泣いた赤鬼

2007/07/13 09:17 登録: えっちな名無しさん

820 :本当にあった怖い名無し:2007/07/11(水) 08:13:00 ID:I3tYI1PR0
死ぬ程洒落にならんかった話。もう10年以上も前。
当時高校卒業した僕は友人を含めて3人で夜の学校へ侵入。
特に肝試しにいったわけでもない。暇だったから。
かくれんぼでもするかという話になり、友人1人が鬼となって僕ともうひとりの友人は各々隠れた。
僕は広大な小学校の土地の何処に隠れるかな〜と悩んだ結果、グラウンドの一番奥に隠れる事にした。
隠れるというよりも、暗いからグラウンドの一番奥まで来てしまえばグラウンドに鬼の友人が来ても見つけられないだろうと踏んだわけ。
突っ立ってるのも何かなと思ったので中腰になってドキドキしていた。
普段のかくれんぼドキドキ度に、夜の闇が更に拍車をかける。
ふいにオナラがしたくなった。中腰になったからかな。さてコクか。
ブッ・・・・・・・・・・リリリあ、ヤベ出たよこれ。屁って次元じゃねえよ。とりあえずズボンに手を突っ込んでお尻確認。
暗くて手に何かついてるのか不明だが、たしかに俺の手からは凄まじい異臭。
母さん・・・おれ、元気に高校卒業できました・・けど・・・・・・・うんこは漏らす子です・・・
ザンゲを頭で唱えながら半泣きで目を閉じてうつむいていると、肩を叩かれた。
ドキっとして頭を上げた。
鬼役の友人が立っていた。


821 :本当にあった怖い名無し:2007/07/11(水) 08:13:45 ID:I3tYI1PR0
やっと見つけたよ〜と友人は言いながら、もう1人の友人が見つからないのだと嘆いている。
僕はそれを上の空で聞いていた。なんせ俺は今、絶体絶命。死活問題だ。
そんな威厳をかけた状況で・・・僕はひどく混乱していたんだろう

『ゲヘヘヘーーーー!!!!』
僕は大笑いしながら、全速力でグラウンド中心を横切る形で駆け出した。
家に帰ろう、帰れば、まだ人生やり直せる、もう何もかも嫌だ。
僕はゲヘヘヘと笑いながら振り返るとポカーンとした顔で立ちすくむ鬼役の友人が見えた。
無理もない。何かに憑かれたのかとでも思うだろう。僕のケツには脱糞がついているがね・・・
その笑い声を聞いてか、隠れていたもう1人の友人がグラウンドにやってきた。
俺が大笑いしているので釣られてその友人も笑いながら俺を走って追いかけてきた。
なになに、なにがあったの(笑)?と走りながら問いかけてくる友人。
僕は精神的に常軌を逸していたのでしょう。うんこ、うんこ漏れたよー!ゲヘヘヘといいながら友人を振り切って学校を抜け、
そのまま10分程全速で走り続けて家に帰りました。

その日を境に2人とは連絡が途絶えました。
KとN、これを見ていたら、実家の方でもいいので連絡ください。

出典:2
リンク:2

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