第3話「なんかシリアスな戦場スパイラル」
2007/06/05 11:28 登録: えっちな名無しさん
第3話「なんかシリアスな戦場スパイラル」
197名前:さ・ん・WA!!メェル:sage投稿日:2007/06/05(火)09:02:16.25ID:/kLE/5520
つまりそういうことだ
魔剣「・・・・・」
魔王「じゃかしー!皆殺しじゃ」
メイド「・・・・」
おいお前!読者に解かり易く説明しろ
メガネ鬼「イエスサー王子!」
俺は王子ではない
姫「酷いわ、あなた」
頭痛いから黙れ
現在戦況を報告します
現在鬼軍と悪魔軍の全面戦争状態です
こちらは見ての通り鬼軍、敵が悪魔軍です
魔界に魔王は何人も存在し我が魔王は鬼の王に過ぎません
戦争のきっかけは姫です
姫の縁談に失敗し戦争となりました
そもそも姫は鬼と悪魔の平和の架け橋として政略結婚をする筈でした
しかし、親馬鹿・・・もとい我が魔王がそれを拒み
魔王「言葉に気をつけんかい」
・・・、申し訳ございません
断ったときの言葉は
「私には人間の素晴らしい王子が居るから結婚できません」でした
姫「本人を前にそのようなことを・・・恥じてしまうますわ」
おいメガネ。発言を選べ、魔剣の錆びにするぞ
・・・、申し訳ございません
と言うわけで全面戦争勃発です
あほくさ・・・
魔剣「本当にあほくさい」
魔王「文句があるんか?」
いえ滅相もございません
魔王様はいついかなる時も正しくございます
んで、今一番の問題はこのメイドさん
鬼の女ではない
たぶん、悪魔の女
オーナー「はっはっはw青春だなぁw」
黙れ!俺の脳内に現れるな
魔王「殺す!」
鬼達「コ・ロ・セ!コ・ロ・セ!」
メイド「・・・」
なぁ魔剣
魔剣「なんだ?」
空気重くね?
魔剣「よしワシが変えてやろう」
さっすが魔剣!空気嫁てるぅ!
まぁなんだ俺は魔剣を握ってまた魔王の首刺しとるわね
鬼「ご乱心!王子がご乱心ですぞ!」
爺みたいな鬼が騒ぎ出した
魔剣「俺はこのメイドを愛してる!愛の逃避行と行くぜ!」
鬼「裏切りじゃ!裏切りじゃ!」
魔王「一度ならず二度までも!!」
ちょ!俺の意思なくね?!
そろそろ誰か孔明の罠って気づけよ!
愛ってさ
ときにかえりみない
ゆうきも必要 326
巨大化した魔剣に乗って
愛の逃避行
あぁ青春かなぁ〜 ともぞう心の一句
愛してるの響きだけで
強くなれる気がしたよ ミスチル
愛してないよ。いやマジで
魔剣さーん、後ろからあの龍追って来てるよ
もう一回喰われてもいいんじゃないんですか?
魔剣「俺はもう止まらないよ。超特急エクスプレス」
メイド「ご主人様・・・」
空気が重い
姫「例えどんなときもあなたをお慕い申しております」
やっべ、あの姫が凄く性格美人に思えてきた
魔剣「よく見ろ」
・・・!龍にまたがって鈍器持って追ってきとるやないですか!!
魔剣「折られる折られる!」
姫「愛とは一緒に飛ぶことと見つけましたわ!」
ダッシュ!魔剣ダッシュ!
何とか逃げおおせたか
魔剣「魔力空っぽ」
さてこれからどうする?
魔剣「考える必要はなさそうだ」
どういうこと?
魔剣「囲まれとるぞ」
悪魔「姫ー!!姫ー!!!」
うん、こういう展開は望んでない
魔剣「俺は面白いと思う」
茂みから現れた悪魔たちがメイドを姫と呼び俺達を取り囲む
気付くと俺は緊縛されていた
ありのまま今起こったことを話すぜ
俺達がメイドと思い込んで奉仕させていた女が
悪魔の魔王の娘だった
超スピー(ry
魔剣「うんうん、こりゃ間違いなく」
殺されるな、悪魔の魔王に
「連行だー!」「連行だー!」悪魔たちは意気揚々と騒いでいたとさ
BADEND
終わってたまるか!!
と叫んだ俺の声は空しく響いた
ごたーいめーん!
悪魔王「・・・」
あれ普通サイズだ
これなら勝ち目あるんじゃね?
やるぞ魔剣!
魔剣「合点!」
悪魔「おかしなことをなさらぬ様に」
悪魔王「で、姫よ、こやつ等に何をされた?」
悪魔姫「辱められました」
ちょ!
魔剣「ちょ!」
悪魔王「どのような?」
悪魔姫「縛られ何時間も好き放題」
ちょ!ノリノリだったのそっちじゃ・・・
魔剣「俺縛れんよ!」
悪魔「コ・ロ・セ!コ・ロ・セ!」
立場逆転ってやつ?
魔剣「報いだな」
お前やけにおちついてね
魔剣「さらばだ!」
あ!きたねぇ!!
捨て台詞を残して魔剣は拘束で飛び立った
と、思ったら結界みたいなのに引っかかって堕ちてきた
俺は堕ちた魔剣を踏んづけてやった
魔剣「仲良くやろう!な!な!?」
思い切り力を入れて刀身を踏み潰した
裏切り者のメイドに
ラスボスっぽい魔王
周囲を囲う悪魔達
足元の裏切り易い魔剣
意思弱な俺
どーする?どーするよ俺?
オーナー「はっはっはw無様w」
オーナー自重!
悪魔王「それじゃ、死んでもらうと言う事で!」
ちょ!待った!話せば解かるって!
悪魔姫「お待ちください!」
お!おお!!!
魔剣「愛の力だ」
悪魔姫「ただ死なすだけではワタクシの気が晴れません
奴隷のようにこき使ってボロ雑巾のように戦場へ出し
苦しみを与え、一切自分に得のないような死に方を希望します」
魔剣「うわぁ・・・」
・・・いや!これはツンデレなんだ!きっと俺を助けるために!
悪魔姫「ではまず地下の牢獄が捉えた鬼の血で汚れております
それを3時間以内に片しなさい
できなければ耳をそぎ落とします」
魔剣「ツンデレ・・・?」
・・・ツンデレ
きっと、「ごめんなさい、あなたを逃がすために仕方なく」と俺を解放しに来ると信じて掃除していたが来なかった
3時間のリミットを2分過ぎたため俺の耳は2cmそぎ落とされた
魔剣「・・・ツンデレ?」
困るよなwこういうツンデレってw
と魔剣と話ていると休憩の間もなく兵器のドラゴンの巣の掃除を命じられた
次も3時間以内ということだ
出来なかったら鼻をそぎ落とされるらしい
女って悪魔だって聞いてたけどホントだね
魔剣「まぁあれはマジモンの悪魔だがな」
次の鬼と全面戦争のときに俺とお前は一番隊最前線で出撃だってさ
わぁおw最前線ってことは鬼魔王と直接対決じゃん
魔剣「胃が痛い」
胃ねぇだろ
クーデター作戦だ
魔剣「やめとけって。寿命縮めるだけだって」
牢屋に捕まってる鬼達を買収して小隊を作る
魔剣「どうやって買収する?」
どこでも出てくる柿の種ぇー!!
魔剣「柿の種好きだな」
これさえあればこの戦争・・・勝てる!
へい、鬼、お前俺の企てに乗らないか?
鬼「し、しかし」
これ柿の種って言うんだ企てに乗れば3粒やる
鬼「一粒味見をさせてくれ」
ほらよ
鬼「・・・、隊長!戦いましょう!」
こうして次々と鬼を買収し計画実行のときは刻一刻と迫っていた
魔剣「ん?だがお前どうする気だ?」
何が?
魔剣「いや、仮に計画が上手く行ってお前を鬼達が迎えてくれる筈が無いだろう」
別に問題ないよ
だって俺はここから逃げ出すことだけが目的だからね
何匹鬼が死のうが小隊が全滅しようが俺さえ生き残ればそれでいいから
魔剣「さすがに魔物でも引くわ」
世の中奇麗事だけでは勝てん
俺はそれをこちらの世界に来て実感した
魔剣「・・・、まぁ確かに悲惨だったわな」
そうさ!俺は鬼も悪魔も超越した真の悪にだってなってやるさ
これより作戦を実行する!脱出作戦だ!
鬼「作戦内容は!?」
全軍進軍あるのみ!殿は俺が務める!お前らは背後を俺に任せ前方の敵を掃討しろ!
鬼「イエッサー!!」
いざ!前進!!
悪魔「脱走したぞ!追えー!」
へっへっへwシメシメw
前方に居る悪魔は進行を止めるために必死になるだろ
他の場所に居る悪魔は挟み撃ちのために後方から追い詰めるだろ
気付くと城の内部は手薄に!
俺はこのタイミングでトンズラして終わり!
魔剣「マジで卑怯」
じゃあお前はここで鬼と共に戦うか?
魔剣「まさかwついていくよwパートナーw」
これは・・・意外な奴に遭ったな
魔剣「殺そうぜw」
悪魔姫さんよ
悪魔姫「・・・」
悪魔姫「なぜこのようなことを?」
うわぁキモい
悪魔姫「最初の出陣の日に逃がしてあげようと思ったのに!」
魔剣「頭おかしいぞ、こいつ」
悪魔姫「見損ないました!鬼達を犠牲にして自分のみ助かろうという魂胆!」
悪魔姫「周りの疑心を振り払うために酷いこともしました。でもそれは!あなたのためを想って!」
魔剣「・・・ツンデレ?」
・・・あぁ、かなり過激派のな
悪魔姫「あなたにはもう同情の余地はありません!
悪魔達をこの下郎を殺しなさい!」
姫が命じるとどこから沸いたのかワラワラと悪魔達
その中に鬼の姿も、「よくも騙したな」などと喋っている
魔剣「これは紛れも無い敗北だな」
あぁ、どうやら俺は心が荒みきっていた様だ
魔剣「諦める?」
諦めようか?
悪魔姫「目を瞑りなさい、私がこの手で殺してあげます」
魔剣「・・・ツンデレ?」
しつこい
俺今すっごい良いこと考えついたんだけどさ
魔剣「なんだ?」
俺が悪役になれば全て丸く収まるんじゃね?
魔剣「・・・どういうことだ?」
この戦争の根源も俺ってことにしてさ
それで俺が死ねばそれでいいんじゃね?
魔剣「・・・協力しよう」
魔剣「だが、死なせはせんさ
お前は俺の大事なパートナーだからな」
・・・、お前良い奴だなぁ、でも無理だろ
魔剣「大丈夫だ!俺はこれでも鬼魔王の剣なるぞ!」
信じて、良いのか?
魔剣「あぁもちろんだ!」
じゃあいくぞ!
俺がこの戦争の発端だ!
混沌が見たく俺がこの戦争を巻き起こした!
鬼姫をそそのかしたのも俺だ!
悪魔姫「なんですって!」
あとお前は偶然俺が龍の胃へ入ったと思っているようだが必然だ
お前が死ねば戦争に拍車がかかると思ったからだ!
悪魔姫「この下種が!殺せ!この下種を殺せ!」
頼んだぜ!俺の魔剣!
魔剣「秘儀!煙幕!」
・・・・、煙幕!?
煙に姿を隠しながら俺達は命からがら逃げ延びた
湖で倒れこむように水面に顔を突っ込んで水を飲んだ
魔剣「どうだ?見たか?」
しょぼいよ
湖の向こうに蛇みたいな女が居るけどまぁいいや
俺はもう寝る・・・
魔剣「俺も・・・」
また次回・・・
286名前:次号予告投稿日:2007/06/05(火)10:42:30.23ID:/9uOVbyi0
俺ってば英雄!
魔剣「知ってる人にのみなw鬼と悪魔にとっては大悪党だぜw」
人知れず功を積み重ね!汚れた仕事をする!俺ってちょーかっこE!!
魔剣「勝手に言ってろ」
おー蛇みたいなお嬢さんがいるぜ!
魔剣「見たとおり蛇女だな」
ちょっと自慢してくる!
俺って英雄なんだぜ!
蛇女「まぁ頭のおかしい方なんですね」
・・・・・・
魔剣「・・・・」
蛇女「・・・・・?」
うぜぇ
291名前:製作スタッフより重要なお知らせ投稿日:2007/06/05(火)10:46:57.52ID:/9uOVbyi0
今日道端に魔剣が落ちてた
第3話「なんかシリアスな戦場スパイラル」
ご愛読ありがとうございました
第4話「妖怪ワールド?妖怪って結構好きかも!少なくとも悪魔より鬼より・・・」
ご期待ください
注
この物語はフィクションです
この物語に出てくる人物団体メーカーは架空のものです
鬼を見つけたとき柿の種で買収しようとして失敗しても
作者は絶対責任を取りませんのでそのつもりで
ではまた次回
出典:今日道端に魔剣が落ちてた
リンク:vip

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