お互い様
2007/08/07 23:07 登録: えっちな名無しさん
姉「マリオカートしようよ!」
突然、俺の部屋に姉が入ってきた。
俺「え〜、姉ちゃん弱いから面白くないよぉ。」
姉「ちょっと腕上げたんだよぉ。試してみようよぉ。」
FF最中だったけど、だだをこねられては後々厄介なので、
俺「一回でも負けたら終わりだからね!いい?」
姉「やったぁ!」
そう言うと、姉はいつものキノピオを選択して、いざ勝負。
姉はゲームをする時、何故かいつもコントローラーを押すと同時に左右上下に腕を振りながらオーバーリアクションをする。
俺「姉ちゃん、指だけ動かすだけでいいんだってw」姉「え〜。だって力入るでしょw」
そんなこんなで、勝負が終わって見れば、案の定、相手ではなかった。
俺「はい。終わりね。」
姉「もう、一回だけ〜!」
俺「だめ!」
姉「ぶぅ。けちぃぃぃ!」
姉はふてくされ、俺のベッドでうつ伏せになり頭を壁側に向けて寝てしまった。
俺は姉を放っておいて、FFを再開した。
あれから二時間くらいやって、そろそろ寝ようかな?と思い、ベッドを見ると、まだ姉は寝ていた。
俺「ちょっとぉ、寝るから自分の部屋に戻ってよ!」
そう言っても姉の反応がない。
マジで寝てやがる!
耳元で言ってやろうと思い、姉の寝顔に顔を近付けた時、なんと!
シーツによだれを垂らしているじゃないか!
最初は、何やってんだよぉ!と思ったが、マジマジとよだれを垂らした姉の寝顔を見ると、急激に萌えてしまい、思わず写メを撮ってしまった。
シャッター音と共に姉は目を覚まして、
姉「はっ!ご、ごめ〜ん、寝てたぁ。」
姉は目を擦りながら、腰を起こしてベッドに座った。
俺「寝るのはいいんだけど、これヤバくない?w」
俺は半笑いながら、ベッドの染みを指さしながら言った。
姉は、振り返り自分のよだれ部分を見付けると
姉「ち、ちがうの。これは!」
染みの部分を手で隠して、何度も擦っている。
俺「もういいから、おやすみ。」
姉「ご、ごめんね。許してね。」
姉はちょっと泣きそうだったけど、早々と追い返すように、部屋の外へ出て行った。
姉が部屋から出て行った後俺は、ベッドの染みが気になり、先程撮った姉の写メを見ながら、よだれが染み付いた部分の匂いをかいでみた。
萌えを目と鼻で感じながら、とても良い気持ちになっていた。
しかしその時いきなりノックもせず、姉がドアを開けて入ってきた。
部屋はまだ明かりが付いたままだったので、はっきりと俺が姉の垂らした、よだれの匂いをかいでる瞬間を目撃されてしまった。
これは、終わった...
そう思い姉と目が合うと
姉「シーツ交換するね。」
姉は一瞬ちょっと驚いた感じではあったけど、顔には出さず、ニコッと笑いながら、無言でシーツを換えていった。
お互い無言のままだったが、このままだと、これから気まずくなるんじゃないかと思い、俺から口を開いた。
俺「あ、ありがと。あ、あの?」
姉は俺が言い出すのを待たずに、
姉「お互い様だからいいよ。また、マリオカートやろうね。」
そう言うと、姉は笑顔でバイバイしながら部屋を出ていった。
出典:姉萌え保管庫
リンク:姉萌え保管庫

(・∀・): 157 | (・A・): 44
TOP