機動戦士パイクーガンダム-0082-?
2007/07/10 17:44 登録: むーちょ
第一話「ペータの憂鬱」
あの戦いから2年後―
時は宇宙世紀0082。
連邦軍北海道基地ではパイクーガンダムの戦闘データが高く評価され、
二号機、三号機が開発されていた。
そして、連邦の新型を狙いジオンの残党であるムラムッシュ大隊が、
地上で密かに活動を始めようとしていた。
ムラムッシュ「我がジオンの民が、再び地上に帰るため戦うのだ!!」
兵隊とか「ジークジオン!!ジークジオン!!」
ムラムッシュ「とりあえず黒服部隊に潜入及びパイクーガンダムの奪取、そんでもって囚われた我が同志の救出をしてきてもらう!!」
黒服部隊「アイアイさー」
隠密行動に特化した部隊。黒服部隊。
隊長のデビはかのノリス・パッカートから操縦訓練を受けたつわものである。
そんな黒服部隊が北海道に向かって動き出したのだ。
―北海道札幌市
ペータ「ナナたん、今日の夜ご飯なに?」
ナナ「タコライスよ。すごくおいしいよ。だって昨日の夜から仕込みしてるしね」
ペータ「やたー!!タコライスうんまいんだよな〜!今日も仕事がんばるから!!いてきますー」
ペータはナナの頬に行ってきますのキスをし、
愛車のRZG750に跨ると今の勤め先である連邦軍北海道基地に向かった。
ペータは二年前の戦いを高く評価されパイクーガンダムのパイロットとして、
連邦軍で働いているのだ。
だがしかし、この二年間敵もいないしあまりにも暇すぎな上に、
連邦軍はケチなのでとても給料が低いため、
そろそろ転職を考えていた。
月18万。パイクーガンダムのパイロット。二年前の活躍により今は曹長。
だがしかし給料月18万。
無能な上官の少尉は噂では月80万らしい。
やっぱり連邦大学卒は無能でも給料いいんんだな・・・
とペータは感じていた。
第5ドッグにあるパイクーガンダムの隣で暇人のペータはメカニックの山崎さんと世間話をしていた。
ペータ「ほんと、連邦は給料低いよね」
山崎「そうそう!!ジオンの話聞い事ある?」
ペータ「知ってる!!ジオンって二等兵でも給料25万なんやろ?」
山崎「うんうん!いいよな〜・・・まあジオンにいたら今頃捕虜になってたかもやけどね」
ペータ「まあな・・・この基地の牢屋にも百人ぐらいいるしね。」
のんきにそんな話をしてる中、黒服を着た怪しい男達3人が連邦軍基地に潜入していた。
デビ「スリは同士の救出へ。お前とツーはパイクーガンダムの奪取に向かう」
そしてスリーは救出に向かった。
外にいる残りの二人はフォンはゲルググに乗り待機、ゴオウはガウで待機していた。
デビとツーは連邦で働いている元ジオン兵の情報により、
的確にパイクーガンダム二号機、三号機のあるドックにむかった。
―第1ドッグ
ツー「デビ隊長!!ありました!!」
デビ「これが・・・・パイクーガンダムか・・・すごい・・」
そして、無用心に鍵がさしっぱだった二つのガンダムに二人は乗り込んだ。
デビ「す・・・すごい・・・このパワー・・・ゲルググなんかと比べ物にならない」
そして、デビは無線で救出に向かったスリに連絡した。
デビ「どうだ?」
スリ「牢屋空けたんですけど・・・脱出路がありません!!」
デビ「わかった!!脱出路は俺たちが作る。そのあとは外に隠してあるガウにすぐのりこめ!!」
スリ「わかりました!!」
そしてデビの乗る真っ黒なパイクーガンダム3号機が動き出した。
デビ「データにあるパイクーガンダムとはぜんぜん違うな。武器からなにから・・・すごい!!」
そして、ツーの乗る真っ赤な2号機も動き出した。
2体のガンダムは一気にドッグを飛び出すと捕虜がいる建物に向かった!!
プーウープーウー
ペータ「なんだ!!なんだ!!」
山崎「まさか!!誰が侵入してきたんだ!!とにかくおまえ出撃しろ!!」
ペータ「了解!!!」
ペータは久しぶりにパイクーガンダムに乗り込んだ。
外を出るとすでに捕虜収容所には穴があけられていた。
そして次々のジオンの捕虜が逃げ出していた。
その傍らではゲルググがジムや連邦の兵をバッタバッタとなぎ倒していた。
ペータ「あいつらどこに逃げる気だ・・・?」
ふと捕虜の先頭のほうを見てみるとガウが待機していたのが見えた。
ペータ「くそ・・・破壊しないと・・・怒られる・・・」
そしてガウに照準を合わした瞬間だ。
ドゴーーーン!!
パイクーガンダムは何かに体当たりされた。
ふと後ろを見るとそこには二号機と三号機が立っていた。
デビ「行かせはせぬぞ!!」
そして二体はビームサーベルを抜き切りかかって来た!!
寸前でよけるパイクーガンダム。
しかし、新型二体相手では分が悪かった。
ペータ「くそ・・・やばい・・・」
デビの三号機が一気に切りかかって来た。
デビ「おちろーーーー!!」
その瞬間、パイクーガンダムの肩からマキビシを発射した。
グッドタイミングで出したマキビシを踏んだ三号機の足は、
爆発によって吹っ飛んだ。
デビ「くそ・・・!!!」
そしてパイクーガンダムは三号機にビームサーベルを振り下ろした。
ガシッ!!
寸前のところで二号機がパイクーガンダムにしがみついた。
ツー「俺がいることを忘れるなーー!!
隊長!!同志はみなガウに逃げ込みました!!
隊長も今のうちにガウに逃げ込んでください!!」
デビ「すまない!!」
そういうと三号機はバーニアをふかしながらガウに撤退していった。
ツー「隊長!!はやくガウを発進させてください!!」
デビ「だが、おまえがまだ・・・・」
ツー「後で追いつきます!!」
デビ「・・・・わかった、ガウ発進だ!!」
ガウのエンジンが火を噴き発進した。
そして追える限界のポイントを超えようとしていた。
ペータ「くそ!!はなせ!!くそ!!」
ツー「馬鹿が!!お前はもう追うことはできない!!ここで俺と死ぬんだからな!!」
ペータ「なに!!ま・・・まさか!!」
そう言うとツーは自爆装置をおした。
それと同時にペータは脱出装置をおした。
ペータ「間に合え・・・・!!」
どがあああああああああああああああん!!!!
二号機は大爆発をおこした。
パイクーガンダムは爆発に巻き込まれすべての機能が停止し、
腕や足が吹っ飛びコクピットを溶かしていた。
だが、ペータは寸前で脱出することができた。
ペータ「無茶するな・・・あいつ・・・ってかガウにげてもたし・・・三号機取られたし・・・」
ペータは燃え盛るパイクーガンダムと二号機を眺めながら、
絶対に上官に怒られると、落ち込んでいた。
出典:モバゲー
リンク:パイクーを守る会

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