天然父親

姉のブラジャーを無断で借りて装着しようとしてたら、
部屋に突然、入ってきた父親に見られたこと。　　
苦しい言い訳で、文化祭で女装するからさーと言ったら　　
天然父親は笑いながら、そーなのかー　なら俺が後ろ留めてやるって言う。
微妙な空気が流れてる俺の部屋。
後ろのフォックを上手く留めてくれた、父親も何だか気持ち悪くてよー。
一応は礼を返したんだよ俺も。
なかなか出てかねーんだよ父親が。
無言でいるわけにもいかなくてさー
取りあえず、父親の方を向いて、どう？って聞いちゃったよ俺。
開いてたドアから鬼の形相で見てる姉の姿。
ああーーと思ってる俺の前で、父親が嬉しそうに手を叩いてんだもん。
未だに姉から軽い無視をされてるよ。

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