて魔人です
うっほトリの声が聞こえる
俺の心臓となって生きてるんだねトリ
でも君は脇役だから引込んでなさい
しかも魔人となった俺は魔王の嫁と結婚することにぃ!
いったいどうなっちまうんだー!
111名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。投稿日:2007/06/05(火)07:17:50.74ID:/kLE/5520
ネクタイを締めた
スーツ、魔人にスーツ、これもなかなか乙なもの
衣装が整ったと使いの鬼に伝えると鬼は俺を案内した
さぁいざ俺の嫁と初対面
どうする?
姫ってことは高飛車なツンデレだったらどうする
姫「だらしなくてよ!あなた」
はたまた引っ込み思案な大人しい可愛い子だったら
姫「は、はずかしいですぅ」
いやいや、大和撫子だったら
姫「はいあなた。おみおつけできましたよ」
凄くキビキビした幼馴染タイプだったら
姫「はい!しゃきっとする!」
良い、姫と結婚すっごく良い
鬼「鼻血が出てますよ」
俺の鼻の下を拭う鬼に一礼する
あくまでアメリカンなジェントルマンを振舞う
紳士の方が姫受けするに違いない
俺はポケットからチップを取り出し鬼に渡した
鬼「なんですか?これは?」
柿の種さ
畳の間に入り黒い机の前に座る
つか机でけぇな
魔王「見えんわ!」
魔王は俺を摘みあげて机の上に乗っけた
どうも、ありがとうございますお父様
お父様?娘さんは?
おう、すぐ来るわ
ズシンッ。ズシンッ。
ほー魔界は巨大な生物がおるよーでんなー
魔王「来たぞ」
はい?
ちょっと待て
魔王様の大きさにもビビりましたがね
魔王様より横が更に一回りも大きい娘さんがそこにおるじゃないですか?
魔王「ワシの娘じゃ!どうじゃ可愛いだろう?」
うんうん、丸々球のように健康的な娘さんです
一気に老化したっていうか
何食ったらこんなにブクブクブクブク太るんじゃい!!
今日はお日柄も良く―――…
えぇ良い天気ですわね
お嬢さん好きな食べ物は―――…
何でも食べますわ
ふふーんw
撤退!
後ろから「逃げたぞ!追えー!」とか
「回り込め回り込め!」とか
そんなの知らんスわ!全力ダーッシュ!!!
どこに逃げりゃ良いんだ?
おいそこの柿の種喰ってるお前
柿の種の恩を返せ!出口まで案内しろ!
鬼「柿の種って上手いんスね」
そーか?うまいか?
鬼「俺こんな上手いもん喰ったの初めてデスぜ」
うんうん、こんなもん上手いと思う魔界に住むなんて真っ平ゴメンだ!
注)この物語はフィクションです。柿の種はおいしい食べ物であり決してまずくはありません
でも作者は亀田のなんたらと言うあの品種は大嫌いです
ん?そういや魔剣は?
鬼「着替えのときに更衣室に置きっぱなしデスぜ」
そんなぞんざいに扱っていいものなのか?
まぁ良い、アレがあれば何気に便利だ
回収していく
鬼「その必要はないデスぜ」
鬼「あれは意思ある魔剣、あなたがマスターであれば呼べばきます」
なるほどそれは便利だ!
こい!こいこいこい!
・・・・・・・・・・・・・・・
鬼「・・・・無惨ッスね」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
鬼「・・・・無惨ッスね」
二回言うな!!!
と、気付くと俺は追い詰められてた
行き止まりになっている壁、後ろには色とりどりの鬼達
赤青黄灰黒緑、見ててチカチカする
鬼「まるでレインボーッスね」
お前が黒でホントに良かった
追い詰められたがまだ打開策はある
柿の種ぇ! こいつで鬼をこちら側につける
ほうら!!
「なんだこれ」「うめぇ」「まじうめぇ」
コウカテキメーン!
さぁ鬼が仲間になったぜ!
俺を出口まで案内――――…
目の前が血に染まった
魔王「おい!舐めたマネしてくれるのう!」
魔王が足を一振りしただけで鬼達は玩具のようにバラバラに飛び散った
ストレス性心的外傷喰らうっつのw
死ぬなぁ、魔剣を手に入れてから何度か思った言葉だが
今回は確実に死ぬと思った
最初に仲間になった鬼もガタガタ震えながら俺の後ろに隠れている
魔王は今にも俺を殺そうとしている
死ぬ
ドッカーン!
ちょwwwもう少し効果音凝ろうよwwwwww
後ろの壁が割れて魔剣が姿を現した
つかでかくね?
「アレが魔剣の真の姿よ」
トリは俺の心臓になってんだから黙ってなさい
魔剣「乗れ」
そう魔剣は一言言った
剣に乗って空を飛ぶってどうよ?
鬼「ともかく逃げれて良かったデスぜ」
お前のってたのか?
なぁ?下にさ龍みたいなもんが見えるんだけど
魔剣「追手だな」
追手ねぇ・・・
振り切れ魔剣!!
魔剣「魔力切れた」
・・・・・・へ?
とんでとんでとんでとんで
まわってまわってまわって
喰われる
龍に飲み込まれた
ここはどーこ?
メイド「いらっしゃいませご主人様!」
冥土とかけてメイドとな黄泉の世界へようこそ!
鬼「メイドさーん!ホットケーキ!」
メイド「はーいご主人様!」
鬼「ホットケーキに落書きしてぇw」
メイド「うん!ご主人様!私頑張ってお絵描きするね!」
鬼「わぁお上手上手」
メイド喫茶かここは?
俺は龍に喰われた筈だけど?
そう言えば魔剣は?
メイドB「つるつるにしましょうねー」
魔剣「そこをもう少し強く拭いてくれ」
えぇ、お前も?
責任者を呼んでくれ
メイド「オーナーですか?そんな!ご主人様!オーナーに私お仕置されちゃう」
鬼「お仕置!」
魔剣「お仕置!」
良いから呼べ
オーナー「ようこそ我が城へ」
単刀直入にまず服を着ろ
オーナー「まぁゆっくりしようよ」
・・・・・
とりあえず美女揃いなので3週間ゆっくりすることにした
お仕置だ!
オーナー「お仕置だ!」
鬼「お仕置だ!」
魔剣「お仕置だ!」
メイド達「激しいよ!ご主人様!もう許して!」
・・・俺何やってんだ?
メイド「ご主人様?」
そうか!わかったぞ!ここは地獄なんだ!
永遠に快楽に縛りつけ生から遠ざける地獄なんだ!
鬼「それ極楽じゃねぇスか?」
・・・もとかくあの世だ!
オーナー「全然違うよ」
・・・・・ハハハ冗談きついぜジャック
オーナー「全然違うよ」
じゃあここはどこなんだ?
オーナー「ここは龍の腹の中だよ」
いや、そんなわけないだろ
オーナーが言うにこうだ
この龍は対空兵器で空中に逃げた敵の追撃用だそうだ
オーナーはその昔魔王に反旗を翻し戦ったが敗れ逃走した
が、そのまま龍へ喰われた
腹の中でオーナーは考えた
「ここを俺のファンタスティックワールドにしようと」
この龍の餌は美女であり、オーナーのファンタスティックワールドは実現したという
もう十分だ
鬼「三週間も楽しんでおいてよく言うッスわ」
俺はここから出る!
魔剣「えー出たくないぃ!」
だまらっしゃい
オーナー「出る?うん別に良いよ、そっちが腸ね」
無論逆方向から出させてもらう
俺に名残など無い
魔剣を引っさげて出口へ行こうとした
メイド「いってらっしゃいませ!ご主人様!」
ちょっと決心が揺らいだ
名残惜しいので鬼と引き換えにメイドを1人貰った
オーナーの最後の言葉が秀逸過ぎたので紹介しておく
オーナー「交換?良いよ。男1人居た方がプレイのときに楽しいし」
いざ!出口へ!
あの光の向こうは外の世界だ!
メイド「行きましょうご主人様」
出たとき俺を待っていたのは信じられない光景だった
魔物同士が戦争をしている
魔王が先陣に立ち魔物を薙ぎ払う
牙の間から俺はその光景を呆然と眺めた
また次回!!
181名前:次回予告投稿日:2007/06/05(火)08:15:20.39ID:/kLE/5520
これって浦島ってやつってかー!?
なんか時代を越えちゃったって感じー!!!
戦争戦争戦争戦争!!!
メイド「どうして人は争いを好むのでしょうか?」
メイドさん、この物語にそんな台詞必要ないって!!
で!どうなるの?!
魔剣「戦うしかあるまい、俺も故郷が無くなるのは嫌だからな」
ちょ!次回ってもしかして超シリアル?間違えたシリアス!!?
どうなるんだよ
出典:今日道端に魔剣が落ちてた
リンク:vip

(・∀・): 49 | (・A・): 21
TOP