餓鬼の頃の淡い思い出
2007/07/23 11:02 登録: えっちな名無しさん
748 :1/3 ◆14i8DGv4IM :2007/07/20(金) 01:17:45
326 名前:恋人は名無しさん[] 投稿日:2007/07/20(金) 01:01:47 ID:vkBjdfYN0
中学時代の修学旅行の時の話。
2日目の夜だった。
明日は帰宅する日なので、最後に騒ごうと教師の目を掻い潜って女子の部屋に乱入。
教師は教師で宴会やってて見回りにも来ないのを偵察部隊が確認。
王様ゲームだのなんだのと馬鹿騒ぎしたよ。
深夜1時くらいだと記憶しているが、
俺は部屋に一旦仮眠しに帰ったよ。一日目に完全ALLしてたから、
睡魔に勝つことが出来ない状況だったし。
特にかわいい女子も居ない上、一日目の疲れで皆寝てて、
集まったのは男ばっかりでむさくるしいっつーのもあったし。
二人部屋で相方は夜11時くらいには寝てたようで鼾がうるさかった。
俺も睡魔の攻撃に我慢できなくなっていたから、自分の部屋で眠てたんだ。
そしたら、当時の田舎中学じゃ持ってる方が珍しかった携帯に電話が。
それは、さっきまで騒いでいた部屋とは別の部屋のAさんからだった。
着信音で目覚めた俺。時刻は2時過ぎだったかな。
俺「もしもし・・・。」
A「ごめん、寝てた?」
俺「ああ、すっげー寝てた。何?」(寝ぼけて眠くて不機嫌な声)
A「うん、皆寝ちゃってて面白くなくって。少しお話したいなって・・・。」
俺「・・・」
そーいえば、消灯前にAさんから電話が来てたのを思い出した。
「部屋の人、寝ちゃってて話相手いないんだよね・・・。あとで電話しても良い?」
って言ってたな、確か。一応、集まりには来てた様だが、すぐ帰ったようだ。
俺「いいよ(あくびしながら)。でも、電池がもつかな(充電器を家に忘れた)・・・。」
A「じゃあさ、部屋来てよ!」
俺「ん〜・・・。分かった。そっち行くわ・・・。」
電話を切り、くっつきそうな瞼を懸命に開けながら女子の階まで上り、部屋の前へ。
749 :2/3 ◆14i8DGv4IM :2007/07/20(金) 01:18:32
327 名前:恋人は名無しさん[] 投稿日:2007/07/20(金) 01:02:50 ID:vkBjdfYN0
部屋に入れてもらって、まあ、とめどもない世間話をした。
30分くらいした後かな。突然、
A「ねえ、○○(俺のあだ名)は好きな人いるの?」
って切り出してきた。
俺「おいおい、定番の話だな(笑)
今のところ□□(隣のクラスのソフトボール部。一応、学年一番人気の女子。別に好きでは無かったが、
有触れた回答にしようと思ったから。仮に俺が告っても玉砕間違いないだろうがね。)とか良いかなって。お前は?」
A「い、いるよ・・・」
俺「お!青春してるねぇ〜。で、誰よ!?」
A「え〜っとね・・・。えっと・・・。」
俺「はぁ!?ここまできといてそれはないだろぉ〜。俺も言ったんだし、言えよ〜。そうだ。当ててやろうか?」
A「・・・」
俺「サッカー部の☆とかか?あいつ、格好良いもんなぁ。」
A「違う・・・。」
俺「お!顔で選ばないとは堅実だね。こういっちゃ何だが、あいつは性格悪いぜ〜。」
A「そうなんだ・・・。」
俺「じゃあ、◎か!?それとも●!?(両方とも人気が上位の男子)」
A「違うよ・・・。」
俺「え〜。じゃあ、誰よ?」
A「・・・○○(俺のあだ名)・・・。」
俺「・・・・え?」
お互い沈黙したよ、少しの間。
小学校3年から中2までずっと同じクラスで、互いに異性だなんて全く思ってなかったのにさ。
少なくとも俺はね。正直びっくりなんてもんじゃない・・・。
A「私と付き合ってほしいんだけど、駄目かな・・・?やっぱり、□□のほうが良い・・・?」
凄く緊張しながら、そう俺に問いかけてきた。
俺「・・・。ちょっと、時間くれ・・・。」
そう言って部屋に帰った。
750 :3/3 ◆14i8DGv4IM :2007/07/20(金) 01:19:35
328 名前:恋人は名無しさん[] 投稿日:2007/07/20(金) 01:03:44 ID:vkBjdfYN0
翌日の帰りの飛行機は席が離れてたから、レクに参加しながら返事を考えてた。
正直なところ、約6年間もクラス一緒で、ずっと友達の如くやってたから、
どーしていいか分からなかった。
んで、受験生の夏は非常に大事だしね・・・。
はっきり言って恋愛なんてしても大丈夫なんだろうかと・・・。一通り悩んで、答えは用意した。
旅行休み明けの登校日の部活終了後、Aが待っていて、
一緒に帰ろうと言ってきた。何度も一緒に帰ってたから、どうということは無いんだけど、
その日だけは、やっぱりいつもと違ってたね。
俺は自転車通学でAは徒歩。自転車を押しながら、沈黙しながら歩いてく。
その重い空気を何とかするため、俺は答えをAに言った。
俺「なんかさ、今とあんまし変わらない気がするけど、よろしく。」
A「・・・OKってことで良いの?」
俺「・・・おう」
A「ありがと♪よろしくね!」
俺「・・・おう」
翌日、学校で冷やかされたよ。そりゃあ、そうだよね。
Aは、男女問わず俺への告白の相談をしてたんだからさ。
知らなかったの、ほぼ俺と不登校やってた奴だけ・・・。
旅行の夜も、Aの部屋じゃ全員寝たふりしてて、会話を聞いてたらしい・・・。
やられたね・・・(苦笑)
これが人生最初に告白された時なんだよね。
Aとは大学まで付き合ってて、別れた後はお互い家庭を持った。
んで、俺は横にいる奥さんにリニューアルしたカ○ブに連れてってとせがまれている。もう寝てるけどな。
夏休みにネズミーは勘弁してくれって感じだよ・・・。
たまにAとはメールしたり会ったりしていた。決して不倫には行かなかったけど(苦笑)
餓鬼の頃の淡い思い出もたまに思い出すと良いもんだ。
長文失礼しました。
出典:カプール板のレスをコピペして鬱になるスレ Part78
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