マックスコーヒー

2007/06/17 17:53 登録: えっちな名無しさん

父の日だというのに金もなかったので
久しぶりに外にでて近所のスーパーに行き
なけなしの千円札で買える物をさがした。
余り物だったのかコーヒーとクリープと砂糖のギフトセットが980円で買えた。
帰宅後、せっかくだから1杯つくってやろうとお湯を沸かした。
そういえば子供のころよく、父親にコーヒーを作らされたっけ。
あのころと同じように、コーヒーとクリープをスプーン1杯ずつ、そして角砂糖を3つ入れた。
同じように自分のもつくり、部屋にもっていった。
そこへ、「あらめずらしい、コーヒーつくったの?」
と母親が現れた。
「あ、うん一緒に飲もうとおもって。」
そういって俺は自分の作ったコーヒーを一口のんだ。
「甘いね・・・」
「そうなのよ〜お父さんはブラック派だったんだけど、あんたが作ったコーヒーだからっていつも喜んで飲んでたけどね。」
「そっか」
「でもいつも半分残してたからあたしがいつも飲んでたのよ。」
そういって母親は俺の作ったコーヒーを半分だけのんで、カップを仏壇の前に置いた。


出典:父の日
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