彼女からの告白
2007/08/07 22:28 登録: 気団板粘着男?
81 :恋人は名無しさん:2007/04/02(月) 02:22:31 ID:2fbPor2B0
私服ではユニクロ一直線の俺とは釣り合わないくらい美人の職場の後輩。
ひょんなことで晩飯を一緒に食べ、ドギマギしつつも適当に雑談して食事は終了。
駅までの道を歩いていて、人気のないところに来たら、彼女が急に立ち止まる。
俺「どしたの?」
下を向いている彼女「あの…」
俺「?」
彼女、下を向いたまま小声で「好きなんです」
俺「へ?」
彼女下を向いたまま「…」
俺、パニック。何か言わなきゃと思いつつ馬鹿なことしか聞けないもので…
俺「えっと、それは、俺のこと?」
彼女、うなずく。
俺、パニック。「それは男女の関係として…」
彼女、うなずくが、視線を合わせてこない。
俺、さらにパニック。「あー… でも、好みのタイプはガクトとか言ってなかったっけ?」
彼女、顔を上に向ける。栗山千明みたいな美人が泣きそうな目でにらんで来て、
それだけで失神しそうだったのに「好きなんです!!」って、
20メートルぐらい向こうの通行人が振り向くくらいの大声で言われノックアウト。
しばらく見とれてしまって言葉を発することができず、そのことについて
まず「ごめん」と言ってしまい、彼女の表情が一変。その変化の仕方も美しく、
それに見とれてしまったが、この時はすぐに自分の失敗に気付き
「いやいや、いやいや、あの、そういうことじゃなくて、急に言われてびっくりしちゃって…
でも、光栄です。俺でいいなら」とヘタレな返事。
89 :81:2007/04/05(木) 12:56:41 ID:RZvgXVdP0
すると彼女、切れ気味に「俺でいいなら、って…どういうことですか!?」
と問い詰めてくる。涙目で見つめられてたまらんかった…
あとで聞くと、彼女、はっきりした返事が欲しかったらしい。
ここで、俺、ようやくアタマが働き始める。
正直、その瞬間まで、彼女がきれいすぎて恋愛対象として全然見てなかった。
まさしく「高嶺の花」。だからこの直前の食事の時もドギマギしつつも、
恋愛話なんか一切出さず、職場の上司先輩後輩のおもしろエピソードや、
学生時代のサークルの話、おもしろかった映画、とか普通の話だけしてた。
で、そういうことを正直に話すことにした。
俺、上を向いて言葉を探しつつ、時々彼女に視線を合わせて
こんなようなことを言った。
「気持ちはすごくうれしいんだけど、正直なところ、
○○さんは美人すぎて、俺と縁があるとはまったく思ってなかった。
だから今、非常に混乱してる。ついさっきまでそういう可能性を
考えることも放棄してきた状態なので、気持ちが追いついてこない。
だから、簡単に「うん、俺も好きだよ」なんて言えない。
でも、○○さんはものすごく魅力的だし、話していて楽しいし
(美人と話してりゃ内容がつまんなくても楽しいんだけどさ)
付き合えるならすごくうれしい。だから、まずは映画に行ったり、
散歩したりするところから始めましょう」
途中から彼女が下を向いて目をぬぐったりしているのが見えた。
俺が話し終えると彼女は「ありがとうございます」と一言。
俺は「じゃあ、きょうは帰ろうか」と言って、ドキドキしながら手を出してみた。
彼女も応えてくれて駅までの数分間、無言で手をつなぎながら歩いた。
90 :81:2007/04/05(木) 12:58:16 ID:RZvgXVdP0
終電まで余裕があったので駅近くの喫茶店でコーヒーを飲んだけど、
ここでもお互いに意識しちゃって無言。携帯のアドレス交換をして、
「じゃあ、なんの映画見ようか」と言ってひとしきり話して、
「宇宙戦争」に決定ww 今考えれば恋愛モノとかにすれば良かったんだが、
沈黙に耐えきれずに「原作のこういうところがすごい」
というヲタな話をした結果、そうなってしまった。
その時俺が一番見に行きたかったのは実は「ヒトラー最期の12日間」
だったりしたんだが、さすがにこれは初デートで見に行く映画ではない。
その程度の判断力は残っていた。
まあ、それも後日彼女と見に行ったんですけどね。
で、駅に着いて路線が違うのでその日は別々に帰宅。
「家に着いた」メールと「おやすみ」メールを交わして
布団に入ったが、なかなか寝られず、焼酎を2合ほどあおってようやく就寝しました。
あと、彼女が俺のどこに惹かれたかはだいぶ経ってから聞いたけど
「私になんの興味も示さなかったのが新鮮だった」という趣旨のことを言ってた。
彼女はいろいろと話しかけてきたり、
気付いたら俺を見てしまってたりしてたらしいんだが、
俺の方は「ああ、社交的なんだなあ」とか、「気のせいだ」と自己抑制してた。
告白の直前の食事でも、なんとか恋愛話に持ち込みたかったらしいんだけど、
俺がまったく恋愛話を振らないことに相当あせっていたそうだ。
それで路上の告白に及んだ、と。
しかし、そういう風に思ってるなら「好みのタイプはガクト」とか言うなよなwww
まあ、こっちとしては興味津々ではあったが
「身分違い」に臆してただけ、ということなんだけどね。
あとは「落ち着いてるところ」とか、「意外に抜けているところがある」とか。
未だに俺の何が良くて惹かれたのか、腑に落ちる答えはもらってません。
出典:【あなたが】告白したときされたとき【好き】Part4
リンク:http://love6.2ch.net/test/read.cgi/ex/1172819348/

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