今日道端で魔剣サーガ 第4話
2007/06/05 13:11 登録: えっちな名無しさん
311名前:死投稿日:2007/06/05(火)11:56:45.01ID:/9uOVbyi0
よく考えたら意味がわからないんです
つい一ヶ月前までは普通の人間だったのに
何故か気付くと魔人になってたんです
蛇女「そう、それは大変ね」
実際悪いのは全部こいつなんです
魔剣「俺?」
全部こいつが俺の前に現れたから
蛇女「悪い剣ね、お姉さんが懲らしめてあげますよ。エイッ!」
魔剣「なんだろう?ちょっと快感」
魔剣「そう言えばそうだな俺が悪かった」
・・・・・・・
魔剣「しかしこれには並々ならぬ事情があったんだ」
蛇女「まぁどんな?」
魔剣「そりゃ並々ならぬ事情で」
蛇女「具体的に?」
魔剣「・・・」
魔剣「えっと、ぶっちゃけこいつを選んだのは偶然です」
蛇女「シャーッ!!」
魔剣「うお!怖!」
蛇女「悪い剣はお姉さんが懲らしめましたよ。今はゆっくりオヤスミなさい」
・・・・・・・・
外見は綺麗なお姉さん
だがきっとその実体は俺が弱みを見せ次第頭から喰う気なんだ!
そうだ!そうに違いない!←もはや荒みきった心の「信じる」と言う単語は存在しない
俺はお前なんかに騙されない!!!
叫び終わると蛇女の長い手が俺を抱きしめた
うぅ!お前なんか!お前なんか!
魔剣「・・・俺こいつは信じて良いと思うけどなぁ・・・」
ゆっくりと俺は眠りに堕ちて行った
魔剣「何が目的な〜の?」
蛇女「だって温かいじゃない」
魔剣「温かい?」
蛇女「変温動物は恒温動物の温かさが羨ましいものよ」
魔剣「・・・・・食べないのか?」
蛇女「食べちゃったらこの温かさが消えちゃうじゃない」
魔剣「・・・・」
蛇女「だから一生私の枕にして飼い殺してあげるわ」
魔剣「数奇な運命の星の下に生まれた人間に休みは訪れんとな」
それから、男は蛇女と仲良く暮らし始めた
男にとってこの生活は幸せなものじゃった
いつしか男はこのままここで人生を終えるのも悪くないと考え始めたそーな
魔剣「おーい、もしもしー?こんな平和なお話誰も望んでいませんよー」
春になると畑を耕し種を撒き、田んぼを耕し米を育て
夏は田んぼの水の管理をして稲を育て、畑や田んぼの草を取り、畑でトマトが取れた
秋には稲は穂を結び、魔剣を用いて収穫した
冬の寒い時期は、蛇女がしきりに男に甘えたそうな
魔剣「だから!1年も!?つか俺で稲刈りしたの!?」
そんなある日のことじゃった
2人の暮らす家に何人かの兵士が現れた
兵士は人相書きを2人に見せた
そこには男の姿が載っておったそうな
無惨
2人は引き離され、男は牢に入れられた
蛇女は何度も面会に訪れたが結局逢う事はかなわなんだ
魔剣「・・・え?話ぶっとんでね?」
悪魔姫「下種が!こんなところに隠れて居たか!」
鬼姫「あなたに負わされた辱め今日まで忘れたことはありませんでしたわ!」
いや、鬼姫さんを辱めた覚えはねーんスけど
悪魔姫「良い方法を思いついた!あなたの殺し方だけど
身体を24のブロックに分けて1時間そのブロックを痛め続ける
一時間が終わりと同時にそのブロックをあなたから剥ぎ取ります」
・・・過激
「何時間持つかしらね?」
そう言い残して悪魔姫はその場を後にした
鬼姫がこっそり「私の婿になるなら助けてあげるわよ」と言ったが全力でお断りした
そして処刑の日が訪れた
なんとか打開しようと考えたが結局策及ばず
処刑の時外に出されるのを利用して魔剣を呼ぶ他無いと理解した
だが魔剣を呼ぶことなど奴等重々承知
口にロープを巻かれ俺は十字架に貼り付けられた
「じゃまずは左腕」と悪魔姫が命じると
悪魔はためらうことも無くトライデントで俺の左腕に3つ風穴をあけた
ちょ!飛ばしすぎ!もっとくすぐるとか優しいところから!
いてぇー!!!いてぇー!!!!!!!!!!!
追い討ちをかける様に鈍器を持った鬼が左腕を何度も殴りつけ骨を砕く
この無茶苦茶なブロックいじめが後59分24秒続くらしい
気が遠くなった
ふとかすれる視界の中悪魔姫の顔が見えた
恍惚に涎を垂らしながら見ている
あいつ真性Sだ
鬼姫は見たくなさそうに俯いてる
可愛いよ、可愛いよ鬼姫
俺は痛みを利用しロープを噛み千切ろうとした
見透かしたように鈍器が顔面を直撃し歯が3本折れ鼻がひん曲がった
意識が一瞬とんだ
死ぬ。マジ殺される
そんなとき颯爽と黒い影が現れた
その黒い影は俺を甚振る鬼と悪魔を持っている剣で千切りにした
しかしこのノリ、まるで少年漫画のようである
黒い影は俺の口に巻かれてるロープを解いた
お前は一体誰なんだ←棒読み
黒「俺は蛇女の旦那だ」
ダンナ?旦那?だんな?
無敵ロボ ダンナー7とかそこら辺だろ
魔剣よ!こーい!
魔剣「ったく呼ぶのがおせぇよ」
これから俺は愛ゆえにこの男を亡き者する
黒「はい?」
魔剣「いや、お前はな、ペットだったんだよ」
2人の意見など聞く耳持たず俺は蛇女の旦那に斬りかかった
黒「やめなさい!そんな身体でまともに剣を振りまわせるわけがないでしょう!」
だったら回復だ!魔剣よ!我が身を癒せ
魔剣「あぁん!魔力が吸われるー」
見る見る怪我は回復した
少年漫画のノリを毛嫌いしてきた俺だが
今日は違った。今日ほど主人公補正をありがたく感じたことはない
愛ゆえに私は戦うのだ!
魔剣「少年漫画のノリの昼ドラじゃねぇかよ!」
つべこべ言うな!ホラかめはめ波打つぞ
魔剣「やー!吸われる吸われる!」
黒「おわー!!」
魔剣の日記
今日俺のパートナーは化物になった
助けに来てくれた助っ人をボコボコにして
ボロ雑巾のように転がる男を何度も何度も踏んでいた
周りに居た鬼や悪魔もその光景に息をのみ
威圧され逃げることもできずただずっとその光景を眺めていた
中には吐き出す者さえ現れた
しかし、悪魔姫だけはなぜかうっとりしていた
俺の怒りはこんなもんじゃない
悪魔姫、お前はもう退場だな
悪魔姫「・・・ッ!」
おい魔剣?お前ドラゴン呼べるな?
魔剣「呼べるっちゃー呼べるけど」
呼べ
魔剣「イエッサー!」
と言うわけだオーナー
オーナー「それはそれは、調教が足りんかったか」
すぐに引き取って酷い調教をしてやってくれ
オーナー「わかったw」
鬼「任せろ」
おう、お前久しいな柿の種やるわ
鬼「ありがとッス」
オーナー「お前は悪い子だな」
悪魔姫「近寄らないで!お前たち!」
オーナー「ん?口の利き方を忘れたのか?」
悪魔姫「早くこいつを!」
オーナー「ほら、行く時に忘れた首輪だよ、今つけてあげるからね」
悪魔姫「あぁ・・・」
オーナー「迷惑をかけたね」
あぁ大迷惑だ
オーナー「四つんばいになってるの蹴っていいよ」
うん蹴る
悪魔姫「うわ!」
オーナー「キャインッと鳴けと教えたのを忘れたのか?もう一度蹴って
うん蹴る
悪魔姫「・・・ッ!きゃいん」
オーナー「ぎこちないなー!満足するまで蹴って良いよ」
うん蹴る ガスガスガスガスガスガス
悪魔姫「キャイン!キャイン!」
魔剣の日記
鬼畜魔が完成してしまった
可愛そうにもはやもとの性格に戻ることはあるまい
捻じ曲がった性格は完全なる悪意
人間で居させてあげるべきだったと少しだけ後悔した
蛇女「黒子!」
少し遅れながら蛇女が現れた
俺が2人の愛の生涯は取り払ったと伝えると蛇女は泣きながら俺の頬を叩いた
蛇女「ペットの分際で!黒子を殺すなんて!殺してやる!」
何度か殴られた後オーナーにこいつも連れて行くように命令した
蛇女と悪魔姫はオーナーに回収され、もう二度と龍の腹から出てくることは無かった
数日後戦況が変わる
俺は3勢力全てを敵に回したらしい
鬼、悪魔、妖怪が共同して俺を討伐しに来るようになった
また次回
373名前:次号予告投稿日:2007/06/05(火)13:09:13.38ID:miyLpjdE0
人生って上手く行かないことが大半だよね
俺自分の人生に嫌気さしてきた
てことはさ
もう魔界全部をのっとって俺のハーレムランド作るしかなくね?!
魔剣「名案!」
うおっしゃ!じゃあ魔界統一といきますかね!
魔剣「世界の4分の1はくれよ」
おkおk!
こんな筈じゃなかった・・・
出典:今日道端で魔剣を拾ったんだが
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