親父の助言

この間うちの親父が脳梗塞で逝っちまったんだ。
仕事が忙しくて子供の頃は遊んでもらった記憶なんて全然ないし、ましてやキャッチボールなんてやったことなかった。そんなこともあってか俺は親父に愛されてないと思ってた。だからあの時は反抗心からだろう、親父の助言に耳を貸さなかったのは・・・
今思うとすごく馬鹿だったよ。親父は俺のことを心配して助言してくれたのに、無視しちまうなんてさ。ちゃんと親父は俺のこと愛してくれてたんだ。本当に悔しいよ。親父の言うとおりにしとけば・・・親父の言うとおりにしとけば、包茎じゃなくて済んだかもしれねーのによー！！親父は俺に言ったよ。

「いいか○○。おしっこをするときは必ずちんちんの皮を剥いてするんだ。あと、お風呂に入ったらちゃんと皮を剥いて洗うんだぞ。そうすれば、将来立派な大人になれるからな。」

親父ごめんよ。俺立派な大人になれなかったわ。でも大丈夫、長男の俺はこんなだけど次男は言いつけ守ってたからちゃんと剥けてたよ。それに現代医学はすごいんだ！！手術すればちゃんと俺だって・・・あれ、なんか涙が・・・まぁ〜そんな訳だから心配しないで天国に逝ってくれや。

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